ポロト湖の懐にひたる湯宿「界 ポロト」
星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランド「界」の19施設目となる「界 ポロト」。四季折々に色づく景色をたのしむことができ、多くの野鳥が生息する北海道の天然林に囲まれたポロト湖畔に位置しています。コンセプトは「ポロト湖の懐にひたる、とんがり湯小屋の宿」。
設計は、アイヌ文化を尊重し、異なる民族との共生を体験できるよう建築家・中村 拓志(なかむら ひろし)氏が手掛けました。敷地内に大胆に引き込んだつくりが特徴的で、施設のどこにいてもポロト湖を身近に感じることができます。
アイヌ語で「大きな湖」を意味する「ポロト湖」。アイヌ文化伝承の地として維持されてきたポロトコタン(*1)から着想を得て、湖面にはアイヌ文化の建築特徴であり、丸太組みの三脚構造である「ケトゥンニ(*2)」を基本構造とした湯小屋が佇みます。
*1 アイヌ民族の集落のこと
*2 伝統的なアイヌ文化の家屋における屋根を支える構造のひとつである三脚構造のこと
全室ポロト湖ビューの「客室」
全42室の客室はポロト湖に面しており、眼前に広がる湖との一体感を感じられます。穏やかなポロト湖面の奥には、白樺やカエデが繁る天然林。室内には白樺の丸太を配し、雄大な自然に溶け込んでしまうような感覚に包まれます。壁紙やクッションなど、アイヌ文化から着想を得たデザインを室内のいたるところに散りばめます。静寂な空間の中、時の流れを忘れてしまうような滞在が叶います。
世界的にも珍しい「モール温泉」
界 ポロトでは、世界的にも珍しい「モール温泉」を堪能することができます。モールは、天然植物由来の腐植質の有機物を含有し、独特な茶褐色の湯が特徴。そこに含まれるフミン酸、皮膚コンディショニング作用(*3)のあるフルボ酸は化粧品にも配合されることから、モール温泉は「美肌の湯」ともいわれます。(*4)また、界 ポロトの泉質はアルカリ性のため、古い角質を落とし肌の新陳代謝を高め、湯上がりの肌はすべすべと滑らかに整います。
*3 Cosmetic-Info.jp [https://www.cosmetic-info.jp/jcln/detail.php?id=11248]
*4 道立衛生研究所 青柳直樹 https://www.iph.pref.hokkaido.jp/charivari/2006_06/2006_06.htm
泉質:アルカリ性単純泉 pH:8.82
大浴場「△湯(さんかくのゆ)」
宿泊者のみ利用できる「△湯」は、施設のアイコンでもある「とんがり湯小屋」の中にあります。内風呂は、源泉かけ流しの「あつ湯」と、心身を鎮静させる「ぬる湯」の2つの湯船を用意。露天風呂では、新緑、紅葉、雪景色、四季折々、ポロト湖の景色を眺めながらの湯浴みを楽しめます。
もうひとつの大浴場「〇湯(まるのゆ)」
「○湯」は、宿泊者以外も利用できる温泉です。湖上に佇む開放的な「△湯」に対し、「〇湯」は洞窟の中にいるかのような空間。内風呂のドーム天井の頂部には外の自然と繋がる丸い穴があき、ポロト湖の自然を感じる柔らかな光が差し込みます。
「パートナーシップ協定書」について
星野リゾートは、2018年6月28日、北海道・白老町と「パートナーシップ協定書」を締結。白老町及び隣接する民族共生象徴空間「ウポポイ(*5)」の関連団体と連携を取りながら、アイヌ文化を尊重し、ゲストがアイヌ文化や異なる民族との共生を体験できるよう協働して取り組むことを定めています。
*5 アイヌ文化の復興・発展の拠点として2020年7月12日開業したナショナルセンター
※画像はイメージです。
界 ポロト
住所 :北海道白老郡白老町若草町1-1018-1
電話番号:0570-073-011(界予約センター)
客室数 :42室
付帯設備:ロビー、食事処、トラベルライブラリー、ショップ、湯上がり処、
大浴場「△湯(さんかくのゆ)」(男女別、露天風呂各1、内風呂各2)、
「〇湯(まるのゆ)」(男女別、内風呂各1)
価格 :1泊 28,000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料・税込、夕朝食付)
「〇湯」(日帰り温泉) 一般1,500円、白老町民400円
アクセス:JR白老駅より徒歩15分、新千歳空港より車で約40分
URL:
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiporoto/オープン日 :2022年1月14日
@Press
Sayaka Miyata
カフェでぼーっとすることと、あてもなく散歩することと、おいしいものを探したり食べたりすることが好き。子どもが生まれてからは睡眠も好きになりました。
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