日本人の常識を覆す!北アフリカのヨーグルト文化

Posted by: sweetsholic

掲載日: May 16th, 2014

日本では朝食やおやつの時間に食べることの多いヨーグルト。果物やジャム、シリアルと合わせてもおいしいですよね。しかし、一言でヨーグルトといっても、地域性のある「カスピ海ヨーグルト」や「コーカサスヨーグルト」など、その種類は多種多様です。近年ではクリーミーで濃厚な味わいの「ギリシャヨーグルト」が人気のようです。

日本の常識をくつがえす!海外のヨーグルト文化~北アフリカ編~

「ヨーグルトにもこんなに種類があるんだ!」、と思った方はいませんか?そう、「明治ブルガリアヨーグルト」でお馴染みのブルガリアを含む東欧、イタリアやフランスなどの西欧、アメリカにアジアなど、ヨーグルトは世界中で食べられているのです。その食べ方も国や地域によって実にさまざま。世界の人はどのようにヨーグルトを食べているのでしょうか?まずは、北アフリカのモロッコとアルジェリアの様子を見てみましょう。

モロッコ

日本の常識をくつがえす!海外のヨーグルト文化~北アフリカ編~
羊肉のケバブのヨーグルト添え

ヨーロッパとアフリカの文化が混じり合ったエキゾチックな国。アフリカと言ってもかなりヨーロッパ大陸に近く、スペイン南部からはフェリーで行ける距離です。クスクスに肉と野菜の煮込みを添えた「タジン鍋」に代表されるモロッコ料理は、香辛料を使用したエキゾチックな味わいが特徴。

モロッコの食卓にはヨーグルトが欠かせません。果物やナッツ類と混ぜてシェイクにして飲むほか、 ミントやカイエンヌ・ペッパーと合わせてヨーグルトソースにしたものをお料理にかけて食べるのが一般的。私たちのようにそのまま食べることは少ないようです。

アルジェリア

日本の常識をくつがえす!海外のヨーグルト文化~北アフリカ編~
北アフリカ及び中東など食べられている料理、クスクスのヨーグルト添え

モロッコの右隣に位置するアルジェリア。約130年に渡りフランスの支配下にあったことから、バゲットやフランス産チーズ、バターが食卓に上ることも多い模様。ヨーグルトもフランスのように、プレーンタイプのものやフルーツと合わせて食べる人が少なくないそうです。アルジェリアはトルコや中東の食文化の影響も受けています。このためヨーグルトはそのまま食べるだけでなく、隣国モロッコ同様に「タジン鍋」やラム肉のお料理などにかけて食べるのだそうです。

脂っこい肉料理を食べるとさっぱりしたものが欲しくなるので、ヨーグルトのソースを添えるのは納得かも。ヨーグルトといえばデザート!の文化で育った日本人にとっては、とても新鮮な北アフリカのヨーグルト文化でした。

[All photos by Shutterstock.com]

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sweetsholic ライター

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。世界で経験した文化や学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理が大好き。寄稿媒体:Pouch、ANGIEなど

ブログ
https://ameblo.jp/ma-petite-chocolatine/

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