四万の病を治すといわれる「四万温泉(しまおんせん)」をご存知でしょうか。
青く澄みわたった川が流れる美しい自然と、 肌にやさしい湯で知られ、 八百万(やおよろず)の神と伝説に彩られた名湯で、人に教えたくない癒しの湯として江戸時代から親しまれてきました。
そんな四万温泉にあって、 元禄七(1694)年から歴史を積み重ねてきた名旅館が『積善館』。
歴史的価値の高い建造物は、 一部が国や群馬県の重要文化財や登録文化財に指定されています。宮崎駿監督の長編アニメ映画「千と千尋の神隠し」で神々が集う油屋の趣があると、ファンの間では話題にもなりました。
『積善館』本館の一部は、 日本最古の湯宿建築物として有名。さらに、 玄関部は群馬県の重要文化財、「山荘」と「元禄の湯」が国の登録文化財、群馬県の近代化遺産に指定されており、全館から歴史の重みを感じる建物となっています。
そんな見どころいっぱいの建築物の中で歴史を感じ、ゆっくりお湯につかりながら、しばし時空の旅に癒されてみたいですね。
「元禄の湯」は大正ロマンが感じられる明るい空間。脱衣所の床下に温泉がめぐっているので、すぐに床が乾いて快適。
四万秋鹿の秋鹿橋から下流にある「甌穴(おうけつ)」は、水の流れが作り出した芸術作品。
コバルトブルーに湖面が輝く奥四万湖。
「穴地獄」と呼ばれる場所に自生する「チャツボミゴケ」。
四万温泉発祥の湯といわれる「御夢想の湯」のそばには、国の需要文化財「日向見薬師堂」が建立されています。
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