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友人のようなガイドと街歩き「ご近所ガイド OMOレンジャー」
©OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート
「OMO」は、星野リゾートが2018年より展開するブランドで、ここ「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」は5施設目として誕生。“寝るだけでは終わらせない、旅のテンションをあげるホテル”をコンセプトに掲げ、街を深く楽しむステイを提案します。そんなOMOの特徴といえば「ご近所ガイド OMOレンジャー」。OMOスタッフが友人のように街を案内し、ゲストと一緒に旅を楽しむガイドサービスです。
OMO5沖縄那覇では、沖縄の食文化を知る「スーパーマーケットレンジャー」や、迷路のような小路を歩く「裏国際通りさんぽ」など、さまざまなガイドサービスを開催。那覇の街をディープに知れるのであれば、これは頼らなきゃ損! そこで、2つのコースに参加してみました。
沖縄の食文化を知る「スーパーマーケットレンジャー」
まずは「スーパーマーケットレンジャー」から。ご当地スーパー「フレッシュプラザ ユニオン前島店」を訪問します。ホテルからは歩いて10分ほど。聞けば、沖縄本島では指折りの激安スーパーで、ほとんどの店舗が24時間営業・年中無休。なんでも「ユニオンですから〜」がキャッチフレーズのCMソングは県民のほとんどが歌えるとの噂も。
店内は日常感に満ちた、気取らない雰囲気。初めて来たはずなのに、どこか懐かしさを感じます。入り口付近は果物や野菜コーナー。沖縄産スナックパインは397円! 東京では考えられぬ破格の安値に早速テンションが上がります。
こちらはバウムクーヘンのように棒に巻いて焼く、車麩。北陸地方などでも生産されていますが、沖縄では1本売りが主流とのこと。沖縄家庭料理の代名詞、フーチャンプルーなどに使われるのだとか。
アメリカの食文化の影響を受け、缶詰が普及している沖縄。中でもチャンプルーやにんじんしりしりに欠かせない「ツナ缶」は、箱買いして常備する家庭も多いのだそう。1ダース入りの箱にはシーサーのイラストが描かれていて、特別感もひとしお。お土産にも最適ですね。
沖縄そばも麺から出汁まで実に多彩なラインナップ。これだけ多いと、さすがに迷ってしまいます……。
そんなときはOMOレンジャーにアドバイスしてもらうのが吉。診断チャートでいくつかの質問に答えると自分好みの出汁に出合えますよ。
突然ですがクイズです。ズラリと並ぶ牛乳パックたち。お馴染みの光景ながら、よ〜く見ると本土とは明らかに違う箇所があるんです。どこか気づきますか?
正解は、容量が1000mlではなく「946ml」であることでした。なぜこんな微妙な容量なのかというと、それは沖縄の歴史と深い関係が。
戦後、米国の支配下に置かれた沖縄は、通貨や車の通行方法が米国式に切り替えられましたが、牛乳パックも然り。日本の1Lに近い、“4分の1ガロン”の946mlが採用されたのです。本土復帰後も、牛乳パックの容量はそのまま根付き、今なお946mlが主流なのだそう。
年間消費量は本土の約1.4倍と、沖縄の食文化を語る上では欠かせない豚肉。売り場スペースは牛肉や鶏肉よりもはるかに広く、その需要の高さがうかがえます。皮付き三枚肉やグーヤヌジー(前足の付け根部位)など、珍しいアイテムも勢ぞろい。
ちんすこう、塩せんべい、黒糖など沖縄菓子も幅広い品ぞろえ。空港や土産店よりもはるかにお値打ちなのも特筆すべきところ。
筆者が気に入ったのが、OMOレンジャーイチオシの「塩小亀」というローカルおせんべい。小麦粉とデンプンを揚げたもので、味付けは沖縄産の塩のみ。シンプルながらも香ばしさが格別で、病みつきのおいしさです。醤油味、梅味なども用意。
思わずその値段に目を奪われた、沖縄のお茶の定番「さんぴん茶」。
緑茶にジャスミンの花の香りを付けたさんぴん茶。メーカーによって香りや苦味、コク、後味が異なるのだそう。ここでも診断チャートで好みのものを見つけてみましょう。
旅先で必ずスーパーに立ち寄る筆者ですが、OMOレンジャーの存在のおかげで知られざるトリビアを聞けたり、自分では選ばないであろうアイテムに出合えたりと、いつもより濃い時間を過ごせたという印象です。スーパー滞在時間は約1時間ですが、さらに買い物を楽しみたいときは現地解散も可能。商品を入れるOMOオリジナルエコバックがプレゼントされるのも、うれしいポイント。楽しく、深く、沖縄の食文化を体感してみてはいかがでしょうか。
期間:通年
開催時間:朝8:45
所要時間:約1時間15分
対象年齢:どなたでも
含まれる内容:オリジナルバッグ
料金:1名1,000円(税込)
定員:4名
集合場所:1階ご近所マップ前
開催言語:日本語
申し込み期限:ツアー前日の22:00(空きがあれば当日参加可)
迷宮感がたまらない!「裏国際通りさんぽ」
©OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート
続いてのガイドサービスは「裏国際通りさんぽ」をご紹介。まずはホテルから、国際通りの裏手側に広がる「市場本通り」へ向かいます。ここは土産物店や食品店が軒を連ねる商店街。てっきりこの通りを歩くのかと思いきや……、
まず案内されたのは「市場本通り」から続く階段を上った2階にある、レトロ、且つ怪しげな小路。ですが実はここ、水上店舗という由緒正しき複合商店街ビルなのです。
この通りの下にはガーブ川と呼ばれる川が流れており、戦後の復興期には、多くの人が川沿いに小屋を建て商売を始めたのだとか。しかし大雨が降る度に洪水が起こり、再開発事業の一環として改修工事が行われることに。水被害を防ぐため川は覆われ、その上に建てられたのがこの水上店舗となります。
時代に取り残されたような通路を歩けば、タイムスリップした気分に。訪れた日はコロナ禍により多くの店がシャッターを下ろしていたものの、最近では若手クリエイターによるギャラリーなどもオープンし、新たなカルチャーの発信地としても注目を集めているのだとか。
続いて訪れたのは、市場本通りから一本入った路地にある「松本商店」。創業50年を超える老舗乾物店です。
店内に入り、まず目に飛び込んでくるのはカツオ節の山! 1本単位で販売されており、その場で削り節に加工してもらえます。聞けば沖縄料理の基本はカツオ節であり、1人あたり消費量は全国で沖縄県がダントツ1位なのだそう。
削りたてのカツオ節の香りは格別そのもの。出汁をとるだけでなく、チャンプルーやお味噌汁にそのまま加えたりと、毎日の食卓で親しまれているようです。
「カツオ節で出汁をとることで旨味やコクが強くなるので、自然と塩分を控えられるのが沖縄料理の特徴。最近では食の欧米化が進み、以前よりは増えているようですが、それでも県民の塩分摂取量は全国に比べて今でも低いようですよ」(店主・松本さん)
再び市場本通りに。奥に進むにつれて道幅が狭くなり、小さな路地に入ればさらにディープな雰囲気に。さながらゲームのダンジョンのよう。
あらゆる路地が連結しているので、少し歩くだけで方向感覚が狂ってしまいそう。これぞ迷宮! 空気は湿気を帯びていて、もはや東南アジアのような南国特有の香りが。思わず「ここは日本?」と疑ってしまうほどの異国情緒に包まれます。
続いては、地元の生活に密着した店舗が並ぶ「新天地市場本通り」へ。
OMOレンジャー絶賛の、ジーマーミ豆腐専門店「花商」に立ち寄りました。ジーマーミ豆腐とは落花生から作られる沖縄県の郷土料理。このお店では、凝固剤としてタピオカ粉を使用しているのだそう。
甘辛のタレをかけていただきます。驚くべきはその弾力。スプーンを入れても簡単にすくえないほど! 落花生の香ばしい風味が心地よく、口に入れた途端、儚くとろけます。隠し味に生姜を使用したタレとのハーモニーも抜群。常温で持ち帰りできるのでお土産にもいいかもしれません。
新天地市場本通りの先にある太平通りには惣菜店が多く、地元の食生活を垣間見られるのも特徴。多くの店で天ぷらを販売していて、もずくやイカなど、ひとつ50円からとリーズナブルな価格も印象的でした。聞けば、沖縄では天ぷらをご飯のおかずとしてだけでなく、おやつとしても食す習慣があるのだそう。
ガイドサービスはサンライズなは商店街で終了。ホテルに戻らずに現地解散です。スーパーマーケット編同様に、OMOレンジャーのおかげで街や歴史、文化により深く触れられ、ひとりで巡るときよりも街に溶け込めたという感触を得られました。さらに隠れた名店やお土産を知れるのも魅力。初めて那覇を訪れるときはもちろん、2度目の那覇旅という人にもおすすめしたいガイドサービスです。
期間:通年
開催時間:16:00
所要時間:約1時間
対象年齢:どなたでも
料金:無料
定員:6名
集合場所:1階ご近所マップ前
開催言語:日本語
申し込み期限:ツアー前日の22:00(空きがあれば当日参加可)
住所:沖縄県那覇市松山1-3-16
電話:0570‐073‐099(OMO予約センター)
駐車場:立体駐車場完備(1台1泊1,500円)
交通:ゆいレール「県庁前駅」から徒歩6分 「美栄橋駅」から徒歩8分、那覇空港から車で約10分(国道58号線沿い)
開業日:2021年5月13日
公式サイト: URL:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5okinawanaha/
>>予約はこちらから
[Photos by Nao]
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