五色沼 ©︎公益財団法人福島県観光物産交流協会
橋場のばんばさま(檜枝岐村)
「縁結び」も「縁切り」もハサミ一つで叶えます
檜枝岐温泉にある「橋場のばんば(婆)」さまは、元々は村内の川に架かる橋のたもとにあり、水難から村の子どもを守る神様。1902(明治35)年に村が大洪水に襲われた際、ばんばさまが流されるのを心配した村民が背負って運び、現在の場所に移されました。石像が移された後、悪縁を切りたい若者が、石像にハサミを供えたことが縁切り信仰の始まり。
良縁や仕事運など「縁結び」を願う人は錆びた切れないハサミを向かって右側に、病気や腐れ縁など「縁切り」を願う人はスパッとよく切れるハサミを向かって左側にお供えします。縁結びの場合、ハサミを針金でぐるぐる巻きにして切れないようにしても良いそう。
お供えするときは、くれぐれも、置き場所を間違えないようにご注意くださいね。お供えされたハサミを見ると、向かって左側の「縁切りハサミ」が圧倒的に多いようです。また、ばんばさまの頭にお椀のふたをかぶせると、どんな願いも叶えてくれるそうですよ。
写真提供および記事協力:尾瀬檜枝岐温泉観光協会
■参照
【檜枝岐】縁結び、縁切り…願い一手に 知る人ぞ知る「橋場のばんば」 福島民友新聞社
五色沼 魔女の瞳(土湯温泉町)
青い瞳の誘惑
写真提供:公益財団法人福島県観光物産交流協会
福島市「一切経山」の頂上直下にある火山湖「五色沼」(注:裏磐梯にある五色沼とは異なります)は、「魔女の瞳」と呼ばれるパワースポット。時にコバルトブルー、時にターコイズブルーと太陽光の具合で色を変え、見るものの心を惑わせる瞳の色。一度見つめられると心を奪われ、何度でも会いに来たくなるそうです。また秋には、瞳の周りを紅葉した樹々の赤や黄色のアイシャドウで装い、さらに魅力的に。
古来は「雷沼」という名前で呼ばれ、人々の雨乞いの地でした。五穀豊穣を祈る神の山として崇められてきた東屋沼神社のご神体であるとされています。
登山によってしか見られない「魔女の瞳」。火山噴火警戒レベルで通行止になっていた浄土平~一切経山の登山が、2020年6月10日に可能になりました。浄土平~ 酸ヶ平~ 一切経山は、片道約1時間半程度のコースで、「魔女の瞳」に出会えます。ただしお出かけの際には、天候不順や噴火警戒レベルなど事前に十分安全をご確認ください。
■参照
浄土平~一切経山の登山が可能に!一般財団法人 自然公園財団
中野不動尊(飯坂町)
疫病から人々を救った、ご利益の釜
日本三大不動尊のひとつに数えられる、福島市飯坂町にある「中野不動尊」。境内には「厄除」「眼守」「三ヶ月」の三不動明王が祀られており、「願いが真剣であれば、どんな願いでも叶えられる」といわれます。
- 心身を浄める「水行」が行われる「不動滝」
- 人間の五慾・三毒・四苦・三障を取り除く「とげぬき地蔵」
- とげぬき地蔵尊に手向ければ三毒が取り除かれ、 飲用すれば活気が出るといわれる「岩窟の清水」
などのパワースポットがあります。
写真提供:公益財団法人福島県観光物産交流協会
弘安6(1283)年頃、疫病(感染症)が流行したとき、薬草を煎じて多くの病人を救った「あんど釜」。人々が「安堵」したことから、「あんど釜」といわれるようになりました。日本が他国に比べ、新型コロナウイルスの感染率が低く抑えられたのは、あんど釜のご利益があるのかもしれませんね。
今回は、福島県のパワースポットをご紹介いたしました。人間はいつでも強くはいられません。心が弱っているな、エネルギーが足りないなと感じたら、パワースポットで良い運気に触れ、明日へ立ち向かう元気をもらいましょう。
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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