幼い頃は、どこか怖い存在だった「クラゲ」。しかし大人になると、クラゲが実は私たちの心を癒してくれる愛すべき生き物であることに気付きます。
独特な形状、予測できない動き、謎だらけの生態・・・。水中を漂うクラゲを眺めるだけで、日々の喧噪を忘れたかのような穏やかな時間を過ごせるから不思議です。
安全なの?クラゲと泳げる湖
パラオ共和国のマカラカル島にある塩湖「ジェリーフィッシュレイク」。マカラカル島は300近くの無人島から構成されている通称「ロックアイランド」の一つで、昔は村がありましたが現在は無人島です。
ジェリーフィッシュレイクに存在するのは「ミズクラゲ」と「タコクラゲ」。
彼らは外敵が全く存在しない暮らしを何千年も続けているうちに、身を守る棘が退化、毒性が弱まったとか。刺胞はもっているものの、ヒトを傷つけるほど強い毒はでないらしく、それが比較的安全な環境でクラゲと泳げる、世界でも類を見ない湖と言われている所以です。
無数に浮遊するクラゲが創り出す幻想的な空間でシュノーケリングやダイビングが楽しむ。クラゲは星のように煌めき、まるで宇宙を漂っているかのような錯覚を生み出します。
しかしながら、人それぞれ体質の違いがあるので、きちんと自分の状態を見極めた上で、クラゲと泳ぐようにしたいですね。
気軽な直行便 or 遊べるグアム経由
成田から最大の都市コロールまでは、通常グアムを経由して10〜12時間。直行便であれば約5時間で行くことができる「意外と」近いパラオ。しかも時差もありません!日本航空ではゴールデンウィークなど年に数回不定期のチャーター便を運行しており、デルタ航空からは定期直行便も出ています。ジェリーフィッシュレイクはコロールの南西に位置し、ボートで約30分の場所にあります。
また、第一次世界大戦後に多くの日本人が移住をした歴史があるため、日本語が通じるレストランや日本人スタッフ常駐のホテルが多数あり利便性にも優れています。
ここパラオ共和国にはアントニオ猪木さんが「イノキアイランド」という離島を所有しているそうです。どんな島なのでしょうか?そちらも興味深いですね。
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