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晴明神社(上京区)
羽生結弦さんも参拝した「魔除け」の神社

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平安時代中期の天文学者・安倍晴明公の偉業を讃え、一条天皇の命により晴明公の屋敷跡に創建された「晴明神社(せいめいじんじゃ)」。御祭神である安倍晴明公は天文暦学の道を深く極め、日本独特の「陰陽道」を確立。宮殿の異変や遠方での吉凶を言い当て、天皇から貴族、庶民の悩みや苦しみを取り払うことで大きな信頼を得ていました。ご利益は、ズバリ「魔除け」「厄除け」。
安倍晴明公についての逸話は、下記にて知ることができます。
■参照
安倍晴明公 逸話集|晴明神社

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フィギュアスケートのフリープログラムで晴明公を演じ、2018年平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)男子フィギュアスケートで金メダルに輝いた羽生結弦さんも参拝されています。
★開運ポイント<魔除け・厄除け>
・樹齢推定300年の「御神木」の楠(くすのき)は触れると、大樹のパワーを感じられます。
・「厄除けの桃」は撫でることにより、自身の厄や穢れを払われるとのこと。
・晴明公が念力により湧出させた井戸「晴明井」。病気平癒のご利益があるとされます。
釘抜き地蔵 石像寺(東山区)
心に刺さった棘を抜いてくださる

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弘仁10年(819年)弘法大師によって開創された「釘抜(苦抜き)地蔵(石像寺)」。諸々の苦しみを抜き取ってくださるお地蔵様ということから、「苦抜(くぬき)地蔵」と呼ばれるようになり、その後「くぬき」がなまって「釘(くぎ)ぬき」で知られるようになりました。本堂の壁には約1000枚の絵馬がぎっしりと並んでおり、参拝者の祈りが通じたことがうかがえます。地域に深く根付き、家族代々参拝されている方も多い、何か心配事があった時の心の支えになるお寺です。
★開運ポイント<苦悩解消・諸病平癒>
願掛けは、お堂の周りを数え年の数だけ周る、お百度参りが参拝方法。心の痛みや病気・怪我など苦しみが消えた人は、御礼に2本の八寸釘と釘抜を貼り付けた絵馬を奉納します。
三十三間堂(東山区)
病気平癒 会いたい人の面影に出逢える千手観音

「三十三間堂」の「三十三」とは、堂内陣(聖職者の専用する部分)の柱間が「33」を指し、その数は観音菩薩の変化身「三十三」身(人間を救うため場合によって33の姿に変化する)に基づく信仰を表しています。国宝「千体千手観音立像」がずらりと並ぶさまは圧巻で、独特の雰囲気に引き寄せられ、ひとつひとつのお顔に会いたい人の面影を探さずにはいられません。
平安時代、頭痛に悩まされた後白河上皇の平癒ご祈祷「楊枝のお加持」が、今でも受け継がれています。観音さまに祈願した法水を、高僧が霊木「楊枝・やなぎ」で参拝者の頭に注ぐと、頭痛と悪厄が除かれるといわれ、例年1月中旬の日曜日に開催されます(2021年は1月17日(日)予定)。
筆者が京都で一番好きなお寺で、ふと思い出してはあの空間に身を置きたくなります。
★開運ポイント<頭痛封じ>
除難、延命、病気治癒などのご利益がある三十三間堂は、特に「頭痛封じの寺」として有名。
今回は、京都府のパワースポットをご紹介いたしました。人間はいつでも強くはいられません。心が弱っているな、エネルギーが足りないなと感じたら、パワースポットで良い運気に触れ、明日へ立ち向かう元気をもらいましょう。
※記事掲載の情報は、変更になる場合があります。最新情報については、必ず公式サイトで確認あるいは直接施設へお問い合わせください。

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sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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