海外に行くと、日本ではなかった習慣を見てびっくりしたり、見かけたことのないものを見つけたりして、驚くことってありますよね? だからこそ海外旅行って楽しいのだと思いますが。今回は、北欧の国、フィンランドで体験した驚いたことを紹介します。
フィンランド人はコーヒーを水のように飲む?
フィンランドは実はコーヒー国内消費量が世界一(※フィンランド食料飲料産業連盟による見解)。国民の9割がコーヒーの愛飲者なのだとか。「世界一」と言っても、なんだかピンときませんよね? 他にもコーヒーをいっぱい飲む国はありますし・・・。
ところが、フィンランドに行って驚いたのは、彼らはまるで水を飲むかのようにコーヒーをよく飲んでいるということ。ちょっとしたカフェに行ってコーヒーを頼むと、「あのポットから好きなように持って行って」とカップだけ渡されます。しかも、飲み放題のお店もあったりして。それくらいコーヒーが日常生活に当たり前になっているようでした。
身体のどこかに必ず「リフレクター」
フィンランドを旅していて、彼らが身体やカバンなどのとこかに、必ず「リフレクター」をつけていることに気がつきました。リフレクターは、夜間暗いところで車のヘッドライトなどの明かりを反射させて光るもののこと。フィンランド人はこれを必ずつけています。老若男女関係なく。
「何故なんだろう?」と思ってフィンランド人の方に聞いてみたところ、「フィンランドは夜になると暗くて危ないから、車に気づいてもらえるようにつけている」との話でした。確かに、フィンランドはヘルシンキでも路地に入ると街灯が少なく暗かったりするので、なるほどと思ったお話でした。
ホテルにもサウナ!「ノーサウナ・ノーライフ」
「フィンランドには一般家庭にもサウナがある」とか「サウナなしには生きられない」とはよく聞きますが・・・。筆者が泊まったホテルは3軒とも館内に宿泊客専用のサウナを完備していました。また、スイートルームクラスになると、なんと部屋の中にサウナを完備していることも!
また、住民が気軽に使える公衆サウナがあったり、TABIZINEでも紹介したサウナを併設したおしゃれな施設があったりと、フィンランドではごく当たり前のようにサウナがあるようです。まさに、日本における「お風呂」みたいな存在なのでしょうね。
森を自由に歩きキノコを狩るのは当たり前!
フィンランドには森がいっぱいあります。その森では自由に歩き回って、野生で生えているものは好きなように採っていいのだとか。すごい!太っ腹!!彼らはシーズンになると、家の近くの森で自然の恵みを享受しているのです。
特にキノコ狩りとベリー詰みは、日本人の観光客にも人気。ツアーもあるほどです。キノコは毒があるものがあるので、もしフィンランドでキノコ狩りをしてみたかったら、ぜひ現地のツアーに参加してみてください。日本ではなかなか食べられないキノコにも出会えそうです。
マリメッコ、アラビアは「日用品」
日本人にもファンの多い、フィンランドのブランド「マリメッコ」と「アラビア」。日本で買うと少しお値段が張るため、気軽に使える日用品としてはハードルが高く感じるもの。しかし、フィンランドではどの家庭でも当たり前にある「日用品」なんです。
電車に乗った時や、カフェなどに行った時にフィンランドの方たちが普通に使っているものを見てみると、ハンカチやタオルがマリメッコだったり、筆入れがマリメッコだったり。カフェでお茶しても、食器が当たり前にアラビア、ホテルの備え付けのカップもアラビアだったりします。彼らにとっては、「ごく当たり前のブランド」なのでしょうね。
外国に行くと普段は気づかないことに気づける
今回はフィンランドで驚いたことを紹介しました。海外に旅行に行くたびに思うのは、ちょっとしたことでも新しい発見があるということ。それに気がつくと、なんだかちょっと得した気分になります。
日本を飛び出したら、日本とは違うことに気づくって、とても新鮮ですよね。これからも海外に行くたびに、新しい発見をしていけたらと思います。
[Photos by Kaori Simon & Shutterstock.com]