フィリピンのもっとも古い教会「バクラヨン教会」
フィリピンはカトリック教徒が人口の約80パーセントを占める国。そんなフィリピンの人々の信仰心の厚さが感じられたのが「バクラヨン教会」です。フィリピンでもっとも古い教会で、1595年に建てられました。2013年には大地震で崩壊しましたが、現在は改修が完了しています。
この教会はサンゴから作られた石を卵の白身を接着剤にしてつくられたのだそう。その結果、余った卵の黄身を使い、生まれたのがフィリピンのプリン「レチェフラン」なのだとか!
なぜか犬に案内され、教会の中へ・・・。
教会の内部はステンドグラスの窓から光が差し込み、神秘的な空間が広がっています。
ステンドグラスの窓から差し込む光が床に当たる場所に立ってみました。
精細に描かれた美しい天井画にも圧巻です。
教会の敷地内には、1840年に神父さんの家として建てられた建物も。こちらは現在、博物館になっていて見学ができます。博物館の中には、革にラテン語で書かれた聖書や、イエス・キリスト像など貴重な文化財が並んでいます。
住所:Baclayon Church Municipal Tourism Activity Center, 6301, Philippines
電話番号: +63 38 540 9176
世界最小のメガネザルに会える「フィリピン ターシャ&ワイルドライフサンクチュアリ」
ボホール島のコレラ村にある「フィリピン ターシャ&ワイルドライフサンクチュアリ」では、世界最小のメガネザル「ターシャ」に会えます。ターシャはボホール島にしか生息していない絶滅危惧種のメガネザル。
そのため、ターシャが保護&観察されている森に入る前に、施設のスタッフから以下のターシャに関する簡単な説明を受けます。
・人間の拳くらいの大きさ
・非常に繊細で、人間が触れてしまったり、カメラのフラッシュをたいて撮影してしまうと、ストレスを溜めて、木に頭をブツけたり、自ら木から落ちて、自殺してしまう
・ターシャの目は脳よりも大きい
・3〜6メートル跳ぶことができる
・発情期はメスがオスを追いかける
・生後5か月で親と離れて暮らすようになる
上記の説明を受けた後、いよいよターシャが住む森に!
スタッフも同行してターシャを探してくれるため、あっという間にターシャに出会えます。「小さい!」ターシャのあまりの小ささに驚きました。世界最小のメガネザルだとは知っていましたが、百聞は一見に如かずとはまさにこのこと。
寝ているターシャもいました。顔がちょっとおじいちゃんっぽいです。この世のすべてを悟っているような雰囲気を醸し出しています。
何かに似ていると思ったらスターウォーズの「ヨーダ」でした。ソックリですよね。施設内には、ターシャの生態や骨、絶滅危惧種に至った経緯がパネルなどで展示されていますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
住所:14 Canapnapan | km.14, Canapnapan, Corella, Bohol, Corella 6300, Philippines
電話番号: +63 917 303 9839
営業時間:9:00〜16:00
HP:https://www.bohol-philippines.com/the-philippine-tarsier-and-wildlife-sanctuary.html
名付け親はアメリカの学者だった!? 「チョコレートヒルズ」
ボホール島のほぼ中央に位置する「チョコレートヒルズ」。高さ40〜150メートルの丘が1,776個も連なり、不思議な風景を見ることができます。
かつてボホール島は、浅い海底にあったそうで、丘は珊瑚礁からなる石灰岩でできていて、塩分濃度が高いため、草しか生えていません。その草が乾季になると枯れて茶色になり、この景色を見たアメリカの学者が「ハーシーズのチョコレートのようだ」と言ったことから「チョコレートヒルズ」と名付けられたそう。
展望台には写真映えしそうなスポットもありました。また、駐車場横のお店には、キャッサバチップスが60ペソ=約120円で売っています。このチップスが絶品なので、小腹が空いたらぜひ味わってみてくださいね。
住所: Loay Interior Road, Carmen, Bohol, Philippines
電話番号:+63 1800 1 888 7777
何千何万ものホタルが輝く「ロボック川クルージング」
ボホール島を訪れたら、ぜひ行きたい夜のアクティビティは「ロボック川クルージング」です。お酒や食事を楽しみながら、ホタルを鑑賞できます。そのホタルの数が尋常ではありません。何千何万ものホタルがマングローブツリーで輝き、鳥肌が立つほどの感動を覚えます。
下記、動画でホタルの光を鑑賞できます。自然な光なので、あまりハッキリとはうつっていませんが・・・肉眼で見るとまるでクリスマスのイルミネーションのように光り輝いていました。
ボホール島のホタルはマングローブツリーの花の蜜を吸っているため、マングローブツリーに集まっています。ホタルが光るのは、縄張りの確保とメスへのアプローチ、天敵から身を守るためなのだそうです。
たった2か月しか生きられないホタルのはかなく美しい光を目にしていると、日常の小さな悩みなど、どうでも良く感じてきました。どうやらホタルの光には癒し効果があるようですね。
船には歌手とギターの演奏者も同乗していて、アメリカや日本の名曲をライブで聴きながら、ホタル鑑賞を楽しめます。なんて贅沢な時間なのでしょうか。一生忘れられない体験をしたと思います。
料金:ディナー付きで900ペソ=約1,800円
ボホール島にはココでしか見ることができない絶景や動物などがいて、始終ワクワクが止まりませんでした。不思議で楽しいボホール島は、女子旅やひとり旅にもオススメです。
[All photos by あやみ]