
絶景スポット「大岳展望台」
小浜港に到着したら、目の前のレンタサイクルで自転車を借ります。起伏に富んだ島なので電動自転車を勧められ、実際に上り下りが多かったので正解でした。

こんな一本道が続きます。車が通ることは少ないので、サイクリングには最適です。

小浜島のシンボルともいえる、サトウキビ畑です。

まずは「大岳(うふだき)展望台」へ。展望台への階段は、緑の濃い亜熱帯の自然に囲まれています。急な階段でわりと長いので、歩きやすい靴がベターです。

海抜99m、展望台の頂上は360度のパノラマが広がる絶景スポット!八重山の島々をぐるりと望めます。向かいには「嘉弥真(カヤマ)島」、その先は石垣島です。

半島の先には沖縄で2番目に大きい西表島が見えます。行きませんでしたが、西隣には「西大岳展望台」もあります。
透き通る海!名もなきビーチ

そして、元リゾートだったらしい集落を抜け、地図に載っている“名もないビーチ”へ。小浜島は起伏に富んでいるおかげで、海の景色を眺めながらサイクリングを楽しめます。海好きにはたまりません!

草むらを抜けると、ビーチに到着。

見渡す限り海!しかも、この透明度!

岩の先はなんとなく怖くて行く気になれなかったのですが、別に怖がる理由なんてありません。

行ってみると、さらに透き通るような海と白浜だけが広がっています!

あまりの美しさに、足だけ海に浸かっているだけで瞑想気分!“名もないビーチ”、素晴らしすぎる!

岩の裏に戻り、そこにいたひとり旅の女性に「岩の先、最高ですよ!」とおすすめしたら、「行ってみます!」と。しばらくして戻り、あまりの美しさに感動していました。
もうひとりの女性は、海に浸かり瞑想しているかのように立ち尽くしていました。わかります。思わず立ち尽くすしかない美しさなのです。
小浜島(黒島も)は安全でサイクリングで周りやすく、ひとりでも入りやすいカフェがいくつかあります。マリンスポーツをしなくても、都会の生活から離れてひとり旅したい女性におすすめです!
西表島の向かいにはマングローブ林が

次はマングローブ林へ。サトウキビ畑が現れました。

ここから見ると、西表島は圧倒的な大きさです。すぐ目の前なのがよくわかります。

マングローブ林です。そういえば黒島にはなかったのですが、規模の大きなマングローブ林で知られる西表島の向かいだからでしょうか。亜熱帯らしい景色が広がります。この海岸は「石長田海岸」です。

島の中心にある集落でランチをしました。手作り感があっておしゃれなカフェです。詳しくはカフェ特集でご紹介しますね。ランチのできる場所は少ないので、見つけたら入るか事前に調べたり用意をしてきたほうが良さそうです。

この建物ではありませんが、集落には「ちゅらさん」ゆかりの沖縄家屋があります。「ちゅらさん」の舞台めぐりをする人も多いようです。
島では伝統的な行事が受け継がれています。2007年に、盆、結願祭、種子取祭が、国指定重要無形民俗文化財に指定されました。昔ながらの織物も伝承されているそうです。

山羊も、

馬も、

少し離れた場所には牛もいます。
西の突端の「細崎ビーチ」へ

西の端、細崎(くばさき)までやってきました。ここは漁港でもあり、集落には漁業に携わる海人が多く住まれているそうです。ちなみに反対の東側に、リゾートホテル2軒とゴルフ場があります。

半島の突端には「マンタ展望台」のある「海人公園」があります。が、残念ながら2021年3月現在、コロナ禍により閉鎖中。今後の再開は未定です。

「細崎(くばさき)ビーチ」は潮流がとても速いので、海水浴向けではないようです。

ちょっと一服したいなと思い、海の前のお店に入ろうと思ったら、そろそろ閉店とのこと。通ってきた道に、カフェがあったのでそちらで休憩。地元で働く若者たちが集う、コーヒーのおいしい素敵なお店でした。カフェ特集でご紹介します。

帰り道は日が暮れかけていました。人が少ないのでとっても静か。サトウキビ畑が“ざわわ”と風にそよぐ音だけが聴こえてきます。

フェリーにギリギリ間に合いました。小浜島はマリンレジャーはもちろん、自然の素晴らしい景色を楽しめる島です。風に吹かれながらサイクリングをして、絶景を見て、素敵なカフェで過ごし、今日もいい一日でした。
[All photos by Yo Rosinberg]
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ロザンベール葉
主に横浜・東京で育ち、縁あって京都に在住。美術書出版社勤務を経て、フリーランスライター歴20年余り。フランス人のパートナーと共に、フランスとイタリアを中心に気ままな旅をする。海はどこも好きだけど、「地中海」という響きに憧れる。マイペースが好き。
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