【スーツケースの伝道師Vol.6】旅に持って行く傘の選び方!

Posted by: わたなべ たい

掲載日: Nov 18th, 2019

東急ハンズ公認!? “スーツケースの伝道師”こと佐藤宏樹さん。東急ハンズのトラベル用品チーフバイヤーとしての肩書を持ち、スーツケースの所有数は21個。そんな伝道師が今回は、旅に持って行くことを前提にした傘選びについて教えてくれます。

スーツケースの伝道師傘

“傘ソムリエ”が登場! ニコニコしながらそんなに傘を広げないで!!

スーツケースの伝道師傘2
雨に濡れた石畳み、みずみずしい緑の輝き、渓谷に立ち込める霧、雨上がりの虹など、雨だから見ることができる美しい景観はあるのですが、せっかくの旅行中の雨はやっぱり憂鬱。現在では「お天気あんしんプラン」や「お天気保険」など、雨が降ったら旅行代金などが返金される保険もあるほど。

スーツケースの伝道師傘3
そんな旅行中の雨に立ち向かってくれたのが、スーツケースの伝道師・佐藤さん。さらに佐藤さんの知人&後輩でもある傘メーカー「シューズセレクション」に勤務する土屋さんにも加わってもらい、旅に持って行くときのおすすめの傘を選んでもらいました。

スーツケースの伝道師傘4
今回加わってもらった土屋さんは、テレビなどの各種メディアでも活躍する“傘ソムリエ”の肩書をもち、所有する傘が100本を超える“三度の飯より傘を愛する”人物! テーブルに広げられた色とりどりの傘を手にすると、バンバン傘を広げていきます。ニコニコしながら屋内で傘をさして喜んでいる姿に“恐怖”も感じたのですが、果たしてこの傘選びどうなるのでしょうか。

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旅の傘選び1 軽い&コンパクト

スーツケースの伝道師傘6
傘の売れる時期っていつだと思いますか? もちろん梅雨の6月が一番のピークなのですが、台風や秋雨などが多い9~10月も第2のピークなのだそう。また、11月下旬〜12月上旬頃も「さざんか梅雨」と呼ばれ、ぐずついた天候も多いとか。

“旅に持って行く傘”の最初のチェックポイントは、やっぱりその軽さと収納時のコンパクトさ。その筆頭に挙がったのがWaterfrontの「スマートフラット」。

スーツケースの伝道師傘7
「カバンの中に入れても持っていることを忘れる105gという重さ、厚さ2.5㎝の扇子をヒントにした平たく折り畳める構造(ロクロ構造)、収納時の長さはわずか22㎝と、軽量&コンパクト、折り畳み傘のキング・オブ・アンブレラです!」とは傘ソムリエの土屋さん。

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なるほど! ホントに持っていること忘れるほどの軽さでコンパクト。これならカバンの中に入れっ放しにしておいても気にならず、カラーとダーク、全8色のカラフルな色もきれいです。旅行に限らず、もしものときの普段使いの傘としてもおすすめ。

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スマートフラットカラー/ダーク 2,160円(税込)
次に挙がったのは「オルタナスリム60」。携帯時のコンパクトさと使用時の大きさという相反する要素を上手く取り入れた傘とのこと。

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「重さは162gでスマートフラットと比べてしまうとやや重くなりますが、その魅力は傘を開いたときの大きさ。折り畳み傘って小さくて、腕や背中がどうしても濡れてしまうことがあると思いま
す。それを解決してくれるのが直径106㎝の大きさ。これは身長170㎝の人が使っても余裕の広さで、濡れを防いでくれますよ」と土屋さん。

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確かに、移動などが多い旅行にはこれくらいの余裕があったほうが快適かもしれません。収納時の長さも26cmとカバンの中に納まる大きさで、特殊な3段式の折り畳み構造でコンパクトさを実現。風速15m/sの耐風構造も備えているのも心強い。

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オルタナスリム60(ALTERNA SLIM 60)4,950円(税込)

旅の傘選び2 強い&壊れにくい

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風や雨に強い折り畳み傘が「高強度折りたたみ傘ストレングスミニ白骨Ver.」。

「太めのグラスファイバーや高耐久性樹脂が使われていて、一般的な折り畳み傘に比べて、強風や突風に耐え壊れにくい特殊構造をもっています。ほら、土屋さんやってみて!」。

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「あいよ! この通り!! “おちょこ”の出来上がりです。こんな風に風にあおられても大丈夫。風速15m/sの強風や突風に耐えることができます」。

おっ! これはスゴイ!! 台風中継でビニール傘がこんな状態で壊れている映像を見ることがありますが、それに耐えられるということ。重さは265g、収納時の長さは26㎝。さしたときにチラリと見える白骨などディテールにもこだわりがあります。

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高強度折りたたみ傘ストレングスミニ白骨Ver. 3,300円(税込)

旅の傘選び3 全天候&晴雨兼用


紫外線遮蔽率99%以上を誇る、晴雨兼用傘がhands+の「全天候型簡単開閉折りたたみ傘」。

「三層ラミネート構造のサマーシールドという特殊な生地を使い、99%以上の高いUVカット率を実現。雨天時はもちろんのこと、日傘としても使える全天候傘なので、旅行などにはぴったりかもしれませんね」とは、佐藤さん。

親骨55cmと60cmの2種類があり、55cmmの重さは360g、収納時の長さも26㎝とコンパクトに収まります。

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全天候型簡単開閉折りたたみ傘 5,390円(税込) 

旅の傘選び4 おしゃれ&遊び心

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雨の日でもおしゃれ心を忘れずに、気分が“アガる”旅行になりそうなのが「12本骨折りたたみ傘 江戸」。さすがスーツケースの伝道師! 機能一辺倒にならず、旅を楽しむ遊び心も持っています。

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「12本骨という和傘のフォルムに美しい透かし文様が入って、これなら雨の日の外出も楽しめそう。紅や炭、草など、きれいな色合いも魅力的です。重さは320g、収納時の長さは28㎝で、傘をさしたときの直径も98㎝あります」。

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12本骨折りたたみ傘 江戸 3,850円(税込) 

スーツケースの伝道師プロフィール

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【名前】佐藤 宏樹さん
【生年月日】1982年1月
【出身】千葉県(生まれは奄美大島)
【職業】株式会社東急ハンズ トラベル用品チーフバイヤー
【旅歴】20年
【保有スーツケース】21個
【伝道師歴】2年(2017年~)

[All Photos by Ayano Ishihara]

PROFILE

わたなべ たい

TAI WATANABE ライター・エディター・ディレクター

10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
https://taijin.mystrikingly.com

10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
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