世界にはユニークなお守りアイテムがたくさんあります。持っているだけで厄除けになるものから恋愛運アップが期待できるもの、一生おさめる必要がないお守りまで多種多様。そこでひとつは持っておきたい世界のお守りアイテムを7つご紹介します。
ナザール・ボンジュウ(トルコ)
よくアジアンテイストの雑貨屋などで見かける青いガラスの目玉。実はこれはトルコのお守り「ナザール・ボンジュウ」なのです。厄除け効果があると言われており、ナザールには「邪視」「災い」といった意味があり、ボンジュウは「ビーズ」という意味があります。
人から悪意を向けられたときなど、無意識にそれを受け取ってしまい、物事が上手くいかなくなったり、体調が悪くなることがあるそうですが、ナザール・ボンジュウはそういった邪視を跳ね返してくれるのだとか・・・。キーホルダーピアスのナザール・ボンジュウを身につけるのもいいのですが、部屋の入り口などに下げるタイプのナザール・ボンジュウを購入して、厄を除けるといいかもしれませんね。
本場トルコでは玄関や車などの至る所にナザール・ボンジュウがぶら下がっていますよ。
霞海城隍廟(シアハイチェンホアンミャオ)のお守り(台湾)
台湾一の縁結びの神様である月下老人が祀られている「霞海城隍廟」は、連日多くの女性客が訪れています。なぜなら、「霞海城隍廟」に参拝した後、結婚できた、という噂がたえないから・・・。実際に廟の中央に置いてある喜餅「花嫁クッキー」の数を見れば、結婚が決まり、お礼参りをした人の多さを知ることができるはず。
「霞海城隍廟」での参拝が終わると、授けられるお守りがこちら。お守り袋の中には、鉛銭と赤い糸が入っていて、いかにも効果が期待できそう。この守りを肌身離さず持ち歩くことで、良縁が運ばれてくるかもしれませんよ。このお寺での参拝方法はやや複雑ですが、日本語での案内があり、日本語ボランティアスタッフもいるので安心です。台北に行ったら、ぜひ授かりたいお守りだと言えます。
ガネーシャ像(インド)
ヒンドゥー教の神様で大変力強いとされているのがガネーシャです。この神様はあらゆる障害を除去して、成功に導いてくれると言われています。インドでは家族の結婚などおめでたいことがあったら、ガネーシャの絵がプリントされたハガキを送るそう。また商売繁盛にもご利益があると言われており、インドのお店や家には高い確率でガネーシャ像が置かれています。
運気が落ち込んでいて何をやっても上手くいかない・・・そんなとときはガネーシャ像を部屋に飾るといいかもしれませんね。ガネーシャ像は存在感があり、ただ眺めているだけでもパワーをいただけそうです。
ドリームキャッチャー(アメリカ)
ドリームキャッチャーはアメリカのインディオであるオジブワ族に伝わる手作りの装飾品です。悪い夢を除け、良い夢だけがドリームキャッチャーの網をすり抜けて眠る人に届けられると言われています。悪い夢はドリームキャッチャーの網や羽に絡み取られるのだとか・・・。眠っている時に良い夢を見られれば、目覚めも良く、その日1日が充実しますよね。それが続けば、おのずと幸福度の高い毎日を送れるようになるでしょう。
悪夢に悩まされている人はもちろんのこと、さらなる希望が欲しい、夢の世界で楽しみたいと思っている人にも最適なお守りアイテムだと言えます。ベッドの上にかけておき、素敵な夢を見たいものですね。
シャムロック(アイルランド)
アイルランドの至るところに生息しているシャムロックは三つ葉のクローバーのこと。アイルランドの守護聖人、聖パトリックがシャムロックを使ってアイルランドにキリスト教を広めたのだとか。そのため三つ葉のクローバーはアイルランドでは三位一体を表すそう。またケルトの伝説ではシャムロックと数字の3には魔力があると言われていて、そのようなことからアイルランドでは、幸運をもたらす植物だと信じられています。
アイルランドの国花であり、縁起物でもあるシャムロック。婚約した際も、恋人同士がシャムロックモチーフのアクセサリーなどを贈り合うのだとか・・・。幸運に恵まれたい、と思ったら、シャムロックモチーフのアイテムを手に入れ、身につけるといいかもしれませんね。
アンク(エジプト)
アンクという言葉はエジプト語で「生命」を表すそう。さまざまなエジプトの壁画にもアンクが描かれています。アンクの形は「子宮を表している」、「輪廻転生を表している」などといったいくつかの説がありますが、古代エジプトでは「生命」を表すキーであったようです。
今でもエジプトではアンクには神秘の力が宿ると信じられています。アンクのパワーで一度生き返ることができるとか! 気力が落ち込んでいる時などに、アンクモチーフのアクセサリーを身につければ、自然とパワーアップできそうですね。
日御碕神社、湯殿山総本寺瀧水寺大日坊のお守り(日本)
日本の神社仏閣にはさまざまなお守りがありますが、一度授けられたらおさめる必要がないお守りがあるのをご存知でしょうか?
まずご紹介したいのが島根県出雲市にある「日御碕神社」の清められた砂が入ったお守り。こちらの「御神砂守」は、強力な厄除け効果があると言われていて、「東日本大震災の時もこのお守りを持っていた人が助かった」、「体の悪いところが治ってきた」など・・・すごいご利益が報告されているとか。
このお守りは、一度授かったら一生持ち続けることができますので、出雲に旅行した際は、日御碕神社へ参拝に訪れ、ぜひ手に入れたいですね。なお、このお守りは御守授与所の表には出ておらず、神職の方に声をかけ出してもらう必要があります。
もうひとつのお守りは山形県鶴岡市にある「湯殿山総本寺瀧水寺大日坊」の「即身仏御衣入御守」。このお守りの中には厳しい修行を積まれ、即身仏となられた真如海上人の小さな御衣等が入っています。
真如海上人の即身仏は6年に1回、衣替えを行うそう。その際、古い方の御衣を裁断してお守りの中に入れるのです。上人様は人々が幸せになることを願って即身仏になられたお方。そのためこのお守りを常に身につけると、上人様に救ってもらえると言われています。実際にこのお守りを授かった多くの人たちがお礼参りに湯殿山総本寺瀧水寺大日坊を訪れているとか。
筆者もこのお守りを授かり、身につけていますが、ほわっと温かい感じがして、不思議と心が安らぎます。
このように世界にはユニークかつパワフルなお守りアイテムが数え切れないくらい存在します。
「運気をアップさせたい」、「気持ちを高めたい」、と思った時は数あるお守りアイテムの中で一番ピンとくるものを購入してみるといいかもしれませんね。
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