創業はなんと江戸末期。大阪最古と言われるうどん屋さん「吾妻」へ行ってきました。
お店の中は趣ある雰囲気。新撰組の「池田屋騒動」の時代から150年も続く老舗です。
お店の壁一面に色紙が。たくさんのお客さんに愛されてきたお店だとわかります。筆者が訪れたこの日も、もちろん行列。席に案内されるまで30分ほど待ちました。
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こちらはきつねうどん。おあげがふっくら、驚きのじゅわふわ食感でした。出汁もやさしくて心身にしみわたります。お店のホームページを見ると、大阪のうどん屋が出汁に個性を出そうとこだわるのは、昔から天下の台所としてさまざまな食材が手に入る場所であったことも理由だとされていました。
こちらは親子丼。
天丼はいさぎよく海老二本のみ!
おむすびにも手作りのあたたかさを感じます。
そしてこちらが真打ち、ささめうどん。とろみのある出汁あんと細麺が繊細な味わいです。寒い日は特に体が温まってよいかも。一番人気だというこちらのメニューは、谷崎潤一郎氏の妻松子さんが召し上がられたときにつけられたものだそう。谷崎潤一郎氏の名作「細雪(ささめゆき)」からいただいた名前だということです。
トッピングはかまぼこ、三つ葉、塩昆布、生姜、すりゴマ。添えられた柚子皮の香りがいいですね。細く刻まれたこちらのおあげもとってもおいしかった。ごちそうさまでした!
[吾妻]
[All Photos by Aya Yamaguchi]