【日本で最もお金を使う外国人観光客ランキング】1位は中国人ではなかった!

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Mar 1st, 2017

一時期の中国人の“爆買い”はかなり話題になっていましたよね。中国人観光客が熱心に買い物をしている姿を実際に日本で見かけたという人は少なくないと思いますが、実はその中国人よりも日本の旅行でお金を使っている人たちが居るとご存じですか?

爆買い中国人はまさかの2位【日本で最もお金を使っている観光客】はどこの国の人

そこで今回は観光庁の訪日外国人消費動向調査から、日本に遊びに来た外国人旅行者1人当たりの旅行支出が最も多い国の人たちを紹介したいと思います。

中国人よりもお金を使っている国の人は・・・

爆買い中国人はまさかの2位【日本で最もお金を使っている観光客】はどこの国の人

上述の調査は国籍別、地域別に日本に遊びに来てくれた外国人が、どの程度のお金を消費しているかを細かく調べています。

年間で1人当たりの旅行者がどのくらい旅行で支出をしたかも国別に出ていますが、実は“爆買い”で話題になった中国人よりも、平成28年は別の国の人たちの方が日本旅行でお金を使っていたと分かります。

支出金額の多い国の人たちTOP5を並べると、

1位・・・オーストラリア人(246,866円)
2位・・・中国人(231,504円)
3位・・・スペイン人(224,064円)
4位・・・イタリア人(198,001円)
5位・・・ロシア人(190,881円)

といった結果に。なんとオーストラリア人の方が多くお金を使っていたのですね。

ちなみにこの金額は、日本の旅行中に使ったお金ですから、国内移動の交通費は含まれているものの、日本に来るための国際線の飛行機チケット代などは含まれていません。

ちなみにオーストラリア人は前年比で6.7%増えている一方、中国人は18.4%も減っている様子。中国人による“爆買い”は落ち着きを見せ始めているのかもしれませんね。

オーストラリア人は何にお金を使ってる?

爆買い中国人はまさかの2位【日本で最もお金を使っている観光客】はどこの国の人

では実際に1位のオーストラリア人がどのような内容にお金を支払っているのか、その内訳をチェックしてみましょう。他国との比較の中で支出額がトップな分野を見ると、

・宿泊料金
・娯楽、サービス費

が挙げられます。特に娯楽、サービス費に関して言えば突出しています。全地域の支出の平均が4,725円に対し、オーストラリア人だけがけた違いの17,958円。

国土交通省の別の資料によれば、オーストラリア人は東京、京都、大阪などの人気観光地はもちろん、北海道のニセコや長野の白馬、志賀高原などにも好んで遊びに来ていると分かります。TABIZINEの過去記事「【北海道】シーズン目前!外国人にも人気のニセコの魅力とは?」でも取り上げましたね。

単に買い物をするというよりも、ニセコや白馬のような自然豊かな場所に出かけてスキーなどを楽しみ、長期滞在をする傾向がある様子。そうなると宿泊料金と娯楽、サービス費が自然と大きくなっていきますよね。単にショッピングで散在するよりは、なんだかすてきなお金の使い方のような気がします。

以上、日本で最もお金を使っている外国人旅行者が、実は平成28年は中国人ではなかったという話をしましたが、いかがでしたか?

ちなみに3位のスペイン人に関して言えば、国内移動での交通費の支出が他の国の人と比べて最も多いと分かります。スペイン人は一度日本に来たら、あちこちの観光地を巡って楽しんでいるのかもしれませんね。

爆買い中国人はまさかの2位【日本で最もお金を使っている観光客】はどこの国の人

[訪日外国人消費動向調査 – 観光庁]
[7.オーストラリア – 国土交通省]
[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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