情緒あふれる温泉街で紅葉狩り
道後、白浜と並び、日本三古湯のひとつである名湯・有馬温泉。紅葉スポットとしても知られ、そろそろ見頃を迎えます。まずは「有馬温泉観光総合案内所」で、「ひる飲みありま」「有馬アートナイト」のパンフレットをもらってから、散策を始めましょう。
温泉街はそぞろ歩きにほど良い大きさです。ところどころに趣のある階段や路地があったり、あちらこちらに湯気が立ち、温泉情緒にあふれています。
有馬温泉名物の炭酸煎餅。ほんのり甘い素朴な味わいがクセになります。お土産にもおすすめですよ。
歩いていると、あちこちで紅葉を楽しめます。
こちらは「御所泉源」。塩分の濃度が日本一として知られているそうです。
こんな見事な深紅の紅葉が!ちょうど今が見頃です。
多彩な22店舗で“ひる飲み”できる!
温泉街を散策しながら、エリア内の22店舗で昼からグルメやお酒を楽しめるという「ひる飲みありま」が今秋からスタート。その中の3店舗をご紹介します。
開放感あるテラスが魅力!「GRIDDLE ME LOCAL」
「妬(うわなり)泉源」前のテラス席で、兵庫の食材を生かしたメニューを楽しめるカフェ・レストランです。
ドリンク+選べるおつまみ1品
※写真は、ランプソーセージボリューミー
神戸ポークベーコンと有馬山椒、
自家製キャロットラペ、チーズケーキ
※ドリンクは下記から選べます。
※2杯目以降は各種100円引き。
アサヒ生ビール
ハイボール
レモンサワー
グラスワイン
※ひる飲み特典は11:00~18:00
生ビールとコロッケで食べ歩き!「竹中肉店」
神戸牛と黒毛和牛を合わせた、お肉屋さん特製のコロッケと生ビールは、食べ歩きにぴったり!
生ビール2杯、コロッケとミンチカツ各1個
※冬は生ビールと神戸牛くし焼き(2,000円・税込。数量限定)
※ひる飲み特典は11:30~14:00
地ビールを楽しめる「Cinq.Bar du SAKE」
有馬のクラフトビールの考案者が営むバルでは、日本酒の酵母や酒米を生かした“有馬麦酒”の生が一押しです!
※ドリンクは下記から選べます
有馬麦酒(ジャパンエール、ブラックエール)
六甲ビール IPA
リーフマンス フルーツビール
淡路ビール 島レモンビール
ほかにも、芸妓さんのいるお座敷カフェ、ドイツバル、寿司屋など、22店舗が参加しているので、パンフレットを見ながら気分に合わせて選んでみて下さいね。
「有馬アートナイト」で幻想的な作品を体験
夜には、現代アートの野外展覧会「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2020」のサテライト会場として、今年が初開催の「有馬アートナイト~質量からの旅の追憶~」で現代アートを楽しめます。4つの泉源を色鮮やかにライトアップするアート、またスマホで見られるAR(拡張現実)を活用したアート12作品を見ながら散策できます。
下記の要領に従いARアートの世界を満喫しましょう。筆者は初めての体験で最初は少し戸惑いましたが、慣れると簡単ですよ。
・専用アプリ「有馬アートナイト」をダウンロード(看板やHP、パンフレットのQRコードからも可能)
・AR体験ポイントには、看板が出ています。
・画面の指示に従いボタンをタップすると、画面上にARアートが出現します。
※周遊前にアプリケーション内「ARアート鑑賞方法」で詳細をご確認ください。
※アプリ使用時には周囲や足元に十分ご注意のうえ、ご鑑賞ください。
撮影スポットとして人気の階段前に、看板を発見!
ここでアプリを起動し、現在地をタップします。
スマートフォンをかざすと作品が現れます。それを実際の階段に合わせてみましょう。これをスクリーンショットで記録すれば、作品と合成された写真撮影が可能です。手描きの階段が実際の階段に重なり、不思議な光景が広がります。
その後画像が動き、作品が現れてきます。
歩いていたら、昼間に訪れた「御所泉源」にやって来ました。赤くライトアップされて幻想的です。
「御所泉源」の近くに2カ所ポイントがあります。赤いライトアップを背景に、こんなキラキラとした作品が飛び出してきました。
もう1カ所にはピンクのラインが出現。ライン上に人を乗せると、まるでカーペットの上に立っているようなイメージになります。
日中にひる飲みで訪れた妬泉源もライトアップ。
少し歩くとまたポイントを発見。この塀にスマートフォンを向けると・・・
まずは手描きの塀が映し出されます。
そのままスマートフォンをかざしておくと、次々とイメージが変わっていきます。
写真ではうまくいっていませんが、塀にぴったり合わせれば作品としては完璧です。
こんな感じのアートが12作品あります。受け身で観るのではでなく、画像が動いて作品の中に入っているような体験が新鮮です。
これらは、2人の美術作家(岡本啓、中島麦)による作品です。現実世界には作品は展示されていません。全てがスマートフォンの中に収められ、各ポイントにかざすと作品が立ち現れます。周遊マップで出現ポイントを確認しながらポイントのある場所を確認して、散策しながら楽しんでみて下さいね。
会場:有馬温泉市街地各所
日程:10月17日(土)~11月23日(月・祝)
鑑賞時間:17:00~22:30
※AR作品は随時鑑賞可能
URL:https://arima-artnight.jp/
散策にはほど良いサイズの有馬温泉街。温泉はもちろん、サクッと日帰りで紅葉とひる飲み、アートでプチ旅行してみませんか?
[All photos by Yo Rosinberg]
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