日本にはさまざまな名湯、秘湯があります。その中で最も人気の温泉地と言えばどこになるのでしょうか?
そこで今回は『楽天』が発表した「2016年 年間ランキング」から、人気の温泉TOP5を紹介したいと思います。2017年の温泉旅行のご参考に!
第5位:鬼怒川温泉(栃木県)
最初は栃木県の鬼怒川温泉。県全体で見ると北西部に位置し、大まかに言ってあの有名な日光の北側にある温泉街ですね。鬼怒川という物騒な名前でも分かる通り、鬼怒川はかつて暴れ川として知られ、今では奇岩や怪石が連続する渓谷美の見事な河川として認知されています。その川沿いに大小の温泉宿が軒を連ねる温泉街ですね。
かつて栃木県の宇都宮大学に通い、学生時代は足しげく同地に行ったという筆者の知人によれば、『青柳』(あおやぎ)という和菓子屋の温泉まんじゅうがおいしいとの話。クリが丸ごと温泉まんじゅうに入っているそうですから、ぜひとも口にしてみたいですね。
また、同地は『東武ワールドスクウェア』や『日光江戸村』などもあり、先も触れた日光もすぐそば。日光にはゆばなどのグルメもありますから、いろいろと周辺観光も楽しみたいですね。
第4位:那須温泉(栃木県)
(C)那須町観光協会
同じ栃木県内の温泉として、那須温泉もランクインしていました。那須と言えば美しい高原のリゾート地。日光国立公園那須平成の森など、天皇家のご静養の土地でもある自然豊かなエリアが、温泉地のすぐそばに広がっています。
那須は土地を生かしたスイーツから、那須和牛、隣町の大田原牛などグルメがいっぱい。もちろん温泉地には天皇家に献上される『扇屋』の献上饅頭、御用饅頭などもあります。温泉を満喫しつつ、周辺のグルメもしっかり食べ歩きたいですね。『大田原 牛超 本店』ではおいしい大田原牛を食べることができます。
第3位:草津温泉(群馬県)
栃木県が続きましたが、その栃木県と何かとライバル関係にある群馬県の草津温泉がランクインしました。草津と言えば全国的な知名度を誇る名湯で、日本三名泉の1つとも言われていますよね。
筆者は以前、草津町ではないですが近所の嬬恋村のキャベツ農家に住み込んでいた時期があり、休日などはぜいたくにも自宅のお風呂代わりに草津に足を運んでいました。個人的にも思い入れが深い温泉地。
草津と言えば湯畑と湯もみですね。さらにその湯畑から真っすぐ延びた西の河原通りにはお土産屋や飲食店がいっぱい。老舗の温泉まんじゅうもありますし、『草津温泉湯けむりサイダー』といったご当地サイダーも。通りを歩きながら食べ歩いてみてくださいね。
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第2位:別府温泉(大分県)
温泉と言えば別府、別府と言えば温泉と連想する人もたくさん居ると思います。その別府温泉が第2位にランクインしました。第3位にランクインした草津の源泉数は100か所近くと言いますが、別府市の源泉数は2293(2014年度時点)。さらに湧出量も草津は毎分32,300リットルである一方、別府は毎分87,032リットルとスケールの大きさが分かります。
源泉数や湧出量の数値が大きければ価値があるという話にはなりませんが、このデータだけを見ても、日本一の温泉地として認知される理由が分かりますよね。
(C)大分県
温泉の蒸気を生かして作る地獄蒸しなどのグルメも大人気で、大分旅行の楽しみの1つになっています。別府と言えば別府冷麺も有名。「まだ行ったことない」と言う人は、そうしたグルメもセットで温泉を楽しみたいですね。
第1位:熱海温泉(静岡県)
楽天の調査で3年連続No.1に輝いた温泉地が、静岡県の熱海温泉。伊豆半島の東側の付け根にあり、神奈川県と県境をともにする海沿いの温泉地ですね。その関東圏から近い立地もあって、やはり例年大人気の様子。JR東海道新幹線も熱海駅に停車するから本当に便利ですよね。
(C)静岡県観光協会
筆者の両親などは一時期、本気で熱海に移住を検討していましたが、気候も穏やかで地魚がおいしく、温泉もあるとなれば納得ですよね。『レストラン フルヤ』などの洋食店の名店も多く、文人に愛される街でもあります。
以上、全国の温泉地ランキングを紹介しましたが、いかがでしたか? ちなみに6位以下は伊東温泉(静岡県)、白浜温泉(和歌山県)、秋保温泉(宮城県)、道後温泉(愛媛県)、下呂温泉(岐阜県)などなど。
どこも人気の温泉街ばかりですね。まだ行っていない温泉街がある人は、2017年にぜひともでかけてみてくださいね。
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