世界には青々とした名峰が数々ありますが、私たちに親しみ深い山といえば「富士山」ですね。東海道新幹線や東名高速道路の車窓から、富士山が見えると嬉しさに心が躍るものです。
日本の最高峰は、美しい姿形で、私たちを引きつけてやみません。初夏にふさわしい富士山の絶景をご紹介しましょう。
四季折々の美しさ
【春】
外国人が思い浮かべる富士山のイメージは、「富士山に桜」かもしれませんね。共に、日本の2大アイコンです。
春の明るさを運んでくれる菜の花と青い富士山は、春の喜びに溢れて。全長350メートルの花街道が、富士山を彩ります。
こちらのライブカメラでは富士山と河口湖を生中継! 現在の様子を見ることができます。
【夏】
お茶畑の鮮やかな緑と青い富士山は、薫風る5月の清々しさ。富士市大渕地区の笹場は、富士山と茶畑の眺望スポット。
夏季の雪のない富士を「青富士」というそうです。河口湖畔に咲くラベンダーの紫と青い富士山は、涼風を心に運んでくれますね。「河口湖ハーブフェスティバル」で涼しさに浸りたいものです。
【秋】
燃えるような紅葉をまとった、華やかな錦秋の富士山。
10月中旬から11月中旬まで。
各湖の湖畔や周囲一帯の山々が赤々と色づく、紅葉の季節。河口湖畔・紅葉回廊のライトアップは、毎年大変人気があります。
[富士河口湖]
風に煽られるススキ越しの富士山は、晩秋の風情を感じますね。
【冬】
冬の寒さにそびえ立つ富士山は、力強く雄大。雲ひとつない冬空が、山中湖を青く染めます。
日の出や日没時に富士山の山頂と太陽が重なり、ダイヤモンドのように美しく見える現象がダイヤモンド富士。冬の時期に見られる希少な一瞬です。
•富士川町高下地区:冬至(12月22日頃)から元旦頃まで
•富士河口湖町本栖・竜ヶ岳:12月上旬から元旦頃まで
•山中湖村湖畔周辺(ポイントは季節により異なる):10月中旬から2月下旬まで
•富士見山林道周辺(ポイントは日により異なる):1月下旬から2月中旬まで
TABIZINEでも、「【絶景】ダイヤモンドで美しくドレスアップする富士山3選」でご紹介しました。
町の明かりを包み込むような富士山。私たちの暮らしを見守ってくれるようにも見えます。
富士山の絶景スポット
最後に、東名高速道路内と東海道新幹線の車窓からの絶景ポイントをご紹介しましょう。
【富士川サービスエリア 下り(名古屋方面)】
絶景富士山を眺めながら、コーヒーが飲めるスタバ(富士川サービスエリア(下り線)店)があります。
TABIZINEでも、「【初日の出にもおすすめ】富士川SAのスタバから眺める富士山が美しすぎる!」でご紹介しています。
【富士川サービスエリア 上り(東京方面)】
大観覧車「Fuji Sky View」から、富士山をはじめ富士市街地や駿河湾まで一望出来ます。
東海道新幹線の三島駅~新富士駅間は、もっとも富士山と近くなるポイント。北側の席に座っていれば、しばらく富士山を眺めることができます。東京方面に向かう上りの方が、富士山が長く前方に見えて楽しめます。