動物はわたしたち人間をとびきりの笑顔で癒してくれる、大切な存在。会話をする事はできなくても、心はしっかりと繋がっているんですよね。今回は、突然変異で2つの顔を持って生まれてきた猫、フランクルイス(フランクとルイスという2つの名前を持っている)とその飼い主の感動ストーリーをご紹介しましょう。
獣医学の学校で働いていたMarty Stevensさんは、職場に連れてこられた、2つの顔を持つフランクルイスを目にしたとき、何とかして助けたいと思ったそうです。そして、ほどなくStevensさんは、フランクルイスと暮らす決意をしました。
愛情を持って
すくすくと育っていくフランクとルイス。12歳になったころには、フランクとルイスは最も長く生している、2つの顔をもつ猫としてギネスに認定されました。
2つの顔を持った猫(通称 ヤヌス猫)は、親猫に捨てられる事が多く、また生まれて数日後に死んでしまうケースがほとんどだそうです。しかし、フランクとルイスのこの異例の長生きには、Stevensさんの深い愛情があったからではないかと言われています。
人間も動物も、「愛」なしには生きられないという点は同じなのだと思います。どれだけお金や時間があっても、愛がなくては心は満たされませんよね。Stevensさんの愛情が、フランクとルイスに奇跡をもたらし、「生きるエネルギー」を与えていたのかもしれません。
しかし、別れの日は突然訪れます。
フランクルイスは、ガンを発症し、苦しみを避けるため安楽死という方法で今月初旬に15年の生涯を終えました。
飼い主だったStevensさんは、また同じ境遇に生まれた猫に出会ったら、是非家に連れて帰りお世話をしてあげたいと思っているそうです。
フランクとルイスがもたらした愛情や喜びが、Stevensさんを「これからも同じ病気をかかえる猫(ヤヌス猫)を守っていく」という気持ちにさせ、またStevensさんの深い愛情がフランクとルイスの15年の人生を支えたのでしょうね。
愛情、そして思いやりをもって相手に接していく事の大切さ、しっかりと胸にしまっておきたいですね。
ムービーはこちらからどうぞ。フランクとルイスの嬉しそうな姿がより伝わってきます。
[Two-faced cat turns 12: Meet Frank and Louie]
[Worcester’s 2-faced cat dies at 15]
[All photo by youtube/Frank and Louie, two-faced cat]