旅の目的は「たったひとつ」で良い
旅の目的は「たったひとつ」が潔いと思いませんか。
あれもこれもと盛りだくさんは、大人には野暮というもの。情報が氾濫している現代だからこそ、余計なものは削ぎ落として、自分の「たったひとつ」を選び取るのが粋。旅の荷物はシンプルに、期待だけを詰めて。
私たちがまだ訪れたことのない、未知の場所や絶景。
笑顔で迎えてくれる、あたたかい地元のひと。
生産地ならではの、新鮮で美味しいもの。
珠玉のように散らばる日本各地の魅力を発信する「ONESTORY(ワンストーリー)」。「ONE=1ヵ所」を求めて日本を旅するメディアから、私たちの「たったひとつ」が見つかりそうです。
生涯忘れられない紅葉の絶景に巡り会いたい
山が、樹々が、里が、町が、
秋に装いました。
青々と未熟だった葉っぱは、
川、池、湖のパートナーの力を得て、
成熟して、振り返るほどに色づきました。
時に誇らしげに、
時に鮮やかに、
時に艶やかに、
美しく粧って、あなたが来るのを待っています。
秋という季節にしか出会えない「紅葉」。
心を動かされ、生涯忘れられない紅葉の絶景に、巡り会いたいと思いませんか。
尾瀬国立公園 金色に輝く草紅葉
尾瀬の湿原といえば夏を思い浮かべますが、秋の「草紅葉」をご存知でしょうか。日本最大の山岳湿地「尾瀬国立公園」の草紅葉は、特に標高が高い『アヤメ平』や『大江湿原』から始まり、9月中旬から下旬にかけて、湿原一帯が黄金色に輝きます。草紅葉は樹々の紅葉とは異なる趣きを感じますね。風に揺れる一面の草紅葉を見た時、心がどこか遠くへ、連れて行かれるかもしれません。
【湿原の草紅葉】 例年9月中旬〜下旬頃
【樹木の紅葉・黄葉】例年9月下旬〜10月頃
ONESTORY(ワンストーリー)
日本最大の山岳湿地を染め上げる草紅葉と清冽な水辺が、秋の美景をもたらす。[尾瀬国立公園/福島県南会津郡]
尾瀬国立公園
住所:福島県南会津郡檜枝岐村字燧ケ岳
アクセス:東北自動車道西那須野塩原ICより車で約2時間20分/会津鉄道会津高原尾瀬口駅から会津バス乗車、バス停・沼山峠下車、乗車時間約2時間、バス停より徒歩約1時間
東北の秋 真面目に秋と向かい合おう
2016年12月にYouTubeにアップされ、わずか1週間で再生回数が800万回を超えた「Autumn Colors in Tohoku, Japan 4K (Ultra HD) – 東北の秋」。2019年9月18日現在では、再生回数が2,700万回を超えています。
海外に向けて、東北の魅力を発信するために撮影されたプロモーション動画は、同じ日本人の私たちの目も釘付けにし、東北の魅力に惹きつけられます。「真面目」「素朴」「実直」な印象を受ける、東北の秋。全てがワンタッチで手間を省いている現代、秋の東北を訪れると忘れかけていた大事なものが見つかるかもしれません。
Autumn Colors in Tohoku, Japan 4K (Ultra HD) – 東北の秋/TOHOKU JAPAN
【東北の紅葉時期】例年9月下旬〜11月下旬(地域により異なる)
栃木県小田代ヶ原 湖に佇む貴婦人
周囲2kmほどの広さの湿原「小田代ヶ原」中央に凛と立つ、1本の「シラカンバ」の木。ほっそりとした白い姿が貴婦人のように見えるのか、「小田代ヶ原の貴婦人」という愛称で親しまれ、多くの写真家の憧れの的。「小田代ヶ原湖」は、長雨や大雨が降った時、小田代ヶ原の低地に出現する湖。黄金色に輝くカラマツを従え、白い貴婦人が小田代ヶ原湖の水面鏡に見惚れる姿は、数年に一度しか現れない貴重な絶景と言われます。
【湿原の草紅葉】例年9月下旬から10月上旬
【樹木の紅葉・黄葉】例年10月上旬から中旬 カラマツやミズナラなど
ONESTORY(ワンストーリー)
「貴婦人」と紅葉、幻の湖が織り成す、夢の共演。[小田代ヶ原/栃木県日光市]
小田代ヶ原
住所:栃木県日光市中宮祠
アクセス:日光宇都宮道路より赤沼車庫まで車で約30分、赤沼車庫から低公害バス乗車、バス停・小田代ヶ原展望台下車、乗車時間約15分、バス停より徒歩すぐ
今回のたったひとつは、生涯忘れられない紅葉の絶景。私たちが旅へ向かわずにいられないのは、日常で求められない「たったひとつ」に出逢うためなのです。
注意:記事掲載の情報は、2019年9月19日現在のものになりますので、実際の紅葉の状況やイベントなど詳細につきましては、各観光協会や施設に直接お問い合わせください。