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【日本三大松原】静岡県「三保松原」・佐賀県「虹の松原」・福井県「気比の松原」の特徴や魅力は?

Posted by: あやみ
掲載日: Oct 29th, 2023.

「松原」とはその名の通り松が多く生えている原のことを指します。そんな日本各地に数多くある松原の中でも、優れた景観を有し、日本三大松原に数えられるのが、静岡県の「三保松原」、佐賀県の「虹の松原」、福井県の「気比の松原」です。今回はそれぞれの特徴と魅力をご紹介。いずれの松原にもほかにはない素晴らしい点があり、旅行ついでに訪れてみたくなりますよ。

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三保松原(静岡県静岡市)
 


 


世界遺産の一部! 江戸時代から歴代将軍の庇護を受けた「三保松原」(静岡県静岡市)

三保松原と富士山(静岡県)
静岡県静岡市清水区の三保半島に位置する「三保松原(みほのまつばら)」は、沿岸の約5kmにわたり続く松林で約3万本の松が生い茂る景勝地。古くから富士山を望む聖地でもあります。松原の中央付近にある「羽衣の松」と呼ばれる樹齢約650年の老松は、「羽衣伝説」の舞台としても有名です。

この松原は、江戸時代から徳川家康をはじめとした歴代の将軍によって庇護を受け、御穂神社が所有する松並木の伐採が禁じられました。ところが明治時代になると、売却目的で松が伐採されることに。しかし、1898年に第一次森林法により保安林に指定され、1922年には日本初の名勝に指定され保護されるようになりました。

ですが、第二次世界大戦下で燃料や製塩のために再び大量の松が伐採され、松の数が激減。最大の危機を迎えますが、地元の人々が幼松を植えるなどして、松林の維持に尽力し、今も美しい景観が残っています。2013年には、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産のひとつに。

静岡県静岡市・三保松原
この松原の一番の魅力は、松林の緑、打ち寄せる白い波、海の青さと富士山がつくり出す絶景! 歌川広重の浮世絵など多くの絵画や和歌で表現されてきただけあります。歩いているだけで清々しい気持ちになりますよ。羽衣伝説ゆかりの「御穂神社」や、常世神の通り道である「神の道」もあわせて訪れたいですね。

さらに静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」では、富士山と三保松原、羽衣伝説についての展示も。自転車道も整備されているため、レンタルサイクルで巡るのもおすすめです。

三保松原
住所:静岡県静岡市清水区三保
電話:054-340-2100(静岡市三保松原文化創造センター)
交通アクセス:JR「清水駅」から三保方面行バスで約25分「三保松原入口」下車、徒歩約15分
公式サイト:https://miho-no-matsubara.jp/

唐津湾の海浜に沿って虹の弧のようにクロマツが群生する「虹の松原」(佐賀県唐津市)

虹の松原(佐賀県唐津市)
唐津湾の海浜に虹の弧のように連なる「虹の松原」は、長さ約4.5km、幅約500mにわたり、約100万本のクロマツが群生していて、国の特別名勝に指定されています。

この松原の歴史は古く、17世紀初めに、初代唐津藩主である寺沢広高(ひろたか)が防風・防潮のため、海岸線の砂丘にクロマツを植林したのがはじまりとされ、藩政時代は「二里の松原」などと呼ばれていたそうです。1771年には、富田才治を指導者とする虹ノ松原一揆の舞台にもなりました。

虹の松原の並木道(佐賀県唐津市)
虹の松原の特徴のひとつは、強い季節風が吹きつけるため、変化に富んだ枝張りを持つ松が多いこと。ユニークな松を探すのも楽しいですよ。

さらに唐津城や鏡山からは、松原全体を一望できます。弧を描く松原と砂浜、青い海の大パノラマは必見です。

また、虹の松原には「豊臣秀吉が松原を通った際、セミがうるさかったため“騒々しい”と叱ったら、それ以来、セミの声が絶えた」「松原の中に海岸近くにあるのに塩分を含まない真水を湧出する井戸がある」といった昔から語り継がれている七不思議も! この七不思議が真実か否か、実際に虹の松原を散策して確かめてみたいですね。

また、虹の松原は個人でも再生・保全活動に参加できます。詳しくはこちらをご覧ください。

虹の松原
住所:佐賀県唐津市東唐津~浜玉町
電話:0955-74-3355(一般社団法人唐津観光協会)
交通アクセス:JR筑肥線「虹ノ松原駅」下車すぐ
公式サイト:https://www.karatsu-kankou.jp/spots/detail/1/

「一夜の松原」という伝説が残る「気比の松原」(福井県敦賀市)

気比の松原(福井県敦賀市)
長さ約1km、広さ約34万平方メートルにもおよぶ「気比(けひ)の松原」は、敦賀湾最奥部に広がる白砂青松の景勝地です。国の名勝にも指定されています。赤松、黒松が生い茂り、白砂青松のコントラストが美しいです。

かつてこの松原は、氣比神宮の神苑でした。ところが、織田信長によって没収され、江戸期には小浜藩の藩有林に。現在は、市民の憩いの場になっているほか、海水浴場として開放される夏場は海水浴客で賑わいを見せています。遊歩道も整備されており、ウォーキングやランニングにも最適です。

福井県敦賀市・気比の松原
また、気比の松原には「一夜の松原」という興味深い伝説が! 聖武天皇の時代にこの地に異賊が来襲したのですが、そのときに一帯が突然震動し、一夜にして数千の松が浜辺に出現。さらに樹上には無数のシラサギがおり、旗差物が風にひるがえり、異賊は敵は数万の軍勢とみて、たちまち逃げ去ったといいます。

夏は木々の緑と海の青、冬は雪景色など、季節によって趣が異なる気比の松原は、いつ訪れても新鮮な感動をもたらしてくれますよ。伝説に思いを馳せながら、散策したいですね。

気比の松原
住所:福井県敦賀市松島町
電話:0770-21-8686(敦賀観光案内所)
交通アクセス:JR「敦賀駅」からコミュニティバス「松原線」「常宮線」で「気比の松原」下車、JR「敦賀駅」からぐるっと敦賀周遊バス「松原海岸」下車
公式サイト:https://www.fuku-e.com/spot/detail_1471.html

[参考]
公益財団法人 するが企画観光局/三保松原 【富士山世界文化遺産構成資産登録】
NPO法人唐津環境防災推進機構KANNE

[All photos by Shutterstock.com]

あやみ

Ayami ライター
フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。


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