ハイソな海辺の街のイメージがある逗子は、やっぱり魚が美味しいところ。以前お店の常連さんに教えてもらった居酒屋を久々再訪したら、変わらず満足度が高いお店だったのでご紹介します。
いざ、「海鮮食堂 満天」へ!
そのお店は、庶民的な商店街を通り抜け、駅から10分ほど歩いたところにあります。この看板が目印です。「海鮮食堂 満天」に着きました。
カウンター席にテーブル2つで20席ほどのお店。ご主人とフロア担当の女性の二人で切り盛りしていました。
この日は台風の翌日で、漁が出なかったと話すご主人。それでも近場を含めて全国各地から集まった魚介で構成されたメニューは十分魅力的!
飲み物も、日本酒や焼酎は聞いたことのない銘柄も並んでいて興味をひきます。「芋レモンサワー」「梅酒レモンサワー」もありました。お酒なしでも楽しめるお店ですが、お酒のこだわりが強いので、「海鮮食堂」より「海鮮居酒屋」の方が個人的にしっくりきます。
まったくハズレのない魚料理
刺身盛(小)、1,800円。左から、三崎のいなだ、八丈のはちびき、北海道の水だこ、鹿児島の青だいです。ブリ系が苦手でいつも避けている筆者ですが、このいなだは佇まいが美しかったので最初にいただきました。こんなに臭みがなくて食べやすいのは、はじめてだと思いました。他のお刺身もハズレなくおいしいです。
厚岸の生かき酢、900円。みるからに、ぽってりとした身がミルキーです。しっかり効いた酸味や塩加減のバランスがよくて、味がぴたっと決まっているんですね。
ちなみにお通しは、冷ややっこに山形の「だし」が乗っているもの、280円でした。野菜のみじん切りが本当に細かく、味付けも冷ややっこと食べるとちょうどよいもので、職人技だと思いました。
ご主人が、「すごい美味しいから」とすすめる鰯丸干、500円。苦みが効いた大人の味。日本酒によく合うので、連れが止まらなくなっていました。
アジフライ、420円もお店の人気メニューです。2人で伺ったので、カットしてあるのがありがたいです。口にすると、衣が少し固めで身は肉厚でやわらか!高知のケンシヨー中濃ソースをかけていただき、スパイシーな味わいが新鮮です。
常連さんのボトルが並びます。こだわっていて美味しいのに手頃な値段なので、通うのはよく分かります。ふらっと寄った客にも適度な距離で居心地のよいお店です。
逗子は、品川から電車で1時間かかりません。仕事あがりに来ても、都内に帰れる範囲です。ちょっと気分転換に、海沿いの街で一杯、というのも素敵ではないでしょうか?
住所 神奈川県逗子市逗子7-1-51
電話番号 046-871-3102 (ご予約承ります)
営業時間 17:30 ~ 22:00(ラストオーダー)
水曜定休
[All photos by Shio Narumi]