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ヘルシンキ・ヴァンター国際空港
フィンランドの首都、ヘルシンキの北に位置するヴァンターにある空港です。1と2のふたつのターミナルを擁し、日々、世界各国の航空会社の便が乗り入れしています。ターミナル1に発着する航空会社は、ルフトハンザ ドイツ航空、スカンジナビア航空などです。ターミナル2に発着する航空会社は、フィンエアー、日本航空などです。フィンエアーや日本航空は、日本とフィンランドを直行便で結んでいますので、日本人旅行客の利用頻度が高いのはターミナル2になります。
フィンランドの空の玄関口、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港は現在、ターミナル増設に伴う大規模工事の真っ只中です。ターミナルのみならず、建物正面の入り口や到着ロビーなども日々慌ただしく変化し、アップデートされています。昨年2019年秋には新たに40番台後半のゲートが新しくオープンしました。
デザイン性の高い内装とアジアマーケットを意識したショップ展開
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新しくオープンしたゲート付近には、大型スクリーンにフィンランドの四季折々の大自然を映し出した癒しの空間が広がります。乗客は中央のソファで思い思いにフライト前の時間をリラックスして過ごす、空港でのリラクゼーションスポットとして人気を集めています。
また、壁にはフィンランドの現在の時刻、天気気温などの情報や、地域ごとのマップとイメージが映し出されフィンランドへの観光客を意識した各都市のプロモーションも担っています。こういったセンスのあるプレゼンテーションは、フィンランドは抜群に上手だと思います。
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フィンランドといえば、日本でも大人気のテキスタイルブランド「マリメッコ(Marimekko)」のショップも新しくできています。さらにフィンランドを代表するブランド「イッタラ」、「ムーミンショップ」などがオープンしましたので、搭乗前の時間も有効活用できるのが嬉しいですね。
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そして昨年春には、新しく「ムーミンカフェ」がオープンしたので、フライトまでの時間を有意義に過ごすことができます。またアジア人客を意識した「ラーメン屋」も登場しました。
空港内には、無料Wi-Fiが完備されており、誰でも利用可能です。刷新された空港施設を賢く利用しましょう。
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窓際の至る所には、デザイン性の高いチェアやソファが完備され、搭乗や乗り換え待ちの時間は、ここでくつろぎながら飛行機を眺めることが可能になりました。
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ターミナルが広いため、歩くエスカレーターも設置され、重い荷物を持っての移動も楽になりました。木のぬくもりがある内装で壁にはフィンランドに生息する動物たち、トナカイやエゾシカなどが模様になっており、遠くからみると動物が歩いているように見え、旅がより一層楽しくなる仕掛けがあります。
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お掃除ロボットも稼働。空港内は清潔で綺麗な印象です。
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窓から外の景色。
世界一クリーンな水道水が飲める空港
空港を降りてトイレに行くとまず目の前に登場するのがこの水道水。フィンランドは森と湖に囲まれた国で、澄んだ空気と透き通った綺麗な水が贅沢にも身近にあります。水道の蛇口を捻るとキンキンに冷えた美味しい水をそのまま飲むことが可能です。ペットボトルの水を買うよりも水道水の水が美味しいと言われているほどです!
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ヘルシンキ・ヴァンター空港を利用される方はぜひ空っぽのペットボトルを持参で、このトイレに設置されている水道水を、フライト前にボトルに入れて味わって見るのも良いでしょう。ちなみにペットボトルを買うと、2,5ユーロから3ユーロほどかかるので、水道水の水は美味しい上にお得です。
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さらに空港の外に出ると、澄んだ綺麗な空気を吸うことができます。思い切り深呼吸してフィンランドの美味しい空気を感じてみてください。長旅の疲れがリフレッシュできることでしょう。
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Yuko Rasanen
2015年よりヘルシンキ在住のライター・コーディネーター。
15歳から7年間高校と大学教育をロンドンで過ごす。2011年夏に訪れたフィンランドの自然とライフスタイルに魅了され、現地企業で仕事を得て、単身移住。
コーディネーターとして企業視察や個人旅行など、フィンランド及びヨーロッパと日本をつなぐコミュニケーション全般に携わる。
ライターとして、フィンランドのライフスタイルや暮らしの様子などを日々発信している。
ヘルシンキの自然が豊かな島にフィンランド人の夫と暮らしている。夏はサマーコテージで過ごし森で摘んだブルーベリーでパイを作り、冬はサウナと凍った湖の上を散歩したりと、自然のなかでの生活を楽しんでいる。
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