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【2019年11月・開催日順】日本の祭りはこんなにも美しい。日本全国 11月の祭りカレンダー

Posted by: 青山 沙羅
掲載日: Nov 1st, 2019.

日本全国には、各地の伝統を守ってきた、個性豊かな祭りが数多くあります。男性的な祭り、女性的な祭り、静かなものから、勇壮なものまで。そこで、TABIZINEでは「日本全国祭りカレンダー」として、毎月各地の祭りをご紹介いたします。祭りの熱気を感じて、きっと出かけたくなりますよ。

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酉の市1
写真提供:公益財団法人 東京観光財団 


11月1日~3日 尾道ベッチャー祭り<広島県尾道市、吉備津彦神社>

尾道ベッチャー祭り
写真提供:広島県 

尾道市民俗文化財に指定されている、尾道の奇祭「ベッチャー祭」。江戸時代に広がった疫病退散の祈願が始まりと伝えられています。祭りの最終日3日目には「ベタ」、「ショーキ」、「ソバ」の三鬼神や獅子が、市内を練り歩きます。子供を見つけると獅子は噛み付いたり、三鬼神は手にした「ささら」や「祝棒」で頭をたたいたり体を突いたりするので、子供は怖がって大泣き。ただし、これには意味があり、「ささら」でたたかれると頭が良くなり、「祝棒」で突かれると子宝に恵まれ、また1年間の無病息災が約束されるそうです。尾道の子供が無事に成長するのは、三鬼神や獅子のおかげなのですね。

尾道ベッチャー祭り

【開催期日】2019年11月1日(金)~11月3日(日)
【開催時間】公式サイトのスケジュールをご確認ください。
http://onomichi.main.jp/betcha/
【開催場所】広島県尾道市、吉備津彦神社
【入場料】無料
【公式サイト】尾道ベッチャー祭り 公式サイト 
http://onomichi.main.jp/betcha/


【おのなび動画】047.ベッチャー祭/尾道観光協会〔おのなび〕

11月1日~5日 益子陶器市<栃木県芳賀郡益子町>


(C)Shutterstock.com

陶器市は1966年(昭和41年)から始まり、例年、春のゴールデンウイークと秋の11月3日前後に開催。陶器はかなり安く買うことができ、立ち並ぶ約500のテントに目移りして時間が足りないほど。焼物だけでなく地元農産物や特産品の販売も魅力、春秋あわせて約60万人の人出があるそうです。ぽってりと温かみのある益子焼は、秋冬の食卓に欲しくなりますね。

益子陶器市

【開催期日】2019年11月1日(金)~11月5日(火)
【開催時間】9:00~17:00頃
【開催場所】栃木県芳賀郡益子町
【入場料】無料
【公式サイト】益子陶器市 – 益子町観光協会
http://blog.mashiko-kankou.org/ceramics_bazaar/


益子 秋の陶器市」 若い世代からも人気/下野新聞チャンネル

11月2日~3日 おはら祭り<鹿児島市>

おはら祭り
写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟 

「おはら祭」の名前の由来は、鹿児島の代表的民謡「おはら節」。昭和24年に市制施行60周年を記念して始まった「おはら祭」は2万人を超える踊り手が、鹿児島を代表する民謡「おはら節」・「鹿児島ハンヤ節」・「渋谷音頭」にあわせて練り踊る「総踊り」を中心に、躍動感あふれるダンス「オハラ21」、「パレード・マーチング&伝統芸能」、多くの子どもたちでにぎわう「YOU遊広場」など。南九州随一の繁華街「天文館」一帯を練り踊る様子は圧巻。

おはら祭り

【開催期日】2019年11月2日(土)~3日(日)
【開催時間】11月2日(土)[夜まつり]午後6時45分~午後9時
11月3日(日・祝)[本まつり]午前10時20分~午後5時
【開催場所】鹿児島市東千石町ほか
【入場料】無料
【公式サイト】鹿児島市制130周年記念 第68回おはら祭 – 鹿児島市観光サイト
https://www.kagoshima-yokanavi.jp


踊りつくせ!鹿児島・おはら祭60年/朝日新聞社

11月2日~3日 飯能まつり<埼玉県飯能市>


(C)Nichgon / Shutterstock.com

江戸時代からあった祭りが、市街地の山車・屋台曳行、郊外地区囃子団体の居囃子での競演、さらに各神社に伝わる獅子舞や鳶組合による梯子乗り、民踊流しパレード、小学児童による鼓笛隊、市民主体の模擬店・催事等々盛りだくさんの内容になって、昭和46年(1971)第1回「飯能まつり」となり全市をあげて開催。現在11町内が曳き廻しを行っています。

飯能まつり

【開催期日】2019年11月2日(土)~3日(日)
【開催時間】公式サイトをご確認ください。
https://mitte-x-img.istsw.jp/hanno-tourism/file/飯能まつりハ_ンフ.pdf
【開催場所】飯能市中心街
【入場料】無料
【公式サイト】はんのう。いい塩梅。|奥むさし飯能観光協会
http://hanno-tourism.com/

https://youtu.be/cbFMNeQTLyc
埼玉の祭 #39 飯能まつり【さいたまつり】/公式チャンネルさいたまつり

11月2日~3日 猪苗代新そば祭り<福島県猪苗代町>

猪苗代新そば祭り
写真提供:(公財)福島県観光物産交流協会 

猪苗代産の新そば「いなわしろ天の香」を「ひきたて、うちたて、ゆでたて」でいただけるイベント。新そばが食べられるだけでなく、そば粉・そば菓子やそばがゆ・天ぷらまんじゅうなどの販売のほか、新鮮な地元産の野菜の物産市もあり、美味しいものを持って帰れそうですよ。

猪苗代新そば祭り

【開催期日】2019年11月2日(土)~3日(日)
【開催時間】午前10時から午後2時30分まで
【開催場所】福島県猪苗代町総合体育館
【入場料】前売り券 1,000円(税込み)
当日そば券
・祝言そば券  600円
・ざるそば券 600円
・天ぷら盛り合わせ券 600円
【公式サイト】猪苗代新そば祭り 猪苗代町
https://www.town.inawashiro.fukushima.jp/cb/hpc/Article-23-14533.html

11月2日~4日 唐津くんち<佐賀県唐津市>


(C)Journey is bliss / Shutterstock.com

国の重要無形民俗文化財指定また平成28年(2016年)12月登録のユネスコ無形文化遺産「唐津くんち」。唐津神社の秋季例大祭で、笛、鐘、太鼓で奏でられる三ッ囃子(みつばやし)や曳子(ひきこ)の「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」の掛け声に乗って14台の曳山が旧城下町を巡行。囃子は「道囃子(みちばやし)」「競り囃子(せりばやし)」「立山囃子(たてやまばやし)」の3曲あり、笛、鐘(かね)、太鼓の三ッ囃子(みつばやし)で巡行にあわせて奏でられます。残したい”日本の音風景100選”のひとつに選出。

唐津くんち

【開催期日】2019年11月2日(土)〜4日(月)
【開催時間】公式サイトをご確認ください。
https://www.karatsu-kankou.jp/feature/karatsukunchi/
【開催場所】佐賀県唐津市、唐津神社
【入場料】無料
【公式サイト】旅Karatsu 唐津観光協会|唐津くんち 
https://www.karatsu-kankou.jp/feature/karatsukunchi/


唐津くんち[Hi-res/4K SAGA]/佐賀県観光連盟《公式》Saga Prefectural Tourism Federation

11月8日 酉の市(一の酉)<東京都台東区鷲神社・新宿区花園神社・他東京各地の神社>


(C)WildSnap / Shutterstock.com

酉の市は、11月の酉の日(十二支)を祭日として、浅草の酉の寺(鷲在山長國寺)や各地の鷲神社、大鳥神社で行われる、開運招福・商売繁盛を願う祭り。江戸時代から続く代表的な年中行事で、代表的な名物は「縁起熊手」。金銀財宝を詰め込んだ熊手で、運を「かっ込む」、福を「はき込む」といって開運招福・商売繁盛を願った縁起物。熊手守りは年々大きな熊手に換えてゆくのが良いとされます。二の酉は11月20日(水)。

酉の市

【開催期日】2019年11月8日(金)
【開催時間】午前0時から午後24時まで
【開催場所】東京都台東区 長国寺鷲神社・新宿区花園神社・他東京各地の神社
【入場料】無料
【公式サイト】浅草・酉の市2019 http://www.torinoichi.jp/index.htm


東京に年の瀬を告げる「酉の市」 浅草・鷲神社/TOKYO MX

11月8日~10日 若宮八幡宮裸祭り<大分県豊後高田市>

若宮八幡宮裸祭り

写真提供:公益社団法人ツーリズムおおいた 

日本三大裸祭りに数えらる、900年以上の歴史を誇る「若宮八幡秋季大祭・裸祭り」。長さ16メートル、重さ5トンの世界一の巨大たいまつは、火矢によって点火され、水上ステージでは大太鼓が打ち鳴らされます。最大の見どころは川渡しの御神幸で、神輿を担いだ締め込み姿の若者たちが桂川(かつらがわ)に入り、水しぶきを上げながら川の対岸へと神輿を渡す男らしい祭り。

若宮八幡宮裸祭り

【開催期日】2019年11月8日(金)~10日(日)
【開催時間】9:00~23:00頃
【開催場所】大分県豊後高田市御玉橋周辺河川敷
【入場料】無料
【公式サイト】若宮八幡秋季大祭・裸祭り 豊後高田市https://www.showanomachi.com/events/detail/315


豊後高田市 裸祭り/豊後高田市公式チャンネル

11月8日(金)~10日(日) 千年あかり<大分県日田市>

千年あかり

写真提供:公益社団法人ツーリズムおおいた 

里山保全から生まれた「千年あかり」。重要伝統的建造物群保存地区「豆田町」に約30,000灯の竹灯篭が並べられます。大分県は日本でも有数の竹工芸が盛んな地域ですが、竹の需要が減少していました。そこで「竹灯り」をまちづくりに活かし、豆田町や花月川沿いに30,000の灯りがともる幻想的な風景が「秋の風物詩」になりました。

千年あかり

【開催期日】2019年11月8日(金)~10日(日)
【開催時間】未定
【開催場所】大分県日田市豆田町 花月川周辺
【入場料】無料
【公式サイト】第15回 千年あかり 開催情報 おいでひた.com
https://www.oidehita.com/archives/28061


第14回千年あかり/
日田市公式動画チャンネル

11月16日〜2020年2月8日 夜神楽<宮崎県高千穂町>

夜神楽
写真提供:高千穂町観光協会 

「夜神楽」とは、里ごとに氏神(うじがみ)様を神楽宿と呼ばれる民家や公民館にお招きし、 夜を徹して、三十三番の神楽を一晩かけて奉納する古来からの神事。例祭日(れいさいび)は集落によって異なり、毎年11月中旬から翌年2月上旬にかけて、町内二十の集落で奉納されます。各集落では舞う順番が前後したり、題目が変わったり、それぞれで舞いものが異なるので、いくつかの夜神楽を見比べするのも良いかもしれませんね。夜明け頃に行われる岩戸五番(里によっては六~七番あることもあります)は、夜神楽の中でも大変人気のある舞。天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸(あまのいわと)に隠れられてしまった折に、岩戸の前で天鈿女命(あめのうずめのみこと)が調子面白く舞ったことにより、神々が大笑いし、不審に思った天照大神が姿を表したという日本神話が題材になっています。

本来は夜を徹し舞う夜神楽ですが、高千穂神社では抜粋した四番(4つの舞)を約1時間舞う「高千穂神楽」を、365日毎晩見ることが可能(11月22日、23日以外)。

夜神楽

【開催期日】2019年11月16日(土)〜2020年2月8日(土)
【開催時間】公式サイトのスケジュールをご確認ください。
http://takachiho-kanko.info/event/yo_schedule.php
【開催場所】宮崎県 高千穂町
【入場料】高千穂神社の高千穂神楽(11月22日、23日以外毎日) 700円
各集落の民家、または公民館 初穂料・寸志:3,000~4,000円・焼酎2,3本(目安)
【公式サイト】夜神楽 | 高千穂町観光協会
http://takachiho-kanko.info/event/yokagura.php


高千穂の夜神楽/時事通信映像センター

11月17日 鞍掛城祭り<山口県岩国市>

鞍掛城祭り
写真提供:一般社団法人山口県観光連盟  

鞍掛武者行軍、合戦出陣絵巻、各種パレード、バルーンリリース、各学校ブラスバンド演奏、いきりこ、玖珂太鼓、谷津神楽、生涯学習展などを開催する「鞍掛城祭り」。歴史ファンは、実際の鎧を身につけた武者が、約460年前の鞍掛合戦の様子を再現する「鞍掛合戦出陣絵巻」が必見。毎年1万人の人出がある、玖珂町の人気イベント。

鞍掛城祭り

【開催期日】2019年11月17日(日)
【開催時間】9:00~15:15頃
【開催場所】山口県岩国市玖珂町 玖珂こどもの館前広場
【入場料】無料
【公式サイト】鞍掛城まつり – 山口県観光連盟
http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/11229


鞍掛城まつり 鞍掛合戦出陣絵巻 山口県岩国市玖珂町/opticanon

11月23日 山口天神祭<山口県山口市>

山口天神祭
写真提供:一般社団法人山口県観光連盟  

山口三大まつりのひとつで、約650年の伝統がある「山口天神祭」。古熊神社の御神幸祭(ごじんこうさい)で、神さまがお宮の外に出て直接市内の様子をご覧になられる神事。菅原道真の御分霊を祀る御網代車を中心とした御神幸行列や、参勤交代を再現した備立行列が、山口市内を練り歩きます。神様も私たちと同じように旅行が好きなのですね。

山口天神祭

【開催期日】2019年11月23日(土)
【開催時間】午後1時~午後4時
【開催場所】山口県山口市古熊神社
【入場料】無料
【公式サイト】山口天神祭とは | 古熊神社 
https://www.furukumajinja.com/about-tenjinmatsuri


古熊天神(山口天神祭)/yakkonagamoti

注意:掲載情報は、2019年10月28日時点のものになりますので、開催の有無、詳細については、直接お問い合わせください。
 
いずれも個性が際立った、行ってみたい伝統の日本の祭り。見に行きたい、参加したい、ワクワクする祭りですね。

青山 沙羅

sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。


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