気候のよい10月に見ごろを迎える秋バラ。都内近郊にあるバラの名所をご紹介します。
丘の上にある秘密の花園
神奈川県川崎市の向ヶ丘遊園跡地にあり、春と秋のバラのシーズンにのみ公開される生田緑地ばら苑。向ヶ丘遊園の閉園に伴い、存続を求める市民の声に応えて川崎市が管理を引き継ぎました。
坂道を上って苑内に入ると、およそ530種、4700株のバラがお出迎え。
広大な敷地の中で咲き誇るバラは圧巻です。
1958年の開苑当時は、東洋一のばら苑と呼ばれたそうですが、それも納得!
色とりどりのバラの中を歩くと、気分も自然と華やいできます。
住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1ほか
TEL:044-978-5270(開苑期間内)、044-200-2394(開苑期間外)
開苑時期:春と秋の公開時期のみ入場可能(詳しくはHP参照)
入場料:無料
フランス式庭園の中に咲く花々
次にご紹介するのは、東京都新宿区にある「新宿御苑」です。
江戸時代の信州高遠藩主・内藤家の屋敷のあったところで、58.3ヘクタールという広大な敷地の中に、日本庭園やフランス式整形庭園、イギリス風景式庭園、大温室などがあります。
その中の、フランス式整形庭園の中に、バラ園があります。
植えられているバラは約100種500株。
隣には美しいプラタナスの並木もあり、さわやかな気分で散策できる場所です。
住所:東京都新宿区内藤町11
TEL:03-3341-1461
休園日:月曜日(祝日の場合は翌日。※3月25日~4月24日、11月1日~15日は、月曜日も開園)、年末年始
開園時間:9:00~16:00
入園料:大人200円、小・中学生50円 ※団体割引あり
路面電車の線路沿いに咲くバラ
次にご紹介するのは、都電荒川線です。路面電車の線路沿いや駅に、約140種13000株が植えられており、地元のボランティアグループ「荒川バラの会」によって維持管理されています。
バラが植えられているのは、荒川車庫前~三ノ輪橋のエリア。
車窓から見えるバラは格別ですよ!
駅にもバラが咲いているので電車を待っている間も楽しい気分に。
下町風情とバラは意外とマッチしていて、あたりはPOPでかわいい雰囲気に包まれます。
ほか、TABIZINEですでに紹介した場所でも、バラの名所があります。春と秋のバラのシーズンには「バラフェスタ」も開催される神代植物公園、ジョサイア・コンドル設計のシックな洋館に鮮やかなバラが映える旧古川庭園、洋館・バラ・湘南の海を望めるロケーションが魅力の鎌倉文学館など。
大輪の豪華なバラ、香りのよいバラなど、品種が豊富で見飽きないのがバラの魅力です。
秋バラは、春バラと比べて花の見ごろが長く、11月になっても楽しめますよ!
[All photo by Akiko Imai]