うなづき湖とトロッコ電車
写真提供:(一社)黒部・宇奈月温泉観光局
日常生活で時間に追われて、慌ただしく過ごしていると、スローダウンしたくなりますね。暑い日が続いていると、セカセカしているのにウンザリしてきます。
だったらこの夏は、本気でスローダウン。7ヶ月で約100万人(乗車人数)が訪れる、富山県の黒部峡谷トロッコ電車に乗りませんか。日本一深い黒部峡谷は、長さ86km、標高差3000mを流れ下る黒部川の上・中流域に、切り立った深いV字峡を形成する大峡谷。黒部渓谷にある宇奈月、黒薙、鐘釣、欅平駅間を片道1時間20分でかけて、平均約15㎞で絶景の中をゆっくり走ります。車窓から吹き込む峡谷の風を受けて、大自然の絶景を眺めていると、夏の暑さやイライラは吹き飛んでしまいますよ。今回は、黒部峡谷トロッコ電車の絶景へ旅立ちましょう。
人間は渡れません【猿のつり橋(宇奈月駅〜黒薙駅)】
宇奈月ダムが建設された後、湖周辺に生息する野生の猿が餌場を求めて対岸へ渡れるように作られた「猿のつり橋」。サル専用のため手すりはなく、人間は渡れません。食料が不足した猿が下流の人里に現れるのを防ぐために、国土交通省北陸地方整備局黒部河川事務所が架けた橋です。
怖いから覗き込みたくなる【後曳橋(黒薙周辺)】
写真提供:公益社団法人 とやま観光推進機構
黒部峡谷鉄道の中で最も深く険しい渓谷に架かる、高さ60mの「後曳橋」。黒部川の支流である黒薙川に架かる橋から渓谷を見下ろすと、思わず後ずさりをするほど深いので「後曳(あとびき)」とつけられたそう。黒部渓谷鉄道黒薙駅を出るとすぐトロッコ電車から見える、人気の撮影スポットです。
トロッコ電車でしか辿り着けない秘湯【黒薙温泉 天女の湯(黒薙周辺)】
写真提供:公益社団法人 とやま観光推進機構
峡谷美を楽しみながら温泉に浸かる、絶景の露天風呂「黒薙温泉」。トロッコ電車に乗り、山道を20分歩かないと、辿り着けない秘湯です。女性専用の露天風呂「天女の湯」は、高台から黒薙川を見下ろせ、無色透明の柔らかなお湯はお肌をつるつるにする美肌の湯。露天風呂は、秋や冬には寒い場合もあるので、夏が気持ち良いかもしれませんね。
住所:〒938-0282 富山県黒部市 宇奈月町黒薙
入場料:日帰り温泉 大人 700円(税込)
Website:https://www.kuronagi.jp/
泉質の特長
泉質:弱アルカリ性単純温泉(低張性高温泉)
効能:神経痛・筋肉痛・五十肩・慢性胃腸消化器病・冷え性・痔病・関節痛・運動麻痺・打ち身 他
[公式]黒部峡谷の秘湯 黒薙温泉旅館 Ver.3 ドローン4K 空散歩/〈公式〉黒薙温泉旅館
黒部峡谷ナンバーワンの絶景【鐘釣橋(鐘釣周辺)】
写真提供:公益社団法人 とやま観光推進機構
黒部峡谷鉄道「鐘釣駅」程近くに架かる「鐘釣橋」。橋から望む紅葉は「錦繍関」と称されるほど美しいことで知られますが、夏の深いグリーンも美しいもの。黒部峡谷ナンバーワンの景勝地を誇ります。
エメラルドグリーンの渓流【猿飛峡(欅平周辺)】
写真提供:公益社団法人 とやま観光推進機構
黒部川本流で最も川幅が狭く、昔猿が飛び越えたことから命名された「猿飛峡」。特別名勝・特別天然記念物の両方に指定された、大自然と渓流の絶景。美しい清流は、見惚れてしまう淡いエメラルドグリーン。欅平駅から、猿飛峡まで徒歩で20分ほど。
https://youtu.be/mAzFYqUgTSM
黒部峡谷トロッコ電車 2019夏 CM 60秒編/Kurobe Kyokoku 黒部峡谷トロッコ電車
日本一深い黒部峡谷だからこそ、ゆっくり進むトロッコ電車。涼しい風に吹かれて、素晴らしい峡谷の絶景を眺めていると、あなたの心の窓も開かれていくことでしょう。夏は、心にも風通しをしたいものです。