清潔で快適な日本のトイレに慣れていると、勝手の違う海外のトイレ事情にビックリすることも。旅行サイト「エアトリ」や筆者の経験をもとに、海外のトイレで困ったことをお伝えします。
海外旅行中にトイレで困ったことベスト10
旅行サイト「エアトリ」が3,091人のユーザーを対象に行った「海外旅行中のトイレ事情」に関するアンケート調査より、海外旅行中にトイレで困ったことベスト10をご紹介。まずは6〜10位の発表です。
7位 鍵が壊れている(35.7%)
8位 水洗トイレじゃない(27.4%)
9位 ドアや壁がない(23.3%)
10位 しゃがみ込み式のトイレ(21.2%)
続いての1〜5位には、海外に行ったことのある人ならきっと経験するであろう、海外ならではのトイレ事情がランクインしています。
2位 トイレットペーパーがない(54%)
3位 トイレットペーパーが流せない(52.2%)
4位 チップを払わなければ入れない(43.4%)
5位 公衆トイレが見つからない(42.5%)
回答者からは「(韓国では)ホテルでも紙を流したらトイレが詰まった」(20代女性)や「(中国では)ホテル以外のトイレはどこもとにかく汚い」(40代女性)といった意見が挙がりました。
続いては、筆者が実際に海外の女性用トイレで困ったことをお伝えします。
トイレットペーパーがトイレの外にある/マレーシア
マレーシアに滞在中、外出先のトイレで時々困ったのが、個室トイレの中におしりを洗うホースはあってもトイレットペーパーはない場合が多いことでした。そのようなときには「洗面所付近に設置されたトイレットペーパーを適量取り、それから個室トイレに行く」ようにします。
「おしりを洗うホース?」と疑問に思った方は、「旅漫画『バカンスケッチ』【4】イスラム式・トイレ!!」をご覧ください。
トイレットペーパーを流してはダメ/フィリピン・韓国など
フィリピンでは便器にトイレットペーパーを流してはいけない所が多く、そのような場合は個室トイレの脇にあるゴミ箱に捨てるようにします。衛生面がとても心配になりますが、流すと詰まってしまうので仕方ありません。
エアトリのアンケート調査からも分かるように、トイレットペーパーを流したらNGという国は珍しくない模様。マレーシアでも、田舎町に行くとトイレットペーパーを流してはダメというケースが多々ありました。
「ありえない!日本人が韓国で驚いたこと9選〜おじさんだって美肌!〜」では、韓国のトイレ事情についての記述があるので、そちらもぜひ!
トイレに便座がない/フィリピン・フランスなど
便座のない洋式トイレを想像してみて下さい。これまで経験のない人は「どうやって用を足すの?」と、戸惑ってしまうことでしょう。フィリピンはホテルやレストラン、コンドミニアム、高級デパートなどを除き、ほぼ便座がありません。
(C)sweetsholic フランスのショッピングセンター内のトイレ
フランスも同じで、外出先のトイレに便座がなくて困ることがあります。「ありえない!日本人がフランスで驚いたこと5選〜遅刻が礼儀?〜」では、フランスのトイレ事情についての記述があるので、そちらも合わせてどうぞ。
海外のホテルやレストラン以外でトイレに行くことがあれば、紙がない場合に備えてのティッシュと、洗面台の水が出ない場合に備えてウェットティッシュを用意しておくと安心です。
[skygate.co.jp]
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