
マカオ航空(澳門航空/Air Macau)の成田国際空港からマカオ国際空港への直行便は、7月1日から増便されて毎日2便。20:00発の便なら金曜日の夜出発で週末をマカオで過ごすのにも便利です。所要時間は5時間。あっという間にマカオです。さて、どんな機内食が提供されているのでしょうか。実機搭乗レポートです。
増便で週末旅行も可能に!

成田国際空港から毎日2便、関西国際空港から毎日1便、福岡国際空港から週4日(月・水・金・日)各1便の直行便を運航するマカオ航空。日本国内のコードシェア便は札幌と東京・大阪、大阪と福岡を結んでいます。
成田から20:00の便に乗ればマカオ着は23:45。マカオ空港から市街地はタクシーで10分から30分ほどなので、この時間到着でも余裕です。この便なら金曜日の夜の出発にも便利です。週末だけだとしても、日曜日の朝までゆっくり過ごして13:40発の便に乗れば成田に戻るのが19:00なので、月曜日からの仕事にも差し障りはなさそうです。
今回のレポートは、往路便は2019年7月22日(月)NX861便 成田16:00発マカオ20:05分着、4日後の26日(金) NX868便 マカオ発13:40成田着19:00のものです。
エンターテイメントサービスも充実

使用機材はAirbus A320。日本の国内線でもメジャーな航空機で、シートは中央の通路を挟んで3席ずつ並びます。

搭乗して離陸、安定した高度になると、まずは飲み物が提供されました。コーヒー、紅茶、日本茶に、リンゴジュース、オレンジジュース、炭酸飲料など一般的なラインナップでした。

座席にはモニターはありませんが、機内WiFiに接続すれば、自分で持ち込んだタブレットやスマートフォンで、マカオ航空のエンターテイメントプログラムに接続することができます。往路便でこのサービスがありました。
マカオ到着前にマカオの観光情報を見たり、映画・テレビ番組、音楽を楽しむこともできますが、現状は中国語と英語のみの対応。ただ、日本語を選択するためのボタンはすでに搭載されているので、近々の日本語対応も視野に入れているようでしたよ。
NX861便 成田~マカオの機内食

マカオへの便では、日本で作られた和食か中華を選ぶことができます。こちらが中華メニューです。

前菜には、かまぼこ、フキの煮物、しらたきの煮つけに、なます風の大根とニンジン、それに押しずしが一個。

蕎麦もついていて、そばつゆは別添え。コンビニで売っている蕎麦のクオリティーでした。

この日の中華メニューは中華丼。海老やイカ、アサリなどのシーフードもたっぷり、オクラも入って優しいおいしさ。ちなみに和食メニューはすき焼きとのことでした。

デザートはパイナップル、キウイ、洋ナシといったフルーツ。バターやクリームを使ったスイーツではないのでヘルシーですね。
NX868便 マカオ~成田の機内食

マカオから成田の復路便では、チキンの中華風煮込みか和風の魚料理を選べます。チキンを選んでみました。

きゅうりと鶏肉の中華風和え物は、ゴマが効いていてサッパリといただけます。

往きと同様に蕎麦もついていますが、盛り方がなんとなく雑な気が。味はほぼ同じです。

メインのチキンはトマト味に煮込まれたもの。温野菜もあるのでバランスがいいと思います。

帰りのデザートも果物で、スイカとパイナップルでした。大きなカットで食べ応えがあります。
特別機内食も充実
温かい野菜、それにデザートもフルーツと、身体に嬉しい気遣いが感じられるマカオ航空の機内食ですが、さらに事前に予約すれば食事制限などに対応した特別機内食にすることもできます。
キッズ用に、「ベビーミール」は離乳食、「チャイルドミール」は2歳から12歳の子供に。ベジタリアンメニューも中華風の「オリエンタル」か洋風の「ウエスタン」の2種類から選べます。フルーツにパンとスープの「フルーツプレート」は日本発便のみ。他にも糖尿病食、低カロリーミール、低脂肪/低コレステロールミールなどの健康にかかわる食事や、牛肉・豚肉を一切使用しないヒンズー教徒ミールなどもあります。(日本発便のみ)。

約5時間のフライトですから、食事の時間にも余裕があってゆったりと楽しめます。食事に続くデューティーフリー販売も終われば、もうすぐ到着地。ストレスの少ないフライトでした。
取材協力:マカオ航空
[All photos by Atsushi Ishiguro]
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Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー
旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。
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