チャイナタウンに変化 お洒落なキャナルストリートマーケットが登場
「断固中華の世界」のチャイナタウンに変化が起こり、”Canal Street Market(キャナルストリートマーケット)”が登場したのは、2016年末。かつてのチャイナタウンのイメージを覆す、お洒落なマーケット。ミートパッキング・エリアにあるChelsea Market(チェルシーマーケット)のミニ版という感じ。Chelsea Market(チェルシーマーケット)が観光客だらけになり、商品が高価すぎてニューヨーカーの足が遠のいたのと反対に、活気付いています。地下鉄駅のすぐそばというアクセスも魅力。
今回は、Canal Street Market(キャナルストリートマーケット)の魅力の中で、「フードエリア」を写真とともにご紹介。次回のショッピングエリア編とあわせてご覧くださいね。
さて、どんなお店が出店しているでしょうか。
ナポリ発ピッツア Enzo Bruni La Pizza Gourmet
チャイナタウンでは、珍しいピッツア屋さん。お隣のリトルイタリーも、小規模になってしまったので、ここでピッツアが食べられるのは良いですね。
イタリア・ナポリ出身のオーナーシェフが作る、トマトソースとモッツァレラチーズたっぷりのピッツア。ワンスライスで売ってくれるので、気軽につまめます。値段はワンスライス5ドルから。
公式サイト:https://enzobrunigourmet.com
ヘルシー志向サラダ Fresh & Co
ベジタリアンやマクロビ志向が多いニューヨークで、サラダのお店。サンドイッチも出来ます。
公式サイト: http://www.freshandco.com
ツルツルの腸粉 Joe’s Steam Rice Roll
クイーンズ・フラッシング発の腸粉のお店。お米の粉から出来た皮がツルツルして美味しく、中には肉や海鮮が入っています。飲茶で食べる機会はありますが、専門店は珍しいですね。出来たては美味しそう。中国系の人たちがおやつに買っていました。
公式サイト:https://www.steamriceroll.com
ファストフードスタイルのラーメン KURO-OBI(黒帯)
ニューヨークでラーメンブームの火付け役となった「博多一風堂」の姉妹店で、ファストフードスタイルの”KURO-OBI (黒帯)” 。店内で食べるのと異なり、待ち時間もチップも不要なので、時間のないあなた向き。ラーメンを入れてくれる容器がニューヨーク仕様に可愛くて、持ち帰りたくなります。
公式サイト:https://kuroobi.nyc
和食が恋しくなったら Izakaya Samurice
日本発の”Izakaya Samurice(居酒屋さむらいす)”、お弁当やカレーライス、おにぎりなどが売られています。サンプルを見てびっくり、納豆ご飯がありますよ。日本人には恋しいものの一つですが、アメリカ人や他のアジア系でオーダーする人はいるのでしょうか。日本食が恋しくなったあなたは、ぜひお立ち寄りください。
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/izakayasamurice/
アメリカ人考案のかき氷 Bonsai Kakigori(盆栽かき氷)
日本に旅したアメリカ人が、日本のかき氷に魅せられ、オープンした”Bobnai Kakigori(盆栽かき氷)”。盆栽とかき氷を結びつけてしまうとは、大胆で強引なアイディアです。どんなかき氷が出てくるのかなあ、誰か買わないかなあとしばらく待っていたのですが(自分では買わない 笑)、誰かがオーダーするタイミングをつかめず残念。どんなかき氷なのかは、公式サイトで見られます。
ドリンクのオーダーが入ったので見ていると、なんとラテン系らしきスタッフが茶筅で抹茶をたてています(本人の了解を得て撮影しています)。オーダーごとに、フレッシュな抹茶のドリンクが味わえるようですよ。
公式サイト:https://www.bonsaikakigori.com
人気の3色バブルティー Boba Guys
サンフランシスコ発祥のバブルティー(タピオカミルクティー)屋さんの”Boba Guys”。西海岸ではタピオカミルクティーを「ボバ(Boba)」と呼ぶそうです。取材当日が8月の暑い日だったこともあり、飲食店舗の中で一番人気でした。シグナチャー・メニューは、Strawberry Matcha Latte(ストロベリー抹茶ラテ)。3層になったパステルカラーが綺麗で、抹茶とストロベリーが意外にもマッチしています。
公式サイト:https://www.bobaguys.com
飲食スペース
座って食べられる飲食スペースもあります。カラフルでなかなか可愛いですよね。
トイレもあります
チャイナタウンに行く時、使えるトイレがない(飲食店のは古くてあまり綺麗でない、しかも男女共用の店が多い。)ことが悩みだったのですが、嬉しいことにマーケット内にはトイレがあります(写真中央奥)。男女別に分かれていますが、2019年8月当時、女性用個室は2つだったので列は覚悟で。
Canal Street Market(キャナルストリートマーケット)には、日本系のお店が多かったことにちょっとビックリ。今までチャイナタウンで、日系のお店を見かけることはなかったからです。実験的スペースで、店舗も入れ替わっているようなので、今は何が旬なのか覗いて見るのも楽しいですよ。
住所:265 Canal St, New York, NY 10013
HP:https://canalstreet.market
注:記事掲載の情報は、2019年8月取材当時のものであり、店舗や価格に変動の可能性がありますのでご承知ください。
[All photos by Hideyuki Tatebayashi]