マカオの中心に1970年に創業した「Hotel Lisboa(ホテル・リスボア)」は、マカオ屈指のホテル。増築を重ねて今では約1000部屋もある、統合型リゾートです。そこに展示されるアート、朝食、またホテルのスイートの中から3つの部屋をレポートします。
20世紀後半の趣漂うヴィンテージホテル
ホテル・リスボアの魅力の一つはそのヴィンテージ感。開業から来年で50年です。
そのインテリアも世界から収集された歴史的な美術品が並ぶロビーも圧巻。
エジプトのツタンカーメンにまつわる調度品にはビックリ!
ツタンカーメンのマスクがあったのですが、ホテルの方に確認するともちろん本物ということでした。
イースト・ウィング・ルームにチェックイン
イースト・ウィングのスタンダードの部屋に宿泊しました。ベッドやチェアなどのヴィンテージ感が気分を和ませてくれます。
さらに、窓からのこのビューで今度はワクワク感が膨れ上がります。ホテル・リスボアの建物の中でも一番古いリスボア・タワーの建物を斜めに見下ろすこの部屋があるのは14階。遠くにはマカオ・タワーも望めます。
こちらが夜のリスボア・タワー(右)と、左は系列のグランド・リスボア。この派手な電飾で飾られた建物の風景は、いかにもマカオです。
ホテル・リスボアは古くからある統合型リゾート。右奥がリスボア・タワー、中央がカジノ・リスボア、そして左がイースト・ウィングです。
おススメの朝ごはん!中華系からパンまで
朝食はホテル内のレストラン、「不夜天 Noite E Dia Cafe」のビュッフェです。その名前の通り24時間営業なので、おなかがすいたらいつでも和・洋・中をはじめとする様々なジャンルの食事をとることができます。
朝食のおススメNo.1は中華がゆです。カウンターには、お粥にトッピングする様々な食材が並びます。
塩たまごに、豚肉のでんぶ(肉松)や、中華の揚げパン(油条)、ピーナッツにパクチーなど、好みに任せてのせてみました。優しい味。それに消化にもよさそう。気温も湿度も高いマカオの街歩きの前にぴったりです。
中華麺のコーナーでは、細い中華麺、モッチリした中華麺、または米麺から選んで、あとはトッピングを決めます。
魚の団子と海老の団子、それにさっとその場で茹でてくれる青菜をのせてもらって、チリペーストを入れてみました。こっちも優しい味でうれしい。
パンのコーナーも充実しています。お粥や麺料理以外にも、朝はパンとコーヒーで済ませる人が多いマカオ。マフィンやクロワッサンなどもありますが、いかにもマカオっぽいなというものもいろいろ。
桜桃のペイストリーには、桜桃がたっぷり乗って、パイ生地はサクサク。食感のコントラストも楽しいデザート系です。
レーズンをたっぷり織り込んだシナモンロールはコーヒーに合います。ちょっと懐かしいような味わいでした。
あんずパンの生地は一般的なパンの生地。アンズとカスタードクリームの取り合わせが絶妙でした。
館内にあるパン屋さんでも様々なパンを購入することができます。
テーブルブレッドからクロワッサン、甘いデニッシュまでいろいろ。宿泊客以外のお客さんにも人気のようでした。
ほっかほかの中華まんもありましたよ。食べたかったのですがすでにおなか一杯。残念です。
キッズにファミリー、大人向け!3タイプのスイート・ルームご紹介!
ファミリー・スイートは、ベッドの雰囲気がかなりヴィンテージ。天蓋付きでシックです。独立した子供用のベッドルーム(ツインベッド)があるので、落ち着いた時間を過ごせそうです。
キッズ・テーマ・スイートにはスポーツカーをデザインしたベッドが2つ設置されています。マカオ・グランプリをイメージしているそうです。このほかにメインベッドルームがあります。
デラックス・スイートは落ち着いた大人の雰囲気。インテリアも高級感があって、しっとりとした雰囲気です。窓からの絶景も楽しめます。
それでは3つのスイートをまとめた動画で全貌をご覧ください。
今回は、ヴィンテージの魅力がきっちり残っているホテル・リスボアの魅力を、現地からレポートしました!マカオに訪れる際には、ぜひ、足を運んでみてください。
[All photos and videos by Atsushi Ishiguro]