個性あるスタイルのホテルやゲストハウスが続々登場している京都。長い歴史と豊かな文化に育まれた京都では、情緒あふれる町家宿ステイもオススメ。今回は一人旅でも気軽に利用できる「京旅籠むげん」をご紹介しましょう。
情緒ある西陣に佇む町家宿
西陣織の生産地として知られ、昔懐かしい雰囲気も漂う西陣エリア。閑静な住宅街の一角に「京旅籠むげん」はあります。
扉を開けると和の風情溢れるフロント。歴史ある調度品が配され趣たっぷり。
元呉服屋だった町家を2年もかけてリノベーションしたという京旅籠むげんは、古き良き伝統と新しさが調和。虫籠窓(むしこまど)からやさしい日差しが差し込みます。
1階は中庭が眺められるダイニングスペース。木の風合いをいかした柔らかな家具が寛ぎの空間を演出。
チェックイン後にはウェルカムスイーツのおもてなし。手作りのわらび餅に心もほっこり和みます。
様々な趣のある5つの客室
モダンな洋室タイプから和室までコンセプトの異なる5部屋を用意。こちらはひとり旅にもピッタリなお一人様専用の客室。ロフトスタイルなのでゆったりとした雰囲気。
窓際のテーブルの下は掘りごたつとなっており、書き物をする時などにも便利です。
全ての客室には専用の洗面台、お手洗い、シャワーブースが備わっているので、プライベート感を大切にしたい人にもうれしいところ。モダンでお洒落なデザインはステイを一層快適に。
心癒される京町家の中庭
河原をイメージしたという中庭。縁側に座って静かにこの景色を楽しむこともできますよ。
宿泊者にはコーヒーやお茶がサービスで提供。いつも傍にはクッキーや和菓子が。まるで友人や親戚のお家に遊びにきたようなアットホームなおもてなしを感じられます。
ひとり旅でも気軽に楽しめるバーも併設
京都の町家ならではの、離れの蔵を利用した「蔵bar」。
バーには京都に所縁あるアーティストの作品も展示。宿泊者のみ利用可能なので、落ち着いて過ごせるのも魅力です。
手作りのおばんざいにほっこり
西京焼きや季節の素材が使われたおばんざいの朝食(700円)。かまどで炊いたご飯はふっくらもちもち!丁寧に作られたお料理は幸せな1日のはじまりに。
京旅籠むげんの宿泊費は一泊13,800円から(素泊まり、一人利用時)。次の旅ではアットホームなおもてなしが心地いい町家宿で、特別なひと時を満喫してみてはいかがでしょうか?
[All photos by Nao]
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