「Cialda(チャルダ)」というお菓子をご存知ですか?「チャルダ」は、イタリアのトスカーナ地方の伝統菓子。長い歴史を持ち、地元では誰もが知り、親しまれてきたお菓子です。この「チャルダ」が日本初上陸! 自由が丘にチャルダ専門店の「La Cialda(ラ・チャルダ)」がオープンしました。
今回は、チャルダ専門店「La Cialda」を紹介いたします!
自由が丘にオープンした「Le Cialda」
自由が丘駅から徒歩5分程度の場所にオープンした「Le Cialda」は木目が可愛らしい店構えです。
窓には特別に作っていただいたというお花が飾ってあります。小道に入ったところにあるので、少しわかりにくいですが、この出窓を目印にしてくださいね。
店内にはカウンターを中心としたイートインスペースがあります。ここでチャルダと飲み物をいただくことができます。
厳選したイタリアの食材なども販売。パスタや、ソース、ジャムなどもあるので、ちょっとした手土産にも使えますね。もちろん、自分用にもどうぞ。
「ドラジェ」は、イタリアの砂糖菓子。職人の手によって丁寧に作られた、日本の金平糖のような小さなお菓子です。パッケージも可愛らしいですね。
そして、もちろんチャルダもお土産用に用意してあります。5枚ずつがパッケージになって、リボンがかけられているので、お持たせにぴったり。
店内で手作りされる「チャルダ」とは?
店名にもなっている「チャルダ」は、イタリアトスカーナ地方で14世紀から伝わるという古い歴史を持つ伝統菓子です。小麦粉を原料とした生地を鉄板で薄く焼き上げ、薄く焼かれた2枚を砕いたアーモンドやフィリングを挟んで食べるのだとか。
お店で扱うチャルダは、バターとオーガニックのきび砂糖を使った優しい甘さを持つ「プレーン」と、パルメジャーノなどの数種類のチーズを使ったお酒にも合いそうな「チーズ」の2種類。厳選された小麦粉・バター・卵・砂糖・ミルクを使用した、優しく素朴な味わいです。
このチャルダをイタリアから仕入れた型を使い一枚一枚手作りで焼いています。だから、お店の中は小麦粉とバターの香りでいっぱい!
チャルダ用の鉄板に、薄く生地を敷いていきます。この厚さの加減がとても難しいらしく、技が必要なのだそう。想像以上に薄く、繊細な感じです。
生地が綺麗に広がったら、上蓋を閉めて焼き上がりまでしっかりと待ちます。写真のような感じで、毎日丁寧に焼いているんですよ。
焼きあがると、こんな風に綺麗な型の柄がくっきりとついたチャルダが出来上がります。出来立ては柔らかいので、そっと鉄板から外した後は、しばらく冷ましてからお店で提供されるそう。
ラージサイズのチャルダの柄は、イタリアのトスカーナ地方から取り寄せたもの。とても可愛らしいですね。お店のロゴマークにも使われています。
お店では、チャルダの他にも、パスタ生地を寝かせて作った揚げ菓子「キアッケレ」も扱っていて、こちらも人気の商品。売り切れてしまうこともあるそうなので、お早めにどうぞ。
カリカリっとした食感の、こちらも素朴な味わいのお菓子ですよ。食べだしたら手が止まらなくなる美味しさです。
出来立てにジャムやクリームを挟んでを店内でいただく
「Le Cialda」では、お店で作られたチャルダにジャムやクリームなどのスプレッドをはさんでいただくことができます。
まず、サンドするチャルダの種類を「プレーン」と「チーズ」から選びます。そのあとに、チャルダに挟むスプレッドを選ぶという方式です。
スプレッドにはフルーツを使った甘いジャムから、ゴルゴンゾーラやパルメザンを使ったクリームまでありますので、気になるものを選んでみましょう。今回は、イタリアのお菓子でよく使われる、リコッタチーズとドライフルーツを選んでみました。
プレーンのチャルダに、甘いリコッタチーズをたっぷり塗り、洋酒につけたドライフルーツが挟んであります。思った以上に大人な味で、サクサクしたチャルダとぴったり。プレーンじゃなく、塩気のあるチーズでも美味しいかもしれませんね。
提供したての時はサクサクしていたチャルダも、クリームの水分を含んで、だんだんしっとりとした食感に。このサクサクとしっとりを時間が経つにつれて楽しめるのもいいですね。
一緒にドリンクもどうぞ。今回はカプチーノを頼みましたが、これもチャルダにぴったり! チャルダにミルクをつけて食べても美味しいかもしれません。ぜひ、お試しを。
「チャルダ」を食べられるのはここだけ!
イタリアの素朴な伝統菓子「チャルダ」。ゴーフレットともワッフルとも違う食感と、バターの風味に、一度食べたらまた食べたくなる味です。日本で手作りのチャルダを食べられるのは、この「Le Cialda」だけ。ぜひ、自由が丘まで足を運んでみてくださいね。
[All Photos by Kaori Simon]