【日本の美味探訪】心に残る群馬県のご当地グルメ3選

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Oct 28th, 2020

北から南まで全国47都道府県、日本には各土地の気候や文化に根付いたおいしいものがたくさんあります。この土地では何がおいしいの?ご自慢の郷土食は?旅に出たら、あなたの住んでいるエリアでは味わうことができない未知の美味を味わいたいですよね。あなたの旅がより楽しいものになるように、全国47都道府県各々のご当地グルメを3つセレクトしてみました。今回は群馬県です。

峠の釜飯(安中市)
峠の釜飯(安中市)

群馬県のおいしいものとは?

都心からアクセスが良く、草津・伊香保・水上・四万という雰囲気の良い四大温泉があり、何度もリピートしたくなる群馬県。小麦栽培が盛んで粉もの文化が根付いているため、うどんやパスタ、焼きまんじゅうなど気軽に食べられるグルメもうれしいもの。上州豚に上州牛、下仁田ネギや嬬恋キャベツなど、ブランド特産品も多数。

群馬県グルメはたくさんありますが、あなたがおさえておくべき美味とは。

伊香保町

「水沢うどん」ピカピカつるつるの透明感がたまらない

水沢うどん

香川県の讃岐うどん、秋田県の稲庭うどんと並ぶ、日本三大うどんのひとつ「水沢うどん」。ピカピカつるつるの透き通ったうどんは、400年あまり前より、水沢地内にある水澤寺(水澤観音)付近で参詣客向けに提供されています。

おいしさの秘訣は、厳選された小麦粉と食塩、水沢山から湧き出た名水。シンプルな食材から作られているので、安心して食べられますね。冷たいざるうどんで提供される場合が多く、つけ汁はそれぞれの店のオリジナルで、しょうゆだれとゴマだれがあります。特産の舞茸の天ぷらもおいしく、ぜひ一緒にいただきたいものです。


【日本三大うどん 水沢うどんの老舗 大澤屋】ざるうどんの茹で方(350g 半生タイプ)/日本三大うどん 水沢うどんの老舗 大澤屋

【食べられるところ】
水沢うどん 渋川伊香保温泉観光協会
https://www.ikaho-kankou.com/eat/udon/
など

桐生市、高崎市、安中市、下仁田町など広域

「ソースかつ丼」特産ポークを使ったシンプルさが光る

ソースかつ丼

群馬の人気ご当地グルメは、上州(群馬県)かつ丼とも呼ばれる「ソースかつ丼」。群馬は養豚が盛んな土地柄ゆえ、豚肉が好まれます。

ご自慢のブランド豚を使った一口大のかつは、揚げたてをさらっとしたタレにくぐらせ、ご飯の上にダイレクトにのっています。潔いシンプルさは、味に自信のある証拠。タレをくぐらせても衣はサクッと、かつはジューシー。各店オリジナルの秘伝のタレがポイントなので、はしごして食べ比べも楽しそうですよ。


そば処 大村 総社 群馬前橋 T-1グランプリ ソースかつ丼/T1GUNMACHANNEL

【食べられるところ】
<ご当地グルメ>かつ文化 | ググっとぐんま公式サイト
https://gunma-dc.net/feature/katsudon/
など

群馬県全域

「おっきりこみ」たっぷりの野菜にとろみのついたつゆが旨すぎる

おっきりこみ

小麦が特産の群馬県では、まんじゅうやうどんなど「粉もの文化」が発達。幅広の生麺を、旬の野菜やきのこなどと一緒に煮込んだ「おっきりこみ」は、昔から群馬県民に愛される家庭の味。群馬県には、「おっきりこみ」のほか、桐生や館林名物の「ひもかわ」など、さまざまな幅広麺の食文化があります。生麺を茹でずに煮込むため、つゆにとろみがつき、からっ風が冷たい日には身体が芯から温まります。

エリアによってしょうゆ味とみそ味に好みが分かれますが、店舗によっては担々麺風やカレー風、しょうゆとみそのミックスもあり、どれも食べてみたくなりますね。

■参照
おっきりこみ | 群馬県製麺工業協同組合

群馬県吉岡町の名観光スポットをご紹介/イー・ブレーンムービー

【食べられるところ】
<ご当地グルメ>おっきりこみ | ググっとぐんま公式サイト|
https://gunma-dc.net/feature/okkirikomi/
よしおかのおっきりこみ
http://www.town.yoshioka.gunma.jp/kankou/pdf/yoshioka_okkirikomi.pdf
など

写真提供:ググっとぐんま写真館

今回は、群馬県のご当地グルメの一部をご紹介しました。ご当地グルメには、各地の名産や文化が詰まっています。ぜひ、旅の思い出に味わってください。まだ出かけるのが不安というあなたは、通販で取り寄せできるお店もありますから、ご自宅で楽しむのも良いかもしれませんね。

注意:2020年10月現在の情報になりますので、店内での飲食ほか詳細につきましては、直接店舗へお問い合わせください。

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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