海外に住んでいる日本人。いったい、どんなものを食べているのでしょう？ NYに住んでいるといっても、ランチはソーホーのカフェ、ディナーはトライベッカのフレンチレストランという豪華な食生活ではございませんよ。フツーの生活を送っている和製ニューヨーカーは、懐事情もあり、ほぼ毎日ウチごはんです。
NY在住の日本人のウチごはん。長期滞在旅行の自炊のヒントにもなるかもしれませんね。
2014年8月某日
NYの夏といえば、とうもろこし。旬のものは、安くて、美味しいので、食材の優先順位が一番になりますね。安い時は、5本1ドルほど。とうもろこしを買うポイントは、ラテン系の人が多いスーパーで買うこと。彼等はとうもろこしが大好きですから、質の良いものが、お安く買えます。アボカドも同じです。
とうもろこしは、皮ごとグリルで蒸し焼きにすると、水分と旨味を逃さないので、美味しいですよ。この時は、お醤油＆マヨネーズ＆パルメザンで、「メキシコ やみつき焼きとうもろこし」のアレンジにしました。
[ところ変われば食べ方変わる！世界各国、とうもろこしのレシピ]
2014年9月某日
NYファッション・ウィークでバタバタする中、天ぷらの夕食。
[【現地レポート】NYファッションウィークを飾る、モデルたちの素顔]
2014年10月某日
チャイニーズ系スーパーで手に入る鯖アレンジの3点盛り（バッテラ、しめ鯖、ごま鯖）。日本酒と合わせると最高。日本酒はNYでも人気があり、Landmark Wine & Spiritsで購入しています。
2014年12月某日
てりやき風ミニ・ハンバーグ。ふんわりジューシーな我が家のハンバーグはファンも多く、良くコツを聞かれます。
2014年12月 クリスマス
Trader Joe’s で、タレに漬け込んだ牛ヒレ肉（加熱前）の塊を売っています。それを、オーブンで焼いて、ローストビーフに。
マッシュポテトは、ローストビーフのタレのグレービーを添えて。Trader Joe’sのワインで乾杯。
[味と値段にキビしいニューヨーカーも絶賛！2.99ドルのボトルワイン]
2015年元旦
新年はお雑煮で祝います。昆布とカツオだしの白味噌仕立てが定番。
伊達巻きは、NYではお高いので、出し巻きたまごを。これも毎年定番。
お正月に食べたい、さっぱりと美味しいなます。子供の頃は苦手だったけど、今は大好き。
2015年1月某日
オムライスの記事を書いていたら、やけにオムライスが食べたくなり、リクエストして作ってもらいました。
2015年2月3日 節分
節分の日は、「恵方巻き」。我が家ではカットしてしまいます。これもお手製です。
甘い卵焼き、アボカド、お手製の昆布と椎茸の佃煮、カニかま、フレッシュ・モッツァレラチーズ入り。ポイントはマヨネーズを塗ること。美味しくて、一気に1本以上食べました。
2015年2月某日
棚からぼたもち的ラッキーで、なんと生ウニをタダでゲット！やった！
「ウニの季節野菜オーブン焼き」。白菜、オイスター・マッシュルーム（香りが良く、歯応えがあって美味しい）に、めんみ（北海道限定調味料）とバターをかけ、オーブンで10分、ウニをのせてさらに10分ほど加熱。加熱したウニは、旨味が凝縮し、旬の白菜、きのこととても良く合います。これは、素晴らしいアイデア。
ウニと野菜の旨味が出たソースがあまりにも美味しくて、残すのが惜しい。そこで、大事に取ってあった揖保の糸そうめんを茹でて、ウニパスタならぬ、ウニ素麺に。とても美味しゅうございました。チャイニーズ系スーパーでも買える、めんみとポン酢はウチごはんの必需品です。
2015年2月某日
オヤツ
シーズン毎に、スペシャルが出るDunkin’ Donuts。バレンタインの時のものが一番好き。6個で3.99ドルの時、オヤツ用に買います。
バレンタイン時期のスイーツ記事
「【ニューヨーク】今春はピンクがトレンド！誰かに恋したくなる春色スイーツ」
ごちそうさまでした！和製ニューヨーカーは、こんなものを食べて、過ごしておりますよ。
美味しいウチごはんがあるから、厳しいNY生活も乗り越えていけるというもの。また、機会がありましたらご紹介したいと思います。
[All Photo by Sara Aoyama]
PROFILE
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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