台湾の思い出をよみがえらせてくれる、名古屋発「李さんの台湾名物屋台」

Posted by: TOSHI

掲載日: Jan 27th, 2019

名古屋発の、今は東京、大阪、富山でも食べられる、「台湾グルメ」があるのをご存じですか?「李さんの台湾名物屋台」を、名古屋市民の筆者が、台湾での思い出話をまじえて現地ルポします。

蓬萊(ほうらい)の異名を持つ、台湾。おいしい食べものや、人情の豊かさも魅力ですね。

名古屋発の、今は東京、大阪、富山でも食べられる、「台湾グルメ」があるのをご存じですか?「李さんの台湾名物屋台」を、名古屋市民の筆者が、台湾での思い出話をまじえて現地ルポします。

「李さんの台湾名物屋台」名古屋に3店舗。東京、大阪、富山にも!

ここは名古屋の大須。大須観音や、万松寺(信長の父が織田家の菩提寺として開基した寺)があります。

大須商店街はいつもにぎやか。秋葉原にちょっと似ていて、国際色も豊か。いろいろな国の料理が食べられますよ。また、どこか懐かしい感じのお店があったり、人気の観光地でもあります。

李さんは、2004年に大須に1号店をオープンさせました。

そして今、「李さんの台湾名物屋台」は、名古屋に3店舗、そして前述のように東京、大阪、富山にもあるのです(※2018年12月現在)。

ここに来ると、筆者がよく注文するのが、「台湾唐揚げ(500円)」と、タピオカの「ミルクティ(360円)」です。

たくさんあるフード、ドリンクのメニューからこちらを選ぶのには、筆者なりの理由があります。

筆者が体験した屋台の台湾人のおもてなし、独特の笑顔

筆者には、忘れられない旅の思い出があります。あるとき、台湾で日台の文化交流会に参加することになったのですが、日本人の感覚としては、ビールなどのお酒を飲んでおしゃべりをするのかと思っていたのです。

そうしたら、
「この店では小籠包がおいしいからそれだけを食べて、次は屋台に移動して、その店が得意なあの料理を食べよう」
と、皆さん、お酒も飲まずに元気に食べ続けるのです。体形も日本人とそんなに変わらないのに、皆さんよく食べるのでびっくりしました。

私見ですが、台湾の人は、ぱっと見はちょっと淡々としているようでも、笑うと、ものすごく素敵な笑顔になります。その顔で笑いあっている光景は、とても美しかった。

「仲がよさそうだけれど、この人達はご近所か親戚同士なのだろうか」
と思っていたら、お互いに初対面だった、ということもありました。

台湾人のまだ若い子達が、珍しい料理を紹介したり、肉の部位を食べさせたりで、一生懸命もてなしてくれます。

筆者が忘れられないのが、屋台でおごってもらった、揚げたてのあつあつの鶏と、とっても甘くて冷たいタピオカミルクティ。

えっ、鶏の揚げたのと、濃厚で甘いアイスのタピオカミルクティ!?日本人には絶対に思いつかない組み合わせ。しかも大きかったのです。「唐揚げ」にはビールでしょ、と驚きましたが、これがおいしい!!
「台湾で人気の組み合わせなんです」
と、すすめてくれた子達の笑顔もやはりとても美しかった。

「李さんの台湾名物屋台」と思い出

「李さんの台湾名物屋台」に行くと、筆者が台湾唐揚げと、タピオカのミルクティを頼むのは、その記憶を忘れずにいたいからです。

あっ、これこれ、ひょっとしたら衣にも味が入っているのかな?と思ってしまうような、しっかりめの衣と味つけで、その味も、日本人が想像する唐揚げと似ているようで、どこかまた違うのです。

さくさく、ピリ辛。辛いものが苦手な人、大好きな人のために好みの辛さにできるのだとか。

台湾唐揚げを、タピオカのミルクティと一緒に食べると、それぞれがお互いの後味を含む、味をリフレッシュかつ、より引き立ててくれる感じで、個人的に好きです。

ボリュームもしっかりありますよ。台湾の人だからできた味。そして名古屋発というのも面白いですね。

「李さんの台湾名物屋台」のメニューはフード、ドリンクともに豊富。ほかにもおいしいものがたくさんありますよ。

おいしい、そして台湾旅行気分で楽しい、「李さんの台湾名物屋台」。皆さんもいかがですか?

参考
[李さんの台湾名物屋台]
[蓬萊|三省堂大辞林 weblio辞書」]

PROFILE

TOSHI

toshi ライター

取材なら、どこに行っても、誰に会っても感動できるのが特技のライター、作家。「人は思い通りにならないけれど、自分が思いつきもしない、素敵な答えを言ってくれる」と、最近思います。クルーズ旅行を日本に広める活動の一端を担いたい。

著書「美しい人々 人間の美しさを追う」など。作家名は竹井夙(たけいとし)。

取材なら、どこに行っても、誰に会っても感動できるのが特技のライター、作家。「人は思い通りにならないけれど、自分が思いつきもしない、素敵な答えを言ってくれる」と、最近思います。クルーズ旅行を日本に広める活動の一端を担いたい。

著書「美しい人々 人間の美しさを追う」など。作家名は竹井夙(たけいとし)。

SHARE

  • Facebook