今日の地図記号は「記念碑」
今日の地図記号の正解は、「記念碑」でした!
石碑を前から見た形とその影の形から由来し、この記号になりました。底辺の横に伸びるラインは影を表しています。
基本的には立像を含めた有名なものをあらわしますが、良い目標となるものは有名でなくてもこの記号が使われていることもあり売ます。
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この地図記号が使われている有名なもののひとつがこちら。東京都渋谷区の渋谷駅前に建っている「忠犬ハチ公」です。
ハチは、東京帝国大学農学部教授の上野英三郎博士に飼われていた秋田犬。帝大に出勤する上野博士と一緒に、ハチは毎日渋谷駅まで通っていました。そんななか、上野博士が急逝。ハチは代々木に住む他の飼い主に引き取られましたが、その後も10年間、ハチは毎日渋谷駅まで通い、上野博士の帰りをずっと待っていました。
主人を健気に待ち続けるハチの姿は新聞に取り上げられ、人々の注目を集めました。そして、まだハチが生きていた1934年に初めての銅像がつくられ、ハチも除幕式に招待されたのです。
その後、太平洋戦争中に金属供出によって撤去され、戦後になって2代目が建立。それが現在も渋谷駅で親しまれている銅像です。
名称:記念碑
適用:1. 記念碑は、立像を含め著名なものを表示する。2. 記号の真位置は、記号下辺の陰の部分を除いた中央とする。
参考:国土地理院 https://www.gsi.go.jp/top.html