華やかなデコレーションに包まれるパーク
緊急事態宣言解除後、 5,000人以下だった入場制限が緩和され、ようやくいつもの“パークらしさ”が戻ってきた東京ディズニーランド。クリスマスイベントが開催されるのは実に2年ぶりのこと。例年よりも全体的に規模は縮小気味ですが、それでも華やかな雰囲気は今までと変わらず、訪れるゲストはみんな大喜びの様子です。
ワールドバザール入口にはツリーやリースがあしらわれ、すでにホリデームードたっぷり。「Disney Christmas 2021」のロゴが描かれたタペストリーも飾られ、フォトスポットとして人気を博していました。
メインエントランス正面には、サンタ帽をかぶったミッキーマウスデザインの花壇がお目見え。
ワールドバザール内には、オーナメントがふんだんに配されたガーランドが。真ん中にはミッキーマウスモチーフのリースが連なるなど、ディズニーらしさもひとしおです。夕方以降はガーランド全体が煌めきロマンティックな佇まいに。昼と夜で異なる表情を楽しみたいところ。
パレードルートにはディズニーキャラクターをデザインしたバナーが随所に飾られています。シンデレラ城近くにはプレゼントを持つ姿がかわいいミッキーマウス。他にもミニーマウスやプルート、ドナルドダックなど8種類が展開されています。お気に入りを探してみるのもいいかもしれません。
1日1~2回ミッキーマウスたちがゲストにご挨拶
東京ディズニーランドでは1日1~2回、パレードルートにて「ミッキー&フレンズのグリーティングパレード:ディズニー・クリスマス」を開催。2015~2019年に行われた「ディズニー・クリスマス・ストーリーズ」を再現したもので、キャラクターがベルを鳴らしてゲストにご挨拶します。オーナメントでデコレーションされたフロートはポップな色彩で、見ているだけで元気がもらえそう。
コロナ禍により今年のフロートは1台だけ。一時停止することもなく、さらにはダンサーさんもおらずファンには少々寂しいかもしれません。ですがミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダック、プルートという人気者を一枚の写真に収められるのですから、これもこれで良しと言えるでしょう。
さらに例年よりゲストの数は少なく、ソーシャルディスタンスが徹底されているため、キャラクターから目線をもらえる確率が高いのも今年の魅力に思えます。ミッキーたちが鈴をシャンシャン鳴らす音もきちんと伝わってきて、なんとも愛おしい気持ちに。
パレードは約25分。毎年鑑賞するファンには物足りないかもしれませんが、キャラクターたちのキレッキレのダンスや、楽しそうに手遊びする姿はやはりかわいいもの。感染対策に気をつけつつ、心温まるグリーティングを楽しみましょう。
パークで行う新型コロナウイルス対策とは?
コロナ前より清掃回数を増やすなど、感染対策を徹底しているという東京ディズニーランド。筆者が実際に訪れて印象的だったのが「お店の出入り口」です。人のすれ違いを避けるため、ほとんどの場所で「入口」と「出口」が分けられていました。
間接接触感染を下げるべく、パーク内のゴミ箱のフタは開け放しに。
アトラクションの並び場所にはスタンディングマーカーが貼られ、密を防ぐ対策が。乗り物の手すりなどは、定期的に消毒されているようですが、念のため乗車後の手洗いや消毒をしたほうがよいでしょう。
なお東京ディズニーリゾートでは「来園前の準備」「健康と安全のための取り組み」を公式サイトで公開中。パーク訪問前にしっかり読んでおきたいところです。マスク着用やソーシャルディスタンスに留意しつつ、特別なクリスマスを楽しんでみてはいかがでしょうか。
[All photos by Nao]
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