ネットワークで全世界リアルタイムにデジタルの花を届ける
参加型アートプロジェクト「DANDELION PROJECT」は、世界各地に設置されたタンポポのアートオブジェ「DANDELION」が起点となり、参加者が「DANDELION」を体験すると、平和への願いがデジタルのタンポポの綿毛に乗っかって、ネットワークで世界各地の「DANDELION」につながり、リアルタイムでデジタルの花を届けることができるプロジェクトです。
また、公式サイトからオンラインでの参加も可能で、オンライン体験した方の綿毛も各地に花となって咲いていきます。
こんな今だからこそ、アートで繋がる体験を
直接顔を合わせて行き交いがしにくい今だからこそ、ネットワークとデジタルを駆使し、花を咲かせ合って平和を繋いでいく、アートでつながる体験をしてみませんか。
昨年の東京、シンガポールなどでの開催や東京タワーでの半常設に続き、今秋から世界文化遺産である京都・上賀茂神社や仁和寺、復興を目指す熊本城、重要文化財である高知城など、日本の歴史を刻んできた場所もこのアートプロジェクトに賛同し、各地で開催されています。また今後も、世界各地での開催が予定されています。
「DANDELION PROJECT」参加箇所
東京・東京タワー メインデッキ
東京・TBSドラマ「日曜劇場 日本沈没-希望のひと-」コラボ
京都・賀茂別雷神社(上賀茂神社)[世界文化遺産]
京都:仁和寺[国宝・世界遺産]
京都・平安神宮[重要文化財]
京都・興聖寺
高知・高知城[重要文化財]
佐賀・佐賀県庁展望ホール
熊本・熊本城[重要文化財]
韓国・ソウル市
2020年以降、あらゆる面で世界が変化していく中で、僕たちはどのように世界と、そして他者と繋がっていくのか。
誰もが発信力を持ち、誰とでもコミュニケーションが取れる時代。
言葉での主義主張によって”一つの正しさ”を訴え合うとキリがありませんが、平和や平穏を願う優しい感情を通して、人の心が繋がり合う方法もあると信じたいです。
「DANDELION」はとてもシンプルな行為によって世界中の人々を繋ぐ作品です。
タンポポに願いを込めて吹く、という誰もが子供の頃に遊んだ原体験的な行為と、世界各地で瞬時に花が咲くスケールが合わさったこの作品を、僕自身とても気に入っています。
花は言葉を必要とせず、物事を分け隔てることもしません。種子を飛ばし、たどり着いた先でまた花を咲かせます。
そんな風に、国や人種、思想に関わらず、皆がアートを通して繋がり、世界中に花を咲かせることができればと願っています。
■村松亮太郎:1997年にクリエイティブカンパニーNAKED, INC.を設立。アーティスト。NAKED, INC.代表。大阪芸術大学客員教授。長野県・阿智村ブランディングディレクター