ネット婚活が一般化してきた昨今、もう「ネットで出会い結婚しました!」と家族や友人に話しても恥ずかしくない時代になりましたね。
しかし、従来のネット婚活だと、どうしても容姿・収入・学歴など目に見える部分のみでお互いを判断しがちです。そのため、本当に恋愛・結婚の相性がよい相手を見逃してしまうことも・・・。
そこで今回は、なんとDNAレベルの相性がわかるという、DNA婚活を体験してきました。
DNA婚活って一体どんなものなの?
幸せな結婚は何で決まると思いますか? 外見が好みの相手や高収入な相手と結婚できれば幸せになれる、そう思う人もいるでしょう。
その判断基準も決して間違いではないのですが、実は女性が気づかぬうちに重視しているのは「匂い」なのだそう。これまで「この人よい匂いだな」、逆に「この人ちょっと臭い」と感じた経験は誰にもあるのではないでしょうか。
それは無意識にDNAにおける相性を嗅ぎわけているのです。DNAは変わることはありません。ですから、失業したら変わる年収や加齢によって衰える容姿とは異なり、DNA相性がよい相手となら、末長く幸せな結婚生活を送れる可能性が高いのだとか。
DNA婚活では、まずDNAを採取することからスタートします。DNAを採取するキットは郵送で自宅に送られてくるため、相手が住所や名前を偽る心配もありません。採取されたDNAは分析され、オンラインの専用ページ上で一目で相手とのDNA相性がわかるようにパーセンテージで表示されます。DNAの相性がはっきりとわかることで、目に見える条件以外の判断基準ができて、出会いの幅もグンと広がりますよ。
初体験! 実際にDNAを採取してみた
DNA採取キットでDNAを採取するのは朝一がベスト。タバコなどの嗜好品はもちろんのこと、水以外は口にしない状態でDNAを採取します。採取の方法は、大きな綿棒のようなもので両頬の内側をそれぞれ数十回擦ればオッケーで、とっても簡単でした。
それではいよいよDNA婚活パーティーへ!
いよいよDNA婚活パーティーへ
今回はネット上ではなく、実際にDNA婚活パーティーに参加してきました。銀座にある会場は、一見カフェのようですが、コミュニティスペースとのこと。その奥にDNA婚活の会場がありました。理科の実験室を彷彿する無機質な内装で、DNA婚活デビューの場としてふさわしいと感じましたよ。
まずは6人の男性が2日間着たTシャツの切れ端の匂いを嗅ぎ、よい匂いと感じたものから順番にランキングをつけていきます。HLA遺伝子(ヒト白血球抗原)は抗原提示を担う免疫系のタンパク質で、自分とは異なるHLAを持っている人の匂いを嗅ぐと心地よさを感じるそうなのです。
しかし、匂いがよくわからない(笑)。ほとんどのTシャツの匂いは無臭に感じました。現代の日本人は清潔意識が強くなり、嗅覚が退化しているそうで、昔の人や欧米人と比べると匂い(フェロモン)を嗅ぎわけることができなくなっているそうです。恐る恐る、Tシャツに限界まで鼻を近づけて、匂いを嗅ぎわけ、なんとかランキングを作成しました。
フリータイムで7人の男性と各2分間の会話
続いて今回の婚活相手が7人登場! 先ほどの臭いTシャツ、心地よい匂いのTシャツの主は一体誰なのか、少々冷や冷やしました。フリータイムでは7人の男性と各2分間会話ができます(なぜかこの日は男性参加者が一人増えたそうで、フリータイムのみ7人でした)。
しかし、2分間で相手を把握するというのは想像以上に大変。婚活パーティーではこのように対面で一人につき数分間だけ話すことが一般的だそうですが、これでは相手のことは容姿と条件、そこに雰囲気と話し方や声が加わった状態でしかわからず、ネット婚活に毛が生えた程度の印象。
相手の名前を覚えることもままならず、プロフィールシートに書かれている項目を見て質問するのが精一杯でした。フリータイムでも相手をランキングにして、書き出します。筆者は会話していて純粋に楽しいと感じ、なおかつ「スイーツ好き」「TOEIC770点」「職業が編集」という筆者の興味をそそるプロフィールの男性を高順位にしました。
いよいよDNA相性の発表です!
DNA相性を見るとき、80パーセント以上の相性が良いとされているそうです。筆者は残念ながらこの日の参加者に好相性な男性はおらず、60数パーセント程度の相性の人がほとんど。
一番相性がよい人で、79.3パーセントでした。この男性は同業種で、共通の知り合いもいたので納得です。またDNA相性が60.1パーセントで最低だった男性は、なんとTシャツの匂いが一番心地よいと感じた男性で驚愕! どうやら筆者は男性のフェロモンを嗅ぎわけることができていないようです(笑)。嗅覚が退化している日本人の代表のような結果になってしまいました。このままだとDNA相性の悪い相手を選び続けそうで、怖いので、嗅覚を鍛えようとひそかに心に誓いました。
テレビでおなじみの吉田たかよし先生に聞く、DNAの相性がよい国の人とは?
実際にDNA婚活を体験してみてひとつの疑問が浮かびました。それは「DNAは遠ければ遠いほどよい」と言われていますが、国際恋愛するのならどの国の人と相性がよいのだろう、ということ。そこで今回の婚活パーティーのゲストである医学博士、吉田たかよし先生にお話をお伺いしてみました。
「日本人とDNAでみた相性のよい国の人はいますか?」という筆者の質問に対して、吉田先生は「脳は自分と似た人を好む傾向があるので一概には言えませんが、確かにDNAは遠いものを求める傾向にある」とのこと。さらに「脳とDNAは無意識下でバトルを行なっていて、その勝者が脳になるのかDNAになるのかで決まる」とお話してくれました。
自分でも気づかぬうちに脳とDNAがバトルを行なっているなんて、すごいですよね。DNAが勝者になれば、つまり国際恋愛をして自分とは遠い遺伝子を持つ人と結婚して幸せになれる可能性があるということなのです。
逆に脳が勝者になれば、自分と似た雰囲気や容姿を持つ人(東アジア人)と恋愛して結婚する可能性が高いとのこと。このことから、国際恋愛・結婚をしている人は、脳よりもDNAを無意識に重視していると言えるでしょう。
今までなかった婚活スタイル「DNA婚活」が素晴らしいワケとは?
DNA婚活の素晴らしい点は、まずは相手を判断する条件にDNA相性が追加されるということです。「かっこいい」「条件がすごい」相手だと、どうせメッセージしても無視されるだろう、とアプローチする前から諦めていた人も多いでしょう。
しかし、たとえ魅力的な相手だとしてもDNA相性が80パーセント以上なら「ダメ元でアプローチしてみよう」という勇気が持てます。また、DNA婚活のサイト上には「遺・伝子(い・でんこ)」というキャラクターがいて、仲人さんのように婚活をサポートしてくれるのも魅力。さらに相手といきなりカフェなどで顔合わせするのはリスクがありますが、DNA婚活なら初顔合わせの代行サービスも行なっているので安心です。
お見合いパーティーやネット婚活など婚活の仕方はさまざまですが、DNA相性がよい相手を見つけられるDNA婚活をはじめてみるのもいいでしょう。このサイトでは婚活している男女が実際に会うまでのメッセージ交換が平均5回と少なく、DNAの相性が侮れないものだと証明されていますよ。
[DNA COMPASS(DNA婚活)]
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