高野山 奥之院 ©︎Phuong D. Nguyen / Shutterstock.com
高野山(高野町)
1200年を超える日本仏教の聖地
開創から1200年を超えた、弘法大師によって開かれた日本仏教の聖地「高野山」。高野山は「一山境内地」と称し、48,295坪の高野山全体がお寺。高野山には117ヶ寺が存在し、宿泊する時は宿坊(お寺)に泊まります。全国でも例を見ない宗教都市であり、2004年世界遺産に登録されています。
奥之院
信仰の中心で、弘法大師さまが御入定されている聖地が「奥之院」。標高約900メートルの高さの地には、ひんやりとした空気が流れ、俗世とは異なる神域と感じ入ります。奥之院の参道には、見渡す限り墓碑や供養塔が立ち並びます。その数、約20万基。明智光秀、石田三成、上杉謙信、織田信長、武田信玄、伊達政宗、豊臣家、徳川家など、俗世では敵味方に別れて戦った戦国武将たちが、今では同じ場所で静かに眠っています。
■参照
高野山マップ 公益社団法人和歌山県観光連盟
★開運ポイント<開運>
高野山には、三本葉の「三鈷(さんこ)の松」や災難除けの「波切不動尊」など、開運やご利益をいただける場所が数々ありますので、「歩いて幸せマップ」でご確認くださいね。
歩いて幸せマップ 一般社団法人 高野町観光協会
神倉神社(新宮市)
熊野大神が最初に降臨された断崖絶壁
世界遺産「熊野三山」(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社、那智山青岸渡寺の三社一寺の総称)に祀られる熊野権現が、一番最初に降臨された「神倉神社」。全国に5000社あるといわれる「熊野神社」のご祭神です。天ノ磐盾(あまのいわたて)と呼ばれる崖上にあり、御神体のゴトビキ岩までは、ほぼ垂直の538段もの石段を登りつめなければたどり着けません。急勾配の石段は、源平合戦における熊野の功労を賞して、建久4年(1193年)に源頼朝が寄進したものと伝えられています。
御神体のゴトビキ岩の「ゴトビキ」とは、熊野地方の方言で「ひき蛙」を指し、巨石の姿が蛙に似ていることから名付いたそうです。蛙は、「帰る、買える(カエル)」に通じ、縁起がよいといわれますね。
★開運ポイント<公平な神様>
熊野信仰は、強者弱者、地位や善悪、信不信を問わず、別け隔てなく救ってくださる神様として、人々に厚く信仰されています。
湯の峰温泉「つぼ湯」(田辺市)
奇跡の湯の伝説が残る「七色の湯」
開湯1800年湯の峰温泉「つぼ湯」は、参詣道の一部として世界遺産に登録された岩風呂の天然温泉。参詣者が熊野へ詣でる前に、湯垢離場(ゆごりば)として身を清め、長旅の疲れを癒やしました。「小栗判官伝説」では、毒を盛られ餓鬼阿弥の姿に変えられた小栗判官が、「四十九日間つぼ湯で湯治」したところ蘇ったという奇跡の湯。日に7度色を変えることから、「七色の湯」とも呼ばれています。
■参照
小栗判官伝説 – 熊野本宮観光協会
★開運ポイント<蘇生の湯>
古くから、薬効高い熊野の湯治場として有名。炭酸水素塩泉で、効能は、神経痛、糖尿病、皮膚病、リュウマチ、胃腸病など。
写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟
今回は、和歌山県のパワースポットをご紹介いたしました。人間はいつでも強くはいられません。心が弱っているな、エネルギーが足りないなと感じたら、パワースポットでよい運気に触れ、明日へ立ち向かう元気をもらいましょう。
※記事掲載の情報は、変更になる場合があります。最新情報については、必ず公式サイトで確認あるいは直接施設へお問い合わせください。
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
【グルメフェス「全肉祭」和歌山で開催】3月23日~3月31日の9日間!全
Jan 28th, 2024 | TABIZINE編集部
和歌山・徳島・大阪・広島・山口・島根・岡山で開催されている西日本最大級の大型野外グルメイベント「全肉祭」。2024年3月23日~3月31日の9日間、和歌山県和歌山市にある和歌山城砂の丸広場にて第13回目が開催されます。全日通っても食べ尽くせない充実のメニューがそろうほか、縁日や夜のファイヤーパフォーマンスも必見です。
【2024年開運】和歌山県のパワースポット3選!日本仏教の聖地、熊野権現
Jan 2nd, 2024 | 青山 沙羅
【2024年1月2日更新】2024年こそ、パワースポットのよい運気をいただき、人生に立ち向かう勇気を養いたいものです。日本全国にあるパワースポットで、災いを退け、健康運や金運、仕事運を上げましょう。北海道から沖縄まで、47都道府県のパワースポットをご紹介します。今回は和歌山県です。
【日本三大霊場(霊山)】青森「恐山」・和歌山「高野山」あと1カ所は?歴史
Nov 5th, 2023 | あやみ
神仏などの霊験のあらたかな場所のことを「霊場(れいじょう)」といいます。日本各地には有名なものから知る人ぞ知るものまで、さまざまな霊場が点在していますが、日本三大霊場(日本三大霊山)に挙げられるのは、青森県の「恐山」と和歌山県の「高野山」、そして京都府と滋賀県にまたがる「比叡山」です。いつ誰がこの3カ所を日本三大霊場に選んだのかは判然としませんが、今回はそれぞれの歴史と魅力をご紹介します。
日本の世界遺産【12】太古の自然崇拝が起源、年間1500万もの人々が訪れ
Oct 26th, 2023 | あやみ
太平洋に張り出した和歌山県の紀伊半島に位置する紀伊山地は、真言密教をはじめとする山岳修行の場です。「吉野・大峯」「熊野三山」「高野山」の3つの霊場とそれらを結ぶ「参詣道」で知られています。今回は、そんな「紀伊山地の霊場と参詣道」をクローズアップ。概要や見どころをはじめ、行き方、周辺の人気スポット・グルメもわかりやすくご紹介します。
【今週開催の花火大会5選】ディズニー音楽と花火のコラボ・3D演出のモエレ
Aug 29th, 2023 | TABIZINE編集部
日本の夏の夜を彩る花火大会。2023年は、しばらく中止になっていた花火大会も復活! 各地でにぎわいを見せています。今週開催される花火大会を5選紹介します。
絶景と秘湯に出会う山旅(52)世界遺産・高野山「町石道」で行く高野山温泉
Mar 23rd, 2023 | 阿部 真人
1200年前に弘法大師・空海が開創した真言密教の聖地・高野山。標高800mの、この高野山に温泉があるのをご存じでしょうか? しかも歴史あるお寺の宿坊、そこに温泉があるのです。今回、20km余り続く、古くからの巡礼の道「町石道」を歩いて高野山に登り、温泉に癒やされました。
各地の肉料理が集まるグルメイベント「全肉祭」!和歌山城さくら祭りも同時開
Feb 20th, 2023 | Sayaka Miyata
2023年3月25日(土)~4月2日(日)、和歌山・徳島にて「全肉祭」が開催されます。「全肉祭」は、あらゆる肉をテーマとした和歌山最大のグルメイベント。サイドメニューも入れると、メニュー数はなんと300アイテム以上! 和歌山城さくら祭りも同時開催され、桜とともに全国各地の美食をたっぷり満喫できますよ。
【2月ベストシーズンの国内旅行先】筑波山・成田・小田原・佐布里池・南部梅
Feb 8th, 2023 | TABIZINE編集部
この連載では、毎月、その月にベストシーズンを迎えるおすすめの国内旅行先をピックアップしていきます。2月第2週は、そのときにしか見られない季節ものに注目! 茨城県の「筑波山梅まつり」、千葉県の「成田の梅まつり」、神奈川県の「小田原梅まつり」、愛知県の「佐布里池梅まつり」、和歌山県の「南部梅林」を紹介します。
【和歌山県民の日「ふるさと誕生日」】11月22日無料になるスポット10選
Nov 19th, 2022 | TABIZINE編集部
2022年11月22日(火)は和歌山県の「ふるさと誕生日」。明治4年(1871年)に和歌山・田辺・新宮の紀州3県の統合により現在の和歌山県が誕生した日であり、県条例で「ふるさと誕生日」と定められています。この日には、県立4施設と賛同する施設が無料開放されるのです。和歌山の芸術・文化・歴史・自然を学べる文化施設10カ所を紹介します。
【今週末見頃の紅葉スポット】秋田の角館・富山の黒部渓谷・岐阜の白川郷|2
Nov 3rd, 2022 | Sayaka Miyata
もうすっかり紅葉の季節。赤や黄色に染まる樹々は、私たちの心をいつも癒やしてくれます。全国各地には美しい紅葉の絶景がありますが、せっかくなら見頃の時期に訪れたいもの。TABIZINEでは「今週末見頃を迎える紅葉スポット」を連載でお届けします。日本の秋の美しさを、たっぷりご堪能ください。