【日本の美味探訪】心に残る三重県のご当地グルメ3選

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Feb 3rd, 2021

北から南まで全国47都道府県、日本には各土地の気候や文化に根付いたおいしいものがたくさんあります。この土地では何がおいしいの?ご自慢の郷土食は?旅に出たら、あなたの住んでいるエリアでは味わうことができない未知の美味を味わいたいですよね。あなたの旅がより楽しいものになるように、全国47都道府県各々のご当地グルメを3つセレクトしてみました。今回は三重県です。

海女小屋の海鮮

海女小屋 新鮮な魚介類 (C) Shutterstock.com

三重県のおいしいものとは?

昔から人々が憧れた「伊勢神宮」の伊勢市、G7サミットが行われた志摩市、世界で初めて養殖真珠が誕生した「ミキモト真珠島」がある鳥羽市、忍者の伊賀市など、日本を代表する場所を有する三重県。伊勢湾と黒潮の栄養豊富な海が育てる「伊勢えび」や海女漁で獲る「あわび」、高級ブランド牡蠣「的矢かき」、世界中の人が憧れる「松阪牛」、津市の「うなぎ」など、食通をうならせる高級な食材が目白押し。

三重県グルメはたくさんありますが、あなたがおさえておくべき美味とは?

松阪市ほか

「松阪牛」甘く上品な「和牛香」の誘惑

松坂牛しゃぶしゃぶ

しゃぶしゃぶ (C) Shutterstock.com

肉の芸術品と呼ばれる、霜降りが美しい「松阪牛」。世界中の食通が憧れる、高級ビーフです。黒毛和種で、子どもを産んでいない雌牛であり、松阪牛生産区域(旧22市町村)での肥育期間が最長・最終であることなど、厳しい定義が決められています。

良質な脂肪の霜降り肉は熱を加えると、「和牛香」と呼ばれる甘くコクがある上品な香りが漂います。そのため、すき焼きやしゃぶしゃぶがおいしい食べ方といわれます。

■参照
松阪牛とは 松阪牛協議会(松阪市)
https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/matsusakaushi/list162-490.html
松阪牛の美味しさの秘密 松阪牛協議会(松阪市)
https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/matsusakaushi/oishisanohimitsu.html

松坂牛焼肉

焼肉 (C) Shutterstock.com

松坂牛ステーキ

ステーキ (C) Shutterstock.com

厚みのある松阪牛をたっぷり堪能したいあなたは、焼肉やステーキをどうぞ。お値段はそれなりにしますが、丁寧に育てられた松阪牛は、柔らかくとろけるようでジューシー。さすが、屈指のブランド牛と納得がいくことでしょう。

通販でも取り寄せできますので、ご自宅でも楽しめますよ。


松阪牛動画/松阪市観光協会

【食べられるところ】
松阪牛特集!人気老舗店などオススメ9店舗をご紹介。「肉の芸術品」を本場で堪能しよう!観光三重
https://www.kankomie.or.jp/season/article_177.html
松阪牛を食べたい!【松阪市内】松阪牛協議会
https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/matsusakaushi/search1-1.html
など

伊勢市

「伊勢うどん」マシュマロのごとくふわふわなうどん

伊勢うどん

(C) Shutterstock.com

初めて食べたときには多くの人が衝撃を受ける、「伊勢うどん」。第1の衝撃が、マシュマロのごとくふわふわ、まったくコシがない極太の麺。第2の衝撃は、思わず引いてしまう、ほぼ真っ黒のたまり醤油とだしを煮詰めたタレ。

しこしことした讃岐うどんとは真逆のソフトなうどんは、「こんなに頼りのないことで大丈夫?」と心配するほどなのですが、食べ進めるうちに「これは!」と目から鱗が落ちるおいしさにシフトしていきます。顎が疲れないふわふわのうどんに、「コシなんかなくたっていいじゃないか」とうどん観が変わってしまうこと間違いなし。筆者も大好きな、三重県でマストのご当地グルメです。

名物の「手こね寿司」と伊勢うどんをセットで

手こねずし

(C) Stray Toki / Shutterstock.com

伊勢うどんだけでは物足らないあなたには、カツオやマグロの赤身の刺身をしょうゆベースのタレに漬け込み、酢飯とあわせた、伊勢志摩の郷土料理「手こね寿司」をセットでどうぞ。のり、ごま、大葉、しょうがなどの薬味でさっぱりといただけますよ。


ふくすけ/伊勢うどん協議会

【食べられるところ】
伊勢うどんの店 伊勢うどん協議会
https://www.ise-cci.or.jp/iseudon/html/shop_list.php
伊勢うどん特集!おすすめの老舗7店舗をご紹介。独特の濃いタレがたまりません! 観光三重
https://www.kankomie.or.jp/season/article_176.html
など

伊勢市

「赤福」一箱ぺろりと食べられる変わらぬおいしさ

赤福

(C) YingHui Liu / Shutterstock.com

三重県のご当地グルメで外せない、銘菓「赤福」。餡につけた三筋の形は清流、白いお餅は川底の小石を表現し、伊勢神宮神域を流れる五十鈴川のせせらぎを象っているそうです。なるほど、見た目にも清涼な印象を受けますね。

赤福1

(C) Sara Aoyama

赤福2

(C) Sara Aoyama

やわらかな歯触りの餅に、甘さ控えめのしっとりとしたこしあん。いつ食べても、ブレない絶品。つぶあん党の筆者ですが、赤福のこしあんは大好きで、ひとりで一箱一気に食べられる自信があります!ただし、一気になくなるのが惜しいので、ありがたく少しずついただきますが。

三重県を訪れたら、お忘れのないよう手土産にお求めくださいね。新幹線の名古屋、新大阪、京都駅などでも購入ができます。


3時の宮瀬「伊勢といえば赤福」 絶対外せないおみやげ [モーニングCROSS]/CUT CROSS

【食べられるところ】
伊勢名物 赤福 https://www.akafuku.co.jp
など

今回は、三重県のご当地グルメの一部をご紹介しました。ご当地グルメには、各地の名産や文化が詰まっています。ぜひ、旅の思い出に味わってください。まだ出かけるのが不安というあなたは、通販で取り寄せできるお店もありますから、ご自宅で楽しむのもいいかもしれませんね。

注意:2021年2月現在の情報になりますので、店内での飲食ほか詳細につきましては、直接店舗へお問い合わせください。

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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