韓国料理は、大皿を分けあって食べる料理が多く、焼肉や鍋料理はオーダーは2人前からというのが主流。ひとりご飯のハードルがちょっぴり高い国です。ま、2人前、頼めばいいのですが、1人前の分量が多かったりもするので女性にはなかなか食べきれなかったり・・・。
また、日本と異なり、カウンター席のある店が少なく、ひとりでテーブル席を占領するのは気が引けるもの。相席可の店ならいいのですが、筆者の場合、ひとりご飯の場合は、オフィス街のランチタイムなど、できるだけピーク時を避けるようにしています。そのほうが気兼ねなく食事ができますしね。
でもね、お店を選べば、ひとりでもちゃーんと美味しい料理がいただけるんです。
人気エリア・仁寺洞の路地裏の名店
今回、紹介するのは、レトロさとおしゃれさが共存する人気スポット、仁寺洞(インサドン)にある「仁寺洞スジェビ」。こちらはランチタイムは近隣の働く人たちで行列ができるほどですが、回転が早いのが魅力。ピーク時のランチタイムをのぞけば、常に賑わっているものの、比較的スムーズに入店できます。外国人のひとり客に慣れている(風な)点も心強い!
スジェビは日本でいう、すいとんのこと。ツボ型の容器で供されるスジェビは、見た目以上にボリュームたっぷり。昆布をはじめ、牡蠣やニンニク、野菜などでとった出汁のスープは心と体に染みわたるやさしい味わいです。
付け合わせのキムチ、韓国風どぶろく「トンドン酒」も美味
看板商品は、店名にもなっている「スジェビ」(6,000ウォン)ですが、辛口の「辛口スジェビ」(7,000ウォン)も美味。激辛ではなく、味わい深い旨辛です。つい途中で、韓国風どぶろく「トンドン酒」(5,000ウォン)を頼みたくなる美味しさ。「トンドン酒」はハーフサイズ(3,000ウォン)もあり、おひとり様でもオーダーしやすいのはうれしいポイントです。浅漬けのキムチも美味しいです!
伝統家屋の店舗も情緒たっぷり。路地裏に位置しているため、最初は見つけにくいかもしれませんが、スムーズに行けば仁寺洞のメインストリートからすぐ! しっかり地図でチェックしてぜひおでかけください。
「海鮮チヂミ」(10,000ウォン)、「つぶ貝の和え物」(13,000ウォン)も気になるのですが、ひとりで行くとなかなかオーダーしづらいのですが、こちらもおいしそうです。
住所:ソウル特別市鍾路区寛勲洞 29-2
電話番号:02-735-5481
[All Photos by kelly]