TABIZINE > 近畿 > 三重県 > グルメ > 灯台の上からダイナミックな太平洋の絶景を一望!漁港ではとれたての魚介類を堪能「大王埼灯台」【三重県志摩市】

灯台の上からダイナミックな太平洋の絶景を一望!漁港ではとれたての魚介類を堪能「大王埼灯台」【三重県志摩市】

Posted by: ロザンベール葉
掲載日: Aug 23rd, 2021.

伊勢志摩国立公園に指定されている志摩半島の最南端にある「大王埼(だいおうさき)灯台」。太平洋の荒波が打ち寄せるダイナミックな海と空が広がる絶景を、360度のパノラマビューで楽しむことができます。絶景を満喫した後は、波切漁港でとれた新鮮な魚介類を味わえますよ!

Facebook はてなブックマーク LINEで送る コメント

大王埼灯台


海の難所に建てられた「大王埼灯台」

大王埼灯台

三重県志摩市大王町、志摩半島の東南端にある「大王埼灯台」。東京から新幹線のぞみで名古屋駅まで約1時間40分、近鉄特急に乗り換えて鵜方(うがた)駅まで約2時間。またそこからバスで20分という、東海地方にありながら世界の果てのような辺鄙な場所にあるのが、また魅力です。

賢島(かしこじま)に滞在していた筆者は電動自転車で行きましたが、1時間以上はかかったと思います。どこから行くにも遠いけれど、それだけに時が止まったような、都会から隔絶された素朴な雰囲気がまたいいのです。これぞ旅!という実感がわいてきます。

大王埼は昔から海の難所として知られていたそうです。大正2年(1013年)にサンマ漁船が遭難して死者51人を出し、同6年(1917年)には当時の日本海軍が誇る3,000トンの巡洋艦「音羽」がこの沖の大王岩に激突し座礁したことなどから、昭和2年(1927年)に灯台が建設され点灯されました。昭和53年(1978年)には大改修を行い、現在の姿になったそうです。

波切漁港から灯台へ

波切漁港

まずはバス停のある波切(なきり)漁港に到着。小さな漁港というのは実質のみで、素っ気なさがいいですね。釣り場としてもおすすめのようです。

真珠店

灯台へ行く道には、真珠のアクセサリーを販売するお店がいくつかあります。養殖と卸売が本業なのでしょう。デザインの好みもありますが、百貨店や有名店よりお得な価格で購入できるはずです。

灯台への坂道

灯台へは、こんな坂道を上っていきます。

真珠店

ここにも真珠店があります。灯台への坂道は、湘南・江の島の展望灯台に行く道を思わせます。でも、ほとんどのお店は閉まっており、ひなびた雰囲気が漂います。

食堂

食事ができると思っていたお店は、その日は人手が足りないそうで店頭販売のみでした。

大王埼灯台

ほどなく大王埼灯台に到着。青空に白亜の灯台が映えます。

大王埼灯台

灯台に来ると、地の果てにたどり着いたような感じがして、旅情をそそられるのですよね。

太平洋の大海原と水平線が広がる絶景!

大王埼灯台 小部屋

階段を上っていくと、途中に小部屋があります。絵になる風景が多いことから、大王埼は「絵かきの町」といわれているそうです。こちらには灯台を描いた数多くの絵が飾られています。

大王埼灯台からの景色

この部屋を出たところから見る海はこんな感じです。先に何も阻むものがない、一直線の水平線を見ていると心が解放されていくようです。

大王埼灯台からの景色

真下には岩を取り巻くように波が渦巻いています。

大王埼灯台からの景色

頂上からの景色です。志摩半島南部を見渡せます。

大王埼灯台からの景色

灯台をより深く理解できる「大王埼灯台ミュージアム」

大王埼灯台ミュージアム

灯台を下りると、「大王埼灯台ミュージアム」があります。日常生活では灯台のことを考える機会は、なかなかないと思いますが、こちらでは灯台の役割や仕組み、歴史などをより深く知ることができますよ。

大王埼灯台ミュージアム

クイズ形式になっていたり、

大王埼灯台ミュージアム

映像で見ることもでき、わかりやすく解説してくれます。かつては灯台守という職業があり、彼らは一年中休むことなく働いていたそうです。灯台やその近くに家族と共に暮らしながら、船の安全な航行を支えていました。

大王埼灯台の構内には官舎があり、灯台守はそこで暮らしていたそうです。灯台の点灯と消灯が主な仕事ですが、ほかにも気象情報を観測して気象台に知らせる電報を打ったり、漁業関係者からの海の状況の問い合わせに答えたりしていたとか。ここから遠くない、三重県鳥羽市の離島・神島を舞台にした三島由紀夫の『潮騒』に、灯台長夫妻が登場していたのを思い出しました。

2004年に最新レーダーの設置による気象(波高)観測の自動化により無人化され、灯台守の存在がなくなったそうですが、そう古いことではないのですね。機械化された今でも、職員は定期的に巡回点検を行っています。

また意外だったのが、日本全国でのぼれる灯台は、千葉銚子市の犬吠埼、静岡県熱海市の初島、沖縄県読谷村の残波岬など16基のみだそう。実は貴重な存在なのですね。

大王埼灯台
住所:三重県志摩市大王町波切54
電話:0599-72-1899(公益社団法人燈光会 大王埼支所)
参観時間:3月~10月 9:00~16:00、土日祝・GW 9:00~16:30、11月~2月 9:00~16:00
参観寄付金:300円(中学生以上)
URL:https://daiozaki.com/

海藻店や干物店で地の食材を購入できる

大王埼灯台

灯台から少し下りた所に「八幡さん公園」があります。ここは灯台を撮影するのに最適なスポットです。

海藻店

行きに上ってきた道にある海藻店で「あおさ」を購入しました。なんと3袋500円(税込)!道の駅で購入すると倍以上の価格になりそうです。地の食材はなんといってもうれしいですね!

魚の干物

もうお店が閉まるところで、しかも、自宅に帰るまで日数があったのであきらめましたが、できれば魚の干物も購入して帰りたいですね。

鰻と漁港からのとれたて海鮮を堪能!「うなぎ・寿司 しまや」

名切漁港

波切漁港に戻りました。

うなぎ・寿司 しまや

ランチをしようとGoogle マップで探したものの、表示される数少ないお店は閉まっています。そこで、路地の先に「うなぎ」と書かれたのぼりが見えたので入ってみました。お店の看板もないこちら(後で確認すると実はこの上に看板がありました)。なにやらおいしそうな予感・・・。

うなぎ・寿司 しまや

ここで鰻がとれるのかな?と疑問に思っていたら、今一番良い鹿児島産の鰻を使われているとのこと。

鰻定食

漁港近くで営む海をよく知る人が言うのだから間違いない!と鰻定食(並)1,800円(税込)を注文しました。今年は土用の丑の日にも鰻をいただけなかったので、久しぶりでうれしい!鰻ときゅうりとの酢の物“うざく”も付いています。鰻をしっかりと堪能できました。

しまや メニュー

にぎり

パートナーはにぎり1,800円(税込)を注文しました。これが素晴らしかった!見て下さい!この大ぶりの刺身!すごいボリュームで、しかも食べてみると鮮度の違いがすぐにわかります。尋ねてみると、やはり波切漁港から、その日に仕入れたとれたてだそうです。漁港ならではの醍醐味ですね。

後で確認したところ、創業75年のうなぎと寿司のお店「うなぎ・寿司 しまや」でした。秘伝のタレを守り続け、三姉妹で営まれています。鰻を先代によるこだわりの秘伝のタレに漬け込んで焼くことを3回繰り返しているそうです。元々は大王町の船越という所で営業していたのを、波切漁港の漁師さんたちに頼まれて、漁港近くに移転されたとか。土地に根付いたこんなお店、好きですね~。

うなぎ・寿司 しまや
住所:三重県志摩市大王町波切234
電話:0599-72-0331
営業時間:10:00~21:00
※2021年8月17日現在、10:00~20:00(L.O.19:00)
定休日:火曜日
※テイクアウトも可能
URL:https://isesima.info/shimaya/
※現在、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、営業時間が変更になっています。詳しくは店舗にご確認ください。

灯台からの海の絶景を楽しみ、観光地化されすぎていない素朴なたたずまいの漁港で、とれたての魚介類を味わう。派手さはありませんが、その土地に根付いた本物に出会えます。

[All photos by Yo Rosinberg]
Do not use images without permission.

ロザンベール葉

ロザンベール葉
主に横浜・東京で育ち、縁あって京都に在住。美術書出版社勤務を経て、フリーランスライター歴20年余り。フランス人のパートナーと共に、フランスとイタリアを中心に気ままな旅をする。海はどこも好きだけど、「地中海」という響きに憧れる。マイペースが好き。


,,, | 観光,グルメ,豆知識,現地ルポ/ブログ,近畿,三重県,グルメ,現地ルポ/ブログ,観光


三重県のグルメ関連リンク

伊勢神宮 日の出 早朝 伊勢神宮 日の出 早朝
伊勢 赤福本店 赤福餅 伊勢 赤福本店 赤福餅
おはらい町 牡蠣 おはらい町 牡蠣

おはらい町 焼肉 おはらい町 焼肉
牛鍋 豚捨 牛鍋 豚捨


PONCHI’S PIZZA PONCHI’S PIZZA
安乗埼灯台からの景色 安乗埼灯台からの景色
1 2 3 4 NEXT

#グルメ #海鮮 #灯台 #絶景