フォトツアー参加で本格的な写真を撮ってみた【アンテロープキャニオン】/現地特派員レポート

Posted by: spmoon

掲載日: Feb 2nd, 2017

アリゾナ州ナバホ居住区にあるアンテロープキャニオン、岩の波打つような曲線に光と影のコントラストが幻想的で、世界の絶景ポイントのひとつとなっている場所です。ここは誰がどんなカメラを使っても美しい写真が撮れるのですが、フォトツアーに参加してより本格的な写真を撮ってみませんか。

一般のツアーでも写真は撮れますが、大人数でぞろぞろと狭い渓谷内を移動するので他の人が写らないように撮るのは至難の技。時間もあまりないので落ち着いてシャッターを押すことがきません。
一方、「フォトツアー」の方は少人数のグループで移動、ガイドさんが人ごみをコントロールしながら撮影の時間をしっかり取ってくれるので、真剣に写真を撮りたい方は断然こちらがおすすめ。ただ写真ツアーに参加するには一眼レフカメラと三脚を持っていることが条件です。

アッパー・アンテロープキャニオン

あの有名な光のビームを撮るおすすめなのは以下の時期。

4月から9月にかけて、朝10時~お昼頃までのツアーに参加する必要があります。

ただこの時期この時間帯はとても込んでいるのが難点。
フォトツアーに参加するとペイジの町からツアートラックでキャニオンへ連れて行ってくれます。アッパーは谷底が平坦で歩きやすく、光のビームもこちらの方が撮り易いです。フォトツアーの料金は100ドル前後と高めですが、キャニオン内にいる時間も2時間と長く、きちんと写真が撮れるようケアしてくれるのでその価値はあると思います。

5月中旬、お昼頃のツアーに参加しました。

フォトツアー参加で本格的な写真を撮ろう【アンテロープキャニオン】/現地特派員レポート

光のビームの前でガイドさんが他社ツアーの人々の通行を止め、撮影スペースを取ってくれています。

フォトツアー参加で本格的な写真を撮ろう【アンテロープキャニオン】/現地特派員レポート

レンズは広角から標準ズームが使い易い。キャニオンの中は砂埃がひどいのでレンズは換えないほう良いです。

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ロウアー・アンテロープキャニオン

アッパーより人ごみの少ないロウアー・アンテロープキャニオンですが、美しさはアッパーに全く劣りません。こちらは急な階段を登り降りし狭い渓谷内を歩きます。ツアー料金はアッパーの約半分。自分の車でキャニオンの入り口まで行けるのが便利。

5月始め、人ごみを避けるために午後2時半からの写真ツアーに参加しました。

フォトツアー参加で本格的な写真を撮ろう【アンテロープキャニオン】/現地特派員レポート

ガイドさんのアドバイスでホワイトバランスを蛍光灯にして撮ってみたら、とても綺麗な色に。

フォトツアー参加で本格的な写真を撮ろう【アンテロープキャニオン】/現地特派員レポート

低ISO値、スローシャッターの撮影になるのでブレを防ぐためにケーブルレリーズがあると良いです。

フォトツアー参加で本格的な写真を撮ろう【アンテロープキャニオン】/現地特派員レポート

フォトツアーに参加する際のアドバイス

アッパーもロウアーもナバホ経営のツアー会社がいくつか出ていますが、基本的に内容はそう変わらないのでお値段や時間で選ぶと良いと思います。どちらも光のビームが差し込む春から夏は大変混雑しているので、オンラインで前もって予約しておくと安心です。

アンテロープキャニオンは、どの季節・時間帯に行ってもそれぞれの美しさがあるので、より落ち着いて撮影できるよう人の少なそうな日時を狙って行くのがおすすめです。

アンテロープキャニオンへのアクセス
ラスベガスからツアーに参加するのが一般的
(アンテロープキャニオンの最寄りの町ページからのツアーに参加する場合はページまではレンタカーが一般的)

>>>ラスベガスまでのお得な航空券は今いくら?

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[All photos by http://spmoon.com/]

PROFILE

spmoon

spmoon 現地特派員

アメリカ・南カリフォルニア在住。フリーランス・フォトグラファー。アメリカ西部の荒涼とした砂漠風景に魅せられ、国立公園・秘境を放浪し撮影を続けている。趣味はネイティブアメリカンの遺跡巡りと野生動物観察。

アメリカ・南カリフォルニア在住。フリーランス・フォトグラファー。アメリカ西部の荒涼とした砂漠風景に魅せられ、国立公園・秘境を放浪し撮影を続けている。趣味はネイティブアメリカンの遺跡巡りと野生動物観察。

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