身の回りの環境の変化が多い春は気づかない間に疲れやストレスが溜まり、メンタル面で弱ってしまう人も多い季節。
ですが、どんなに環境が変わっても、いつも笑顔で前向きで、エネルギーに溢れている人がいますよね。「どうやったらあの人みたいにいつも楽しそうに輝いて生きられるのかな?」そう思ったことはありませんか?
今回はそんなメンタルが強い人が絶対にしない9つの習慣をお伝えしたいと思います。
他人や些細な出来事に感情を振り回される
真の意味でメンタルの強い人は、出来事や他人に対して鈍感なわけでも、無神経で図々しいわけでもありません。彼らは他人の心無い言動や小さな不幸な出来事にいちいち感情を振り回されないのです。投げかけられた言葉、身に起こった事実が腹立だしいものなのか、悲しいものなのか、嬉しいものなのか、どうでもいいことなのか、どう受け止めるかは私たちの心が決めること。メンタルの強い人は、この真理をよく理解しています。
いちいち物事を個人的に捉える
他人の何気ない言動をすべて個人的に、それも否定的に捉えていませんか? 電車の席で自分の隣に座っていた人が近くの席に移動したのを見て「私、変な人だと思われたのかな?」と傷ついたり、上司からの素っ気無いメールの返信に「嫌われているのかな?」と悶々と悩んだり。隣の人は本を読むのに光が眩しすぎて席を移っただけかもしれませんし、メールが短いのは忙しい中でも「ちゃんと読んでいますよ」という上司なりの精一杯のメッセージなのかもしれません。何度も繰り返しますが、物事をどう捉えるかは自分の心次第なのです。
責任感が強く、ひとりで抱え込んでしまう
責任感が強く、真面目で心優しい、しっかり者さんほど不安や心配、問題を全部ひとりで抱えてしまいがち。「自分がしっかりしていなきゃ」「弱い一面を見せたくない」「心配かけたくない」と誰にも相談せずにひとりで悩んでいませんか?
「メンタルの強い」と言われる人も、やはり人間。どんなにポジティブに生きようとしても、心が折れそうになることがあります。そんな時、苦しい事を隠さず家族や友人、同僚など、周りの人々に悩みや問題を打ち明け、話を聞いてもらう大切さを彼らは知っています。あなたの心が折れてしまっては「心配かけたくないから」とあなたが大事に気に掛けていた人が一番悲しむことになります。ひとりではできないことも、大人数でなら乗り越えられることはたくさんあるのです。
自分に厳しすぎる
「自分に厳しく、他人に優しく」
これは素晴らしいことですが、つい頑張りすぎて限界まで我慢をしてしまう自分自身に厳しすぎる人がいます。周りに迷惑をかけるからと心配して体が悲鳴を上げるまで働いたり、少しのミスで自分を必要以上に責めすぎたり、完璧に物事をこなせない自分にイライラしたり・・・。特に真面目で責任感の強い人は要注意です。メンタルの強い人は適切な「手の抜きどころ」を心得ています。
慢性的な睡眠不足
仕事が忙しくてつい寝不足、電車の中で気がつけばいつもウトウトしていませんか? 慢性的な睡眠不足は不安感を強くし、うつ病などの引き金となることもあると言われています。どんなに忙しくても、就寝の1時間前はパソコンやテレビの画面を見ない、寝る前はお風呂に入ってゆっくりリラックスすることなどを心がけ、良質な睡眠をとるようにしましょう。
どうしようもないことにエネルギーを費やす
毎朝の満員電車でイライラしたり、やってしまったミスをいつまでもくよくよと悩んだり、どうしようもないことにエネルギーを費やしていませんか? 電車通勤をやめない限りは満員電車に乗り続けることになりますし、どんなに悩んでもミスをしてしまったことを変えることはできません。世の中には些細なことから大きなことまで、どんなにエネルギーを使っても変えることができないことがたくさん存在します。だからこそ「どうしようもない」状況の中でどう楽しく生きられるか、よりよい未来につなげてゆくことにエネルギーを使いたいですね。
過去の栄光にしがみつく、過去にとらわれる
「昔の自分はこんなにすごかった」「こんな惨めな目に遭った」。このように過去の栄光にしがみついたり、過去にとらわれていませんか? 過去の思い出や経験を大切にするのはいい事ですが、過去の栄光や失敗にとらわれていても、人生は輝きません。過去は過去。過去をどんなに恨んで嘆いてもそれを変えることはできませんし、どんなに素晴らしい過去であってもそれだけにしがみついて生きていては「今」が虚しく感じるだけです。メンタルの強い人が集中しているのは常に「今」。そう、この瞬間なのです。
将来ばかりに目を向けて、「今」に集中できていない
仕事、お金、健康、生活。私たちの人生には日々不安の種がつきませんよね。将来に計画性を持つことは大切ですが、必要以上に将来のことを考えて不安になっても仕方がありません。私たちは数年先の事はもちろん、たった一瞬先の未来のことでさえわからないのです。不安はよりよい人生を送るためにも必要な要素ではありますが、不安に心を支配されて「今」を失ってはいけません。メンタルの強い人は不安は自分の心が生み出すものだということをよく知っています。
「こうあるべき」と思い込む
「こんな家庭を築くべき」「こんな仕事に就くべき」「こんな物を持つべき」「こんな人生を送るべき」あなたが様々な物事に対して「こうあるべき」と思っている理由はなんですか? 自分の心からの願いでしょうか? それとも、周りから影響を受けた思い込みでしょうか? 自分に対しても、他人に対しても「こうあるべき」という思い込みを捨てる事ができれば、心はぐっと軽くなります。幸せな人生に必要な物、人、環境、思想は千差万別、人それぞれなのですから。
あてはまる習慣はありましたでしょうか?
今すぐに改める“べき”とは言いませんが、より楽しく輝く人生のためのヒントになれば幸いです。
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