レトロな佇まいが心地よい、京都の人気喫茶店
二条城のほど近くにある「喫茶マドラグ」。半世紀以上営業していた老舗喫茶店の建物を現在のマスターが継承。2011年にオープンしたお店です。
昭和の純喫茶を想わせるレトロモダン。映画のポスターや心地よい音楽が店内をアーティスティックに演出しています。
マドラグといえば玉子サンドが有名ですが、鉄板ナポリタンも名物の一つ。スパゲティの下に半熟の玉子が敷かれているという独特のスタイルです。トロッとした玉子に麺を絡めていただけば、まろやか感が加わり、それはそれは超美味!小洒落た空間も相まって、幸福感がカラダと心に染み渡ります。
緊急事態宣言が解除されたものの、新幹線での大移動はまだまだ躊躇してしまうところ。東京在住の筆者がいま京都に行って、このナポリタンを味わうのはそう簡単ではなさそうです。ですが、食したいという気持ちは抑えられないので、ゆる〜く再現!スキレットを使えば“鉄板感”を気軽に楽しめますよ。
スパゲティは細めが決め手
リサーチによるとマドラグのナポリタンに使用されるのは1.4mmの細めのスパゲティ。具材は玉ねぎ、ピーマン、人参、ハム。ケチャップは自家製ブレンドのようですが、再現が難しいので本家にならって酸味の強いものを選びたいところです。
・玉ねぎ(1/4個)は薄切り、人参(1/4本)、ピーマン(1個)、ハム(3枚)は細切りにカットします。トッピング用のパセリはみじん切りに。
・鍋にお湯をたっぷり沸かし、塩(大さじ1)とスパゲティ(60g)を表示時間通りに茹ではじめます。
・ボウルで玉子2個と牛乳(大さじ1)を混ぜておきます。
フライパンにバター(大さじ2)を熱し、玉ねぎを炒めます。しんなりしたらピーマン、人参、ハムを加えて軽く炒め、ケチャップ(大さじ3)と顆粒コンソメ(小さじ1/2)を入れて混ぜ合わせます。
茹でたスパゲティを投入。具材と馴染ませて、塩・こしょうで味を調えます。
スキレットにオリーブオイル(大さじ1/2)を熱し、玉子と牛乳を混ぜたものを流し込み、半熟の状態で火を止めます。ナポリタンを上にのせ、パセリをトッピングしたら出来上がり。
喫茶店気分で味わいましょう
スキレット一つあれば簡単に作れるマドラグスタイルのナポリタン。バターを多めに加えると、コクと旨味がアップ!カロリーは気にせず使っていただきたいところです。
細めのスパゲティだから、ケチャップとの馴染みも抜群。ぜひコーヒーを淹れて喫茶店気分を味わって!
心おきなく旅を楽しむのはまだまだ難しそうなこのご時世。こんな時は旅した気分になれる料理を作って、お家時間を楽しんでみるのはいかがでしょうか?
[All photos by Nao]