眺めるだけで心が癒され、悩んでいることがちっぽけに思えてくる「星空」。満天の星空を見るには大自然の中へ行く必要がありますが、日常だとなかなか時間が取れませんよね。
そんなとき、お手軽に楽しめるのが「プラネタリウム」。子ども向けというイメージがありますが、そんなことはありません!最近のプラネタリウムはどんどん進化していて、大人も満足できるものばかりなのです。
映像×音をプラスした大迫力の星空
コニカミノルタ株式会社が運営するプラネタリウム、東京スカイツリータウン「天空」と池袋サンシャイン「満天」。こちらの施設の特徴は光と音の演出により繰り出される、臨場感あふれる星空とCG映像が楽しめることです。
日本でも有数の名所であることから「星の島」と呼ばれている八重山諸島、その星空を沖縄在住のインディーズバンド「HY」の楽曲とともに体感する『星の島で、恋をする』や、大人気アニメとのコラボレーション『銀河鉄道999 〜赤い星ベテルギウス いのちの輝き〜』などが上映されています(プログラムは定期的に変更あり)。
「天空」は、スカイツリー開業にともない、1カ月で約6万5千人が入館したという人気ぶり!観光や買い物の合間に一息つきたい時もおすすめです。
住所:東京都豊島区東池袋3-1-3 サンシャインシティワールドインポートマートビル屋上
上映:11時の回~20時の回 ※上映時間は季節により変更する場合あり
TEL:03-3989-3546
旅の途中に「立寄りプラネタリウム」
羽田空港国際線旅客ターミナルビルにある「スターリーカフェ」。こちらでは、なんと美味しいランチやディナーと一緒にプラネタリウムが楽しめます!プログラムによって上映時間は異なりますが、たとえば、羽田から世界各地の目的地に向かう航路の夜空を楽しむ「ナイトフライト春」は 、12:25/14:25/16:40/19:30/21:30の1日5回(各15分)。リラックスした気分でお出かけできそうですね。
敷地内から富士山を臨むことができる「道の駅 富士川楽座」にはプラネタリウムが併設されています。新番組「季節の星と宇宙の時間(とき)」は、宇宙が誕生した瞬間138億年前を1月1日の0時0分0秒とし、現在までを1年間にたとえ、季節ごとの星空や知っておきたい星座などを詳しく学ぶことができるプログラム。星空に癒されて、運転の疲れをほぐすなんて贅沢!
アロマの香りで癒し効果アップ!
今年3月25日にリニューアルが完成した長崎県の「長崎市科学館」のプラネタリウムで不定期に開催されているのが「アロマプラネタリウム」です。
5月16日には第一回目として「春の香り」をテーマに、同館がオリジナルでブレンドした「リツエアクベバ」「ライム」「ゼラニウム」「ベルガモット」「フランキンセンス」といった香りとともに、星空を楽しむイベントが行われました。
今後、「初夏の香り」(7月18日)、「豊穣の秋の香り」(10月17日)、「暖かな香り」(来年1月16日)をテーマにしたイベントが予定されています。
リニューアルにあたり、2012年7月より「多摩六都科学館」でも使用されている最新鋭の投影機「ケイロンⅡ」を採用。直径23メートルのドームに世界で最も多い1億4000万個もの星を映し出すことができると言われています。「先進的なプラネタリウム」としてギネス世界記録で認定されているほど。
より鮮明な映像を映し出し、天の川を靄(もや)ではなく、一粒一粒の星の集まりとして表現していることも感動ポイントの一つです。
科学技術の発展で星空がより実物に近いものになっていくのは大前提として、昨今のプラネタリウム運営はアイデア勝負といった側面もあるようです。