【日本の冬絶景】冬がベストシーズンの金沢 石川県の雪景色

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Jan 23rd, 2020

日本の四季の中で、凛とした冬に惹かれます。着飾ることなく、媚びることなく、色彩を削ぎ落とす潔さ。あるがままの姿で佇む冬に、神様は白いコートをふわりとかけてくれます。空から舞い降りてくる白いもの。汚れも痛みも受け入れ、大地を、山を、海を、川を、白く包み込みます。私たちが待っていたのは、「雪」でした。TABIZINEでは「日本の冬絶景」を連載でお届けします。今回は、石川県金沢市の冬絶景。石川県金沢市では例年12月〜3月頃に雪景色が見られます。

兼六園 冬

雪吊りの美しさ 兼六園<石川県金沢市>

兼六園 冬 ライトアップ

金沢のベストシーズンは、冬と信じて疑いません。品の良さが漂う城下町は、雪化粧を施して、完璧な美しさを見せ、私たちの心を捕らえます。

雪の日の兼六園に出かけましょう。冬だから見られる「雪吊り」は、樹木を雪から守るための先人の知恵。円錐状に縄を張った姿は、雅で繊細な芸術品です。

兼六園(けんろくえん)

【住所】〒920-0936 石川県金沢市兼六町1
【入場料】大人320円
【公式サイト】兼六園
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/

大人の魅力が漂う ひがし茶屋街<石川県金沢市>

ひがし茶屋街

加賀藩公認の「ひがし茶屋街」は最も規模が大きく、伝統的建造物群保存地区に指定。雪が降り積もる出格子や黒い瓦の茶屋街に、強く心を惹かれますね。金沢には他に、芸妓さんの在籍数が一番多い「にし茶屋街」、紅殻格子と石畳の路地が印象的な「主計町茶屋街」と合わせて3つの茶屋街があります。

ひがし茶屋街(ちゃやがい)

【住所】〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目13
【入場料】無料
【公式サイト】ひがし茶屋街 金沢市観光協会
https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10212.html

24歳で生涯を閉じた姫 天徳院<石川県金沢市>

天徳院

前田家三代藩主利常の正室(二代将軍徳川秀忠の次女)で、わずか3歳で江戸から加賀藩に輿入れし、三男五女をもうけ、24歳で亡くなった珠姫の菩提寺。当時の常で政略結婚でしたが、夫婦仲はよく、実父である将軍秀忠に「参勤交代中の夫を、早く国元に帰してほしい」という手紙を送ったといわれます。

天徳院(てんとくいん)

【住所】〒920-0942 石川県金沢市小立野4丁目4−4
【入場料】大人500円
【公式サイト】天徳院 https://tentokuin.arunke.biz

写真提供:金沢市 

寒いから創り出される日本の冬絶景。今の時期にしか見られないものですから、温かい格好で防寒して、ぜひ訪れたいものです。

注意:記事掲載の情報は、2019年12月現在のものになりますので、詳細につきましては、公式サイトで確認または開催団体へ直接お問い合わせください。

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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