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【話題の没入型アート展】モネの睡蓮も!「イマーシブミュージアム」で360度印象派の世界を体験

Posted by: autumn
掲載日: Jul 28th, 2022.

東京・日本橋三井ホールで行われている「Immersive Museum(イマーシブミュージアム)」。一般的な美術館とは異なり、ただ絵画を鑑賞するのではなく、没入体験ができる新しいアートミュージアムです。モネやドガ、ルノワールなど印象派の世界に没入できる同展示は、SNSでも話題沸騰中! 予約は必要? チケットは当日でも買える? 実際の体験とともに徹底解説していきます。

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アート作品の中に没入!?体験型のアート展「イマーシブミュージアム」

イマーシブミュージアム
東京・三越前にある「日本橋三井ホール」にて開催中の「Immersive Museum(イマーシブミュージアム)」「イマーシブ=没入」の通り、これまでとは違う新しいアート体験ができるミュージアムです。

今回の「イマーシブミュージアム」のテーマは「印象派」。当時、印象派はこれまでのスタイルを大きく揺さぶり、新しい価値観を見出したイノベーター的存在でした。
 
印象派のように、既存の美術館に対して、最新の映像技術で新たな美術体験を試みた「イマーシブミュージアム」。イノベーターとしての印象派の精神を、2020年代なりのやり方で表現したのだそうです。

混雑は?事前予約がおすすめ


大人気の「イマーシブミュージアム」は、SNSを中心に話題沸騰中! 当日券もありますが、土日はもちろん平日も販売上限枚数に達してしまうことがあり、当日券の販売が無いこともあるそう。
 
事前にチケットを購入しておくのがおすすめですよ!

いよいよ、印象派の世界へ没入!


さあ、いよいよ没入型のミュージアムへと足を踏み入れます。真っ黒のカーテンの奥からは、何やら音楽が聞こえてきました。カーテンを開けてみると……?

360度の広々としたアート空間! 印象派ならではの色鮮やかな世界が広がります。まさに絵の中に入り込んでしまったかのよう。

場内にはクッションが多数置いてあり、座ってリラックスしながら鑑賞ができます。立って見るもよし、寝てみるもよし、自分なりのアート体験を満喫できますよ。またベビーカーでも入場でき、子どもから大人まで楽しむことができます。
 
上映は、本編30分と撮影タイムや他作品の上映を含む、計約40分。その内容をダイジェストでご紹介します。

シーン1. 印象・日の出


まずは「印象派」の名称のきっかけとなったとされる、モネの『印象・日の出』の絵からスタート。

絵に描かれている19世紀フランスのル・アヴール港を、写真資料などを元にCGで再現されています。モネは、眼前の風景をどのように絵画に表したのか。その世界を垣間見ることができますよ。

シーン2. 印象派展


次々と集まる人々は、第一回印象派展が開催された「ナダール写真館」を彷彿とさせる建物へと入っていきます。幕が開くと……?


印象派の絵画がズラリ。それぞれ実寸大となっているそうで、当時の人が見たであろう印象派展を鑑賞することができます。

シーン3. 印象派の技法


展覧会を後にすると、なにやら細かい筆致で会場が埋め尽くされました。鮮やかな絵の具の重なりが見て取れます。

だんだんと引いていくと、絵の全体像が見えてきました。こちらはモネの『ラ・グルヌイエール』。どうやらモネの技法に没入していたようです。

シーン4. 印象派の画家たち


続いては、印象派を代表する画家たちの絵が次々と登場。

全8回の印象派展に出品された絵画を中心に、ピサロやドガ、カサットなどの絵を大迫力で鑑賞できます。

シーン5. 絵画の中へ


こちらは、ルノワールの『湖のほとり』。遠くからだんだんと絵が近づいていき……。


色彩豊かな絵画の中へとダイブ。それぞれの色や描かれているモチーフがバラバラになっていきます。

シーン6. モネの連作


多くの連作を残すモネの作品が、次々と登場します。時間によって変わる光の角度、変化する色を再現するため、キャンバスを変えて光の移ろいを再現したモネ。

移ろう光が表す時間の経過が「チクタク」といった時計を思わせる音楽とともに表現されています。今回の展示ではすべてオリジナルの音楽が使われていて、絵や構成に合わせた音楽体験も見どころの1つです。

シーン7. 睡蓮


モネがフランス・ジヴェルニーの自宅で描いた、代表作『睡蓮』

連作で描かれた、異なる数種類の『睡蓮』が次々と登場します。

会場いっぱいに広がる鮮やかな世界。360度、床までモネの世界で埋め尽くされ、身も心も没入してしまいました。

シーン8. 印象派



当時の既存の美術概念に立ち向かい、新たな価値観を見出した印象派の画家たち。ラストは、その中心となった画家たちの肖像が紹介されています。

まるで絵画の世界に迷い込んだ!?撮影タイムもお見逃しなく


絵画を「鑑賞する」という概念から、「没入する」という新たな体験ができる「イマーシブミュージアム」。本編上映後には、約5分間撮影タイムが用意されています。
 
筆者も絵画に没入した写真を撮ってみました。女性の方は、白いワンピースを着ていくと光が当たり綺麗な写真が撮れるかもしれません!

見どころはまだまだ!サボり癖のある絵も登場

イマーシブミュージアム
展示ホールの外にも、まだまだ見逃せないポイントを発見! こちらは、カイユボットの『ボート漕ぎ』の作品です。

目を離した隙に……!



絵から離れ目を離した隙に、なんと漕ぐのをやめてサボろうとしている……!? 絵かと思いきや、思わぬ仕掛けに驚いてしまいました!

かき氷やクリームソーダも!作品をモチーフにした限定メニューやグッズを販売


展示ホールから出ると、Café&Giftエリアがあります。カフェには、印象派の作品群をモチーフにしたここでしか味わえないスイーツがズラリ。夏らしいかき氷も用意されています。

中でも人気というのが「クリームソーダ」。モネの作品をモチーフにした3種類は、どれも色鮮やかで見た目も美しいですよね。

カフェメニュー一覧


他にも、作品をイメージしたオリジナルのクラフトビールや、ゼリードリンクなども用意されていますよ。

ギフトショップの人気商品はこちら


こちらは、ギフトショップで販売されている「パレットクッキー」。しっとり系のクッキーだそうで、筆者が訪れた平日の夕方にはすでに完売! ぜひチェックしてみてくださいね。

話題沸騰中!「イマーシブミュージアム」で印象派の世界に没入体験


SNSでも話題沸騰中の「イマーシブミュージアム」。鑑賞型の一般的な美術館とは異なり、「没入型」の新しいアート体験を満喫できます。
 
自由に歩き回ったり座ってリラックスしながら、印象派の世界に没入できました。

イマーシブミュージアム
会場:日本橋三井ホール(東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1-5階)
会期:2022年7月8日(金)〜2022年10月29日(土)
時間:10:00 – 21:00(20:20 最終入場)
チケット:大人(18歳以上)2,500円(税込)、中学生・高校生・専門学生・大学生 1,500円(税込)、小学生以下無料
HP:https://immersive-museum.jp/

[All Photos by autumn]
 

 

autumn

autumn ライター
おいしいものやおしゃれな空間、美しい景色を求めて旅に出ることがだいすき。休日はカフェ巡りや、フィルムカメラをもってお散歩をしています。エモい空間や流行りのカフェには目がありません!



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