池に散る桜の花びら、一日で表情を変える「奈良公園・浮見堂」

Posted by: minacono

掲載日: Mar 6th, 2020

春の陽気とともに待ち遠しくなる桜の開花。豪快に咲き誇るピンクの花に、心躍らせたことはありませんか? 見慣れた桜景色を今年も見られる喜びもありますが、まだ見ぬ桜の風景を求めて旅してみてはいかがでしょう。全国に点在する桜の名所を特集でご紹介します。今回は奈良公園の「浮見堂」です。自然に囲まれた鷺池に浮かぶ「浮見堂」が桜に囲まれた風景。神秘的な奈良の雰囲気の中で、風情ある桜観賞を楽しめますよ。

奈良公園・浮見堂
(C)一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー

国内でも有数の観光スポット「奈良公園」

奈良公園
(C)一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー

奈良時代からの古い歴史が多く残る、奈良市街地の東一帯を占める「奈良公園」。東大寺や春日大社、興福寺などの名だたる寺社から、緑あふれる自然に囲まれたエリアなど、総面積511ヘクタールもの広大な敷地内にさまざまなスポットが点在する都市公園です。国内はもとより海外からの観光客も多く訪れる、日本を代表する観光名所のひとつです。

奈良公園
(C)一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー

奈良公園と言えば、鹿も有名ですよね。鹿せんべいを与えたりと、観光名物にもなっていますが、公園内に生息するニホンジカは天然記念物に指定されている野生動物。程よい距離を保ちながら接したいですね。

鷺池に佇む日本特有の手法が用いられた建物「浮見堂」

奈良公園・浮見堂
(C)一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー

春日大社参道から浅茅が原の林を通った先にある「浮見堂」は、奈良公園の鷺池(さぎいけ)に浮かぶ、八角堂形式と呼ばれる六角形のお堂。檜(ひのき)の皮を使って屋根を葺くという、日本特有の歴史的な手法「檜皮葺き(ひわだぶき)」の屋根が特徴です。池に浮かぶ浮見堂と周囲の自然が相まって、四季それぞれに美しい姿を作り出します。鷺池には手漕ぎボートのレンタルもあり、カップルなどに人気があるそうですよ。

池に浮かぶ花びらも美しい「浮見堂」の桜

奈良公園・浮見堂
(C)一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー(写真:澤戢三)

浮見堂の周囲には桜があり、シーズンを迎えるとピンク色に咲き誇る桜と浮見堂という風情ある風景を楽しめます。桜が散り始めると、池に桜の花びらが浮かぶ様子も綺麗で、写真映えのポイントなのだとか。

夜のライトアップや朝霧の写真映え

奈良公園・浮見堂
(C)一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー

夜はライトアップされ、また違った雰囲気を楽しめる「浮見堂」。さらに、朝霧の時間帯も人気のようです。朝日が差し込んだ鷺池と朝靄が包む風景は、幻想的ですね。一日の中でも時間によって、さまざまな景色を見せてくれる場所です。

【奈良公園・浮見堂】
所在地:〒630-8301 奈良市高畑町
電話:0742-22-0375 (奈良公園事務所)
夜桜ライトアップ:あり
桜まつり:なし
奈良市観光協会公式サイト:https://narashikanko.or.jp/spot/structure/ukimido/
公式サイト:http://nara-park.com/spot/asajigahara-ukimido/

情報協力:奈良市観光協会

[写真提供: 一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー]
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PROFILE

minacono

minacono ライター

日本とカナダで観光業界に勤務。旅行会社、現地ツアーオペレーター、航空会社、観光局、いろんな分野で旅と関わってきました。現在はフランス在住。美味しい食べ物とお酒がうまく出会った時すぐ感動する。犬好き。でも猫みたいな性格に憧れる。

日本とカナダで観光業界に勤務。旅行会社、現地ツアーオペレーター、航空会社、観光局、いろんな分野で旅と関わってきました。現在はフランス在住。美味しい食べ物とお酒がうまく出会った時すぐ感動する。犬好き。でも猫みたいな性格に憧れる。

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