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ハロウィンってホントは何の日?
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ハロウィンというとアメリカのイベントというイメージが強いですが、実は古代ケルト人、つまりイギリス北西部とアイルランド由来の宗教的行事で、その歴史は2000年以上と言われています。所説はありますが、秋の収穫祭(11月1日)の前日に悪霊や魔よけのためのお祭りだったとされています。
イギリスでのハロウィンの楽しみ方
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イギリスでも10月中は町中がハロウィンモード。お店のディスプレイもすっかりハロウィン仕様になります。ハロウィンがテーマのハウスパーティなど大人ももちろん楽しめますが、イギリスでは基本的にはハロウィンは子供のための日です。
子供たちが、魔女やお化けの仮装をして「トリック or トリート!」(お菓子をくれないといたずらするよ!)といいながら、ご近所を回りお菓子をもらいます。子供たちはトリック or トリートでする仮装のことや、友達のだれと近所を回ろうか、などと数週間前から楽しみにしています。
「トリック or トリート!」の訪問に備える
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それでは、10月31日に訪れる小さな魔女やお化けを迎え入れるイギリス流の準備を紹介します。日本でもトリック or トリート!が定着しつつある地域やマンションなどではぜひ参考にしてくださいね!
トリート(スイーツ)を買う
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ハロウィンのころになるとスーパーマーケットには、個別包装されたチョコレートやあめなどが入ったお菓子が積み上げられて店頭に並びます。小さなチョコレートが50個以上入った箱が5ポンド(約600円)程度で購入できます。小さな子供の多い住宅街などに住んでいる場合は、2箱ほど購入し、子供たちの訪問に備えましょう。
玄関先にはパンプキンを!
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イギリスではここ数年の暗黙のルールとして、玄関先にハロウィンの飾りつけがあるおうちはトリック or トリートOKとされています。逆に玄関先が真っ暗で、ハロウィン関連のデコレーションのないおうちのインターホンを押してトリック or トリートをするのはNG。ジャックオーランタンと呼ばれるパンプキンをくりぬいて作るランタンもおすすめです。
小さなハロウィングッズで気分アップ
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自宅で子供たちの訪問を待っている間も、小さなハロウィングッズでより一層ハロウィン気分をアップしましょう!魔女っぽいカチューシャや帽子、パンプキンのイヤリングなどほんの小さなアイテムでも気分がアップしますよ。
笑顔でハッピーハロウィン!
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ドアを開けて子供たちから「トリック or トリート!!!」と言われたら、笑顔で「ハッピーハロウィン!」と返事をしましょう。また、イギリス人は大人も子供も仮装が大好きなので「素敵な魔女ね!」「きゃ、怖い!ほんもののお化けかと思っちゃった!」など仮装に関しても一言、言ってあげると子供たちは喜びます。
ハロウィンは子供のための日。優しい心でいっしょに楽しんで
イギリスのハロウィーンは、あくまで子供のためのお祭り。魔女やお化けの衣装を来ていつもより遅い時間に友達と近所を回ってお菓子をたくさんもらえる日です。イギリスでは11歳以下は子供だけで出歩くことが法律で禁止されているため、トリック or トリートには必ず大人も同伴します。
それでも、興奮した子供たちの笑い声などがいつもより多く聞こえたり、お菓子も一人2つまでね、と言っても手のひらいっぱいにもらっていこうとする子がいたりしますが、一年に一度のハロウィン。優しい心で楽しんでいる子供たちを地域で見守ります。日本でも子供たちのトリック or トリートの訪問が定着しつつある地域やマンションなどもあるかと思います。優しい気持ちでハロウィンをいっしょに楽しみましょう!